トウアカを求めて

4月26日

2日目、8時30分に朝食で10時出発なんともゆったりとしたスケジュールだ。
10時に港に向かう、船に乗り込むがやっぱり貸し切りらしい。 僕ら意外ガイドさんと船長だけ。

いよいよ、船は動き出す。座間味のダイビングの始まりだ。
海の色はエメラルドグリーンだ、東京の海とは格段にちがう(あたりまえ?)

1本目 ブツブツサンゴ

沖縄初めてのダイビング、どこの地に行っても、最初のエントリーの時はドキドキする。

ガイドさんが手招きをしている、そこの岩の下を除いてみると、最近有名なウコンハネガイがいた。
光を当てると、稲妻が走ったように光り出す。なんとも不思議な貝だ。

今回の沖縄(座間味島)ダイビングの目標は日本で見られる6種類のクマノミをすべて見ること。
いきなり、一本目でカクレクマノミ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミの3種類も見ることができた。
他にはクマノミの卵も確認できた。これは乗っけから調子がいい感じだ。

1本目が終わると一旦宿に戻り、シャワーを浴び着替えて、近くの食堂 (と言っても隣村)まで車で送ってもらい、そこで昼食を取る。
せっかく沖縄に来たのだからと、ゴーヤチャンプルに挑戦する。ん?、やっぱり苦い。
ビールを始めて飲んだ時の事を思い出す。 でも、苦くて食べれないというほどではない。
なれたら、好きになるかもしれない。

2本目 唐馬前瀬(トウマメイシ)

クロオビアトヒキテンジクダイがサンゴの隙間にたくさん群れていた。
ちょっと撮影が難しいところにいるが一応シャッターを切ってみる。
うまく取れていれば、名前のところにリンクが張られることだろう。
その他の魚:デバスズメ

2本目が終わった後、残タンクを使ってトウアカクマノミを見に行こうと言うことになった。
前の晩リクエストしていたのだ。これも貸し切りだからできるのであろう。
そこは安護ノ浦といってダイビングのポイントではないので、トウアカクマノミを見るために行くと言う感じである。
ポイントに着くと、ガイドさんがスキンで海に飛び込み探してくれる。

ガイドさんが水面を指をさしているので、見つかったのだろう。
そこに、僕達はタンクを背負って飛び込むのである。
水深は3m程度で、僕はカメラ撮影の為に、いつもより2キロおもりを追加してもらった。

いました、いました、クマノミの王様(勝手に言ってる)憧れのトウアカクマノミ。
僕は思う存分カメラのシャッターを切った。

しかし、このクマノミはなかなかイソギンチャクに寄ってくれない。
普通のクマノミは危険を感じるとイソギンチャクの中に入ってしまうのに、このクマノミだけ特殊なのか、
座間味の魚が人に対して警戒心がないのか、幼魚はイソギンチャクの周りから離れないのだが。

イソギンチャクの脇の岩に赤いプチプチを発見、卵だ!
親のクマノミは近寄ってはヒレで卵に新鮮な水を送り、離れていく、 やっぱりいイソギンチャクに付いててくれない。

10分ほど潜っていただろうか、上でスキンで泳いでいたガイドさんがそろそろ上がろうと合図をする。
これで本日4種類目、初日からいきなり4種類制覇、快調、快調。

宿に戻るとお客さんが一人来ていた。
早速、カメラを水に付けておく、僕はそのまま一晩付けっぱなしにしておいてしまったが、 ここは、井戸から水を汲み上げて使っているが、その水は石灰が強いので、 あまり長時間つけない方がいいだろう。
案の定、次の日の朝カメラを取り出してみると、石灰と思われる結晶が所々に付着していた。

夕食の時間まで、しばらく時間があるようなので、近所を散歩する。
すこし歩くとすぐそこに海岸がある。そのすぐ近くにキャンプ場があり、コテージのような建物もある。
ここなら、宿代を安く上げられるか?「YADOKARI」に近いのもいい?

ネコと私 海岸にでる、この時期人影一つないがもうすぐG.W.である。 その時になると、たくさんの人がここを訪れるのだろう。
海岸をフラフラ歩いている猫を発見、これはその時のスーパーショット?

そのまま、海岸を抜け、小さな小道に入っていく、どこかの民家に続く道だったらどうしようかと思ったが、 そのまま進む。しばらく行くと「ウーッ」という低い音が響いてくる。

道は砂利道に変わっていく。
さらに奥に進む、この先がどうなっているのかまったく検討がつかない。
しかも、どこからともなく「ウーッ」という低い音が響いてくる。

横を見ると、遠くのほうに僕らが泊っている。ショップ&宿の「YADOKARI」が見える。
位置関係がわかると、ちょっと安心したのか、さらに先に進んでいく。

しだいに、「ウーッ」という低い音が大きくなっていく、ちかい。
さらに先に進むと、ついにその低音の正体が判明した。それはただの だった。
そうとわかると、「ウーッ」が「モーッ」に聞こえてくる。不思議なものである。

低音の正体も判明し、位置関係もわかったら、あとは先に進むのみである。
恐いものはもうない(言い過ぎ?)

さらに進むと、舗装道路に出る。結果的に「YADOKARI」の裏をぐるとお大回りしてきた事になる。
そろそろ、夕食の時間だ、宿に帰ろう。

この日も、夕食の後3階のお店で、今日のダイビングのビデオを見ながら、酒を飲みながらログ付けを行った。
もちろん今日来たお客さんも一緒だ。
しかし、今日はあまり調子が良くないらしくあまり飲んでいなかった。

本日、2本目の後に行ったトウアカクマノミの事を今日の3本目という事でログに書いていたら、
ショップのスタッフの人に「じゃ、3本目も料金を頂かなくちゃなりませんね」と言われてしまった。 (冗談ですよ)

今日撮ったビデオの鑑賞会、撮り方もとても上手い初めは光り使ったりして、地上で撮影する。
これで、ポイントがわかるのだろう(初めての地で当たり前だが僕には見分けが付かなかった・・・)
ウコンハネガイもきれいに写っていた、僕の写真は全滅だったのに・・・。

今日はビデオで盛り上がったせいか、お開きになったのは昨日よりも遅く、11時はとっくに過ぎていた。

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