ついにケータへ

8月3日

朝7時10分前に目覚ましをかける。 ベルが鳴っても、なかなか起きられず(昨晩飲み過ぎたか・・・) 結局7時を過ぎた頃だろうか、内線のベルが鳴る。 実は朝食を7時ごろにお願いしていたのだ。 その電話でやっと起き上がり、顔を洗って食堂へ向かう。

朝食をすませ、部屋に戻りダイビングの準備を始める。準備と言っても、器材は昨日のまま 玄関先に置いてあるので、水着に着替え、僕はハウジングの換えのレンズとポートを用意する。 ピックアップ予定の8時をちょっとすぎて、下に降りて行くと、だれもいない。あれ?

もう、皆行ってしまったのか?
ウエットだけ干していたので、たたんでメッシュにつめこむ。 しばらくすると、別のグループが階段を降りてきた。 「ピックアップは8時でしたよね?」不安になって聞いてみる、やっぱりあっているらしい。 遅れてくることを予想してゆっくり降りてきたと言う。

そうこうしていると。ピックアップの車がやってきた。
名前を呼ばれ、器材を車に積み込み、僕らもカメラと手荷物を持って乗り込むと、 あれ?もう1つのグループが呼ばれていない。 その人たちも、不思議そうにスタッフに声をかける。
どうも別の便らしい。車は出発して、運転しているスタッフに聞いてみる。 どうも、僕達と彼女達とは船がちがうらしい、そして、僕達はケータ(日帰りケータ) の方に行くらしい。パパスのホームページで最近ケータにいきにくくなっていると 聞いていたので、ラッキー!!

ケータへ 港に着く、昨日のパパスアルファ号の向こうに漁船の様な(というか漁船)が止まっていた。 僕達が最後のようだ。さっそく船に乗り込み器材のセッティングをする。
忘れ物の確認して船は動き出す。ケータまでは2時間ぐらいかかるらしい。 その間何をしていたかというと、ほとんど寝てました(エヘ)


嫁島 1時間40分ほどたっただろうか、遠くの方に島が見えてきた。
あれが目的の嫁島だろか、島に近付くにつれて波が高くなってきた。

僕はあまり船に強い方ではないが、港からここまでは寝ていたせいもあるが、 けっこう平気だった。が、ここにきて雲行きがあやしくなってきた。


1本目ポイント名は「はなれ根」エントリーの準備をして、タイミングを待つ、 船長さんが流れをみて、船を移動する。
タイミングをみて船長さんの合図とともに次々とジャイアントストライドエントリーで エントリーして行く

実はオリエンテーションの時にガイドさんが、すこし潮が流れているので、潜行後、下の根に付けなかった ら、申し訳ありませんが、浮上して、船にピックアップしてもれってくださいと言っていた。 皆、不安と驚きの混ざったような顔をしていた。

全員のエントリーが終わるり、皆が集まるとすぐに潜行して行く。
思ったほど流れはきつくないようだ。先に入ったガイドさんなにやら、人をつれて先の方へ 前のグループが、はぐれそうになっているのを助けてあげたようだ、それがすむと、 僕らのグループの潜行してきてうまく根の方に迎えない人を助けに行く。 ガイドさんとはまったくたいへんな職業だと思う。

そのまま斜面を横に進んで行く、すぐにムレハタタテの群れが目の前を被う。
僕は、ちょっとそれ所ではない、しかし、船の上に比べたら全然ましである。

クマノミを発見(発見するほど、魚がいないわけではないが)
小笠原のクマノミは黒いと言うので観察してみる。よく見なくては分からる、確かに黒い。
伊豆などで見るクマノミとは別の種類のように見える。

安全停止をして水面へ船が近付いてきて、皆脇のロープにつかまっていき、 順番に船に上がって行く、水中では何でもないのだが、水面に上がると すぐに、波の影響でまた雲行きが・・・。

左舷から船に上がり右舷で撒き餌・・・。

イルカ エキジットしてすぐ、船の前方にイルカの群れが、船の上の人たちは、一斉に前の方へ、 しかし、僕はそれ所ではない、早く陸に上がりたかった。
しかし、ここは客商売、僕1人のために、動いているわけではないので、 一応、イルカを呼ぶために船を回す。

僕も気がまぎれればと前の方へ、でも、イルカは確認できたがそれを楽しむ余裕はなかった。 そこに立っているのが精一杯だった。しばらくして、ボートを移動して、ブイに固定する。


昼飯の時間らしい。しかし、雲行きはすでに豪雨に変わっている僕が、食事など とれるわけもなく、ひたすら目をつむり、別の事を考える。 目を閉じると、いくらか楽になる。目からも酔うことが判明。 じっと目を閉じて、様子を見る。

だいぶ調子が戻ってきた頃、お昼の時間は終わり、2本目の準備が始まる。

マグロ穴 本日2本目のポイントは嫁島の「マグロ穴」らしいが、すでに気分は最悪。 そろそろ準備をして下さいと言われても、すでに僕はそれどころではない。
結局、魚に餌付けをして何とか準備をしてエントリー。

そこには、ゴロタと言うには大きすぎる岩がある。まるで僕達が小さくなってしまったようだ。 そこには、群れ系の魚がたくさんいた。
そこをぬけると、いよいよ目的のマグロ穴が見えてくる。こいつも穴と呼ぶにはでかすぎる。

今度は、そこに入って行くのだが、マグロをおどかさないように穴の壁に沿ってゆっくりと水底 を這うように進んで行く。
入ってすぐはマグロは見えずハズレ?と思ったが、よく見ると、更に奥の方にマグロのシルエットが ブルーに見える。ちょっと幻想的な感じだ。

そのまま進むと、いよいよマグロの姿が見えてくる。
水族館でしか見たことのないマグロが、今、目の前を優々と泳いでいる。
穴の中をぐるぐると回って、泳いでいるのである。

しばしマグロの観賞をした後、水底を壁に沿って進んでいき、穴の反対側の壁から出てくる。
穴を出ると、そのままゴロタ?を抜けしばらく、根にそって進む。 しばらく進んだところで、タンクの残圧が少なめになってきたので、ガイドの人に知らせよう としたら、既にひとり繋がれていた。 と言うことは、そろそろあがるのだろうと思い、そのままガイドの後を追う。
やはり、すぐにエキジットの準備に入った。そして、そのままエキジットして すぐさま港に向かう。また2時間ほどかかるだろう。
やっぱり、寝て過ごしてしまった。しかし、今回は疲れていたせいか、なんの日焼け対策もせずに 寝てしまった。やばい。

港に戻り、宿まで送ってもらう。「あっ」お昼のお弁当を、船のクーラーに入れたまま、 忘れてきてしまった。ショック!!
宿に戻り、風呂に入ったりして夕食の時間を待つ、昼食を食べてないのでとてもハラがへった。
夕食をすませ、テレビを見ながら時間を過ごす。

飲み物がなくなり、1人買い出しにでる。
美津ストアーは、今日は休みにらしい、仕方なくそのままトンネルを抜け、港を抜け 昨日と同じ自動販売機でビールを買い込み引き返す、美津ストアーのところにある 自動販売機でもジュース類を買い込んで宿に戻る。

明日はアネロン(よいどめ)を飲もうと心に誓い、アネロンズの仮入部届けを書いた。

8月2日 <8月3日> 8月4日

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