2月28日

朝目が覚める。時間は7時すぎ、僕はいつもぎりぎりに目をさます。
その後、いつものように、みな一つの部屋に集まって、朝食をすまし ピックアップの時間を待つ
ピックアップは8時20分、昨日よりちょっと早いが、これがふつうで、昨日がちょっと遅目だった。
器材を積んで、カメラを抱えて いつものように港へ、港に付くといつものように、大きな船が停まっている 今日こそは、と思ったが、やっぱりだめだった。いつものようにその船をこえその向こうの パワーボートに乗り込む、またいつものように、器財のセッティングをして、出発する。

1本目(ペリリューウォール)

出発前に、今日はペリリューに行ってみようと思うとガイドさんが言っていた。
ペリリューコーナーとは、外れると何もでないが、当たると何が出てもおかしくないという とんでもないポイントだ。
ポイントに着いて、ガイドさんがポイントの説明をする。今回のポイントはペリリューウォールと 言うポイントらしい。
ポイントガイドには載ってないが、どうもペリリューコーナー前のドロップオフのあたりをさすらしい。
器財のセッティングは終わっているので、準備ができ次第エントリーしていく。

本当にドロップオフ沿いを進んでいく感じだった。 流れはあまりない。本当は流れがあった方が大物が出る確立は高いのだが、 初心者の僕にはありがたいでも、大物も見たい、複雑な心境だ。

壁ぞいに沖の方を見ながら進む、しばらく行くと、下の方にイソマグロの親子?が通り過ぎた ちょっと深めだったので、かすかにしか見えなかったが 先頭に大きな個体がその後に小さな個体が10匹近くいただろうか、後を追うように泳いでいった。
その後は、特に何も出なかった。ハズレの時は仕方ないのだろう。 このポイントはそのままいつものように水深を浅めていき、5mで安全停止後エキジットした。

2本目(ペリリューコーナー)

いよいよ、次は噂のペリリューコーナーである。
いつものようにセッティングして、エントリーして行く。 やはり、ドロップ沿いを進んで行く、おそらく、この進行方向とは逆の方に 本日1本目のペリリューウォールというポイントがあるのだろう。

さらに、ドロップ沿いに進んで行く、今までのポイントと違って、地味のような感じがして イメージだが、暗い感じ。

さらに進んで行く、ガイドさんが立ち止まり?下の方を指差す。良く見ると、 ギンガメアジ が群れているではありませんか、しかし、ちょっと深めなので、これ以上近寄ることは出来なかった。

よくみると、渦のようになっている。もしあの群れがもっと浅いところで群れていたら、 どんなにすばらしいことか、その ギンガメアジ の群れはどんどんと水深を深めて行ってしまった。
もう少し、先まで進んでみたが今回はここまで、徐々に水深を浅めて行きいつものように安全停止 をしてエキジットした。

ペリリュー島1 ペリリュー島2
本日、二本が終わって、島に上陸して昼飯を食べることになった。
上陸場所はちょっと奥まったところだった。 入り江にようなところをどこまでも奥まで進んで行く・・・。
途中、錆びてボロボロになった。堤防が沢山あった。

さらに奥に行くと、そこは少し広くなっていて、その手前の同じく錆々の堤防に船は横付けされた。 正確には先客がいたて、堤防の横に船があり、その船のの横に私達の船はつけられた。

さっそく昼食、メニューはカレーライスだった。隣の船の人は、船の中で食べていたが、 僕らトンデモ冒険隊は好奇心おうせいなので、上陸して食べた。
ペリリュー島3 ペリリュー島4
食事が終わるとガイドさんが、この先に戦車とかあるよと言うので、われらトンデモ探検隊 さっそく、島の探検が始まった。

今回上陸した島は、ペリリュー島といい、戦争の時最前線となった場所らしい。 サンゴ砂でできたのか、みょうに白い道をどこまでも進んで行くと、右に曲がる道があった。
どっちに行こうか迷ったが、あまり奥に行っても、戻ってくるのが大変そうなので、 右に曲がってみることにした。

曲がって、さらに進むと、右側に水辺が見えてきた、どうも船がある反対側に出てきたらしい。 向こうの方に僕達が乗って来た船が見える。
もうすこし先に行ってみと、更に右に曲がる道があらわれた。
どこまで行っても、戦車は見えない、そろそろ時間なので、残念だが引き返すことにした。 結局戦車は見つからなかったが、途中、ボロボロに錆びた船みたいなのがあった。

船に戻る。ウエットスーツを着るのが大変な人が海に飛び込んでウエット着ようとしたが、 足下にサンゴがあったのか、足を怪我してしまったらしい。
ここではどうにもならないので、そのまま、本日三本目のポイントに向かった。

3本目(ブルーコーナー)

ポイントに着いて、さっそく、器財のセッティングを始める。

器材をセッティングする時は必ず、レギュレターを繋げたら、 タンクのバルブを開けて残圧をチェックする。
たまに空気の充填不足のタンクがあったり、レギとバルブ の接合部のOリングが劣化していたり、なかったりするからである。

これらはすべて、バルブを開ければ分かる。充填不足なら残圧計が規定より低い値を示す、 200弱ぐらいあればOKである。
Oリングに異常があれば、バルブを開けた瞬間に接合部から、エアーが抜ける音がする。
レギュレターの取り付け方が甘くてもこれで分かる。

メンバーの一人がいつものようにバルブを開けた、100ちょっとしか 入ってないらしい、さっそくガイドの人に言って、替えてもらう

しかし、ここでちょっと問題発生、

ガイドさんは、ちょっと辺りを見回して、自分の器材にセッティングした タンクを外して、メンバーに渡している。
これが今日最後のダイビング、どうも、そうするとガイドさんのタンクが無くなってしまうらしい。 しかし、ガイドさんは冷静にタンク置き場のタンクを調べ始めた。
見ると、空気充填済みの印に付けられていた、バルブのキャップがすべて外れている 実際には、いざという時のために、2本ほど予備が積んであるという
しかし、見るとすべてキャップが外れている、1本は充填不足だったので もう一本あるはずである、やはり、全てキャップが外れている。
ガイドさんは、それでも冷静に、その予備のタンクを探す。
何かの拍子にキャップが外れてしまったのだろう片っ端から、レギュレターをつなげて、残圧を調べていく。

タンク置き場の近くの人は、タンクを移動するのを手伝う、みなが心配そうに見守る。
なければ、その100ちょっとのタンクでいくから大丈夫だという。でも、どんなにガイドさんがベテランで、 空気の消費量が少なくてすむといっても、みんなの半分ぐらいしかないタンクで、 僕たちをガイドするのは大変である。ガイドとはとても大変な仕事だと思った。

セッティング済みのタンクが6本と、ガイドさんが使うという残圧が100ちょっとのタンクが1本、 残り16本、既に10本以上のタンクにレギュレターがセットされ残圧が調べられている。
メンバーの不安が高まる。ラスト3本、2本とチェックしていく 無情にもすべて使用済みタンクである。船の上に絶望的な空気が流れる。
そして最後の1本、冷静なガイドさんの手が少し震えているような気がした。 レギュレターを取り付け、バルブをひねる。その瞬間、ガイドさんが微笑んだ

なんと最後の1本にその予備のタンクがあったのである。作り話ではない事実である。 メンバーは皆ほっとした表情でセッティングの続きをする。

セッティングをすませさっそくエントリー、いつものように崖にしがみつくために、ポイントに向かう。 前方を見るとバラクーダの群れ、メンバーは興奮して写真を取りまくる。 今回、エントリー前にガイドさんから、このポイントは僕達が最後なので 何をしてもいいと言われていた。

いつもなら、あんなにバラクーダの群れに飛び込んだら、他のダイビングのお客さんに 迷惑をかけ大ブーイングであるが、今回は僕達だけなので、群れに向かってアップの写真を撮ったり 群れの中心に入っていき周りを撮ったり何でもありである。もちろん魚をいじめたりすることはしない。
ぼくも、触れるぐらいまで近付いて写真を撮った。

さんざん、撮影会をした後時間もいい感じなのでそのまま群れの中を抜け、浅めていきエキジット。
今日のダイビングはこれでお終いなので、器財をタンクからバラしメッシュに詰めまとめておく。

港に戻ると、いつものように、ホテルまで送ってもらい、シャワーを浴びる。やっぱり水の出がわるい。 なんとかシャワーをすませ、みんなが一つの部屋に集まるととりあえず、ビールをのみ、晩飯の相談が始まった。
今晩はピザを食べに行くことになった。ホテルから近いと言うので、歩いていくことになった。

ピザ屋1 しばらく歩いていくと、目的のピザ屋が見えてきた。お店に入ると、左側に海水の水槽があったりして 海が近いことを思わせる。

私達は、一番奥に案内された。 さっそく、ビールはもちろんサラダやもちろんピザを注文した。
席が足らないので、隣の席を持ってきて付けてしまう。こんなことをするのはうちらトンデモぐらいだろ。 しばらくして、注文したものが運ばれてきた。


食事をすませ、ホテルに戻ると、部屋に戻り、また一つの部屋に集まりビールで乾杯 ログを書いて、しばらく他愛もない話をして、それぞれの部屋に戻った。 明日も、またすばらしい海でのダイビングが待っている。

2月27日 <2月28日> 3月1日

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