泡の向こうに

5月3日

3日目、7時に朝食を食べ8時30分にピックアップ、いつもの様に港へ、 船にのってお昼は?と聞くと、言ってなかったっけ?と言われてしまう。
自分で準備をしなくてはならなかったようだ。
聞いてないよ。つかさずアシスタントの人が店に走る。ありがとう、すまないね。

1本目 スモール

主に見た生き物:カノコイセエビ

南島入り口 1本目が終わった後、小笠原名物?の南島に上陸して、サメ池のホワイトチップを見学した。
去年は探したが、今回は背ヒレが見える程浅瀬に集まっていて、水の中にはいらなくても見る事が出来た。
結局僕は水に入らなかったが、6匹ほど確認できた。

サメ池を一通り見学すると、僕達の以外の同じ船の人達も、もとの上陸した海岸にもどって行くので 僕達も後に続く、と思ったら皆泳いで船にもどって行くではないか、 たしか40分で戻ってきてねと言っていたが、もうそんなに時間が経ったの?
みなさん、けっこうあっさりしているのネ、僕らも仕方ないので後につづく。


船に戻るとさっそく移動。 ジョンビーチ沖(去年、子供達を助けたところだ)に船を停泊させて昼食をとる。
休み時間スキンダイビング等をして楽しんだ。 しかし、ここは流れがあるので、あまり船から離れない方がいいだろう。

2本目 沖双子岩
エントリーしてしばらくして、沖の方に5〜6匹のイソマグロ現れる。その後、サメが出たらしく 探し出すが、次の瞬間そんなものはすべて吹っ飛ぶような事がおこった。
SUNはすっかりサメ探しをしているらしく、そっぽを向いている。

僕は、その向こうに、すでに見ていたのである。数は13、まだ気付いていないらしい。
僕は頭の中が真っ白になりかけていた。ガイドの人は水中ホーンを鳴らしっぱなしである。
僕はSUNに向かって、あっち!あっち!と指を指していた。 (後から聞いたら、気付いてなかったらしいが・・・)
やっと気付いたのか、ふと横を向いたのか、ついに彼女も気付いたらしい。 しかも、その瞬間叫び声が聞こえたような気がする。泡の量が一気に増えたような気もする。

13頭のイルカが束になって僕の方に向かってくるではなないか。 僕はSUNの向こうにイルカが向かってくるのを見ていた。 イルカたちはSUNのところで二つに別れた。
この時僕のカメラには、残り1枚のフィルムしか余っていなかった。 何かあった時の為に1枚だけとっておいたのである。
しかし、イルカの接近シーンはSUNの増加した泡で上手く撮れそうになかったので、 二つに別れた一方のイルカにカメラを向けてシャッターを切った。
これは、その時の写真である。

ほとんどのイルカはそのまま通り過ぎてしまったが、つかさず師匠がドルフィンスイムをすると、 数頭のイルカが一緒にグルグル回っているではないか、僕は今さっき最後の1枚を撮ってしまったため、 不要になった鉄の固まりを抱えたまま、様子を見ていた。
これを抱えたまま、ドルフィンスイムは難しい。 SUNはこの時、僕を見失っていたらしく、見ていないと思っていたらしい。
僕は一番最初から見てたっちゅうの!!

可哀相なことに、同じ船で立った二人だけサメ探しのせいか、この光景を見ていない人がいたらしい。

茶里亭 港にもどっていつものように歩いて民宿に、お風呂に入って、 今日は昨日より時間が早いので町をぶらつくことにした。
お土産屋等を素見しつつ夕飯の話になる。今日はあっさり炉端焼きの「茶里亭」に決定。

ここは、店の真ん中に店主がいてそこで、いろんな物を焼いてくれる。
ビールを頼み、その他つまみを頼んむ。 ン?、トマトが旨い。もしかしたら、この時拍車が掛かってしまったのかも知れない・・・。

適当なところで切り上げ、帰りに自動販売機でビールを買いつつ民宿に戻る。
僕は相変わらず、すでにネムネム状態。でも今日のダイビングはとても嬉しいことがあったので、 がんばってログ付けを始める。
ログの内容はほとんどがイルカの話でいっぱい、はじめに見たイソマグロなんかは忘れてしまっている始末。
ログ付けが終わると皆も興奮し過ぎて疲れたのか、とっとと寝てしまった。

8月2日 <8月3日> 8月4日

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