3月3日

朝目が覚める。時間は9時を回っていたと思う。
今日は最終日、ダイビングをせずに1日のんびり過すことになっている。

メンバーの内の二人は、この日はカヌーツアーに参加するため朝早く発って行った。
三部屋の内、二部屋をレイトチェックアウトにしてあるので、荷物を移動しておく。

男性陣二人は朝食を軽く済ませ、荷物をまとめ、いつでも出れるようにしておく
最後の1部屋は12時チェックアウトと聞いていたので、そろそろと余った食料や飲み物 を移動し始めたら、掃除のおばちゃんが何か言っている。英語なので何を言っているか分からないが この部屋を掃除させてくれと言っているようだ

12時にチェックアウトじゃないのか?と聞いてみるが私の英語が通じるわけがない
今荷物を移動するから30分待ってくれといってみたが、これも通じるわけがない
困り果てた掃除のおばちゃんは、僕にちょっと待てと言って電話を掛ける、おそらくフロントだろう。 何やら英語で話しているが、僕にはさっぱり分からない、ゆういつ分かったのが、ダイビングという言葉 おそらく、こやつら今日はダイビングをしないのか?と聞いているのか。
しばらくしてOKが出た、ほんとに分かっているのか分からないまま、運び出しを行なう。

女性陣二人はまだ起きていない
何度か起こしに行ったが、うんともすんとも言わないので諦める うちらがほとんど、荷物の整理を終わったころ、二人は起きてきた。 二人とも、軽く飲み物を飲んだだけで荷物の整理を始めた。

12時を過ぎた辺りだろうか、ようやく荷物の整理も一段落したころに、今日はどうするという話になった。
とりあえず昼飯を食いに行こうということになった。 フロントでどこか手ごろな御店はないかと聞く、 とにかく安い方がいいと言うと、あっさり、じゃあそこと御店を教えてくれた。

店に入ってみると、フィリピン系の御店らしい、メニュを貰って驚いたのは 親子丼らしいものもあったことだ、横文字で書いてあるので、確認したわけではないが 「OYAKODO」という文字が見える、他にもいくつかあったが、今は思い出せない。
僕らはとりあえ、ビールとかを注文した。それから、KARE−KAREというカレーを二つに シャイハイライス、それと、名前は忘れてしまったが、牛肉をあげたものだという料理を注文した。

昼食1 昼食2

まずビールがくる。とりあえず乾杯、しばらくして、料理が次々に運ばれてくる。
そして、僕が注文した、牛肉を揚げた物もテーブルに置かれた。 牛肉にナイフとフォークが垂直に突き刺さって出てきたのには驚いた。

さっそく、肉を骨からはずして行きナイフで刻んで行く、しかし、中に行くにつれて なんか肉が固くなっていく、
小さく刻んで口に含んでみると冷たい、なんと凍っているではないか
仕方がないので、店員を呼んで、凍ってるじゃないかという
「FIX」直します、確かに直すだが、食べ物もFIXか〜
しばらくして、さっきよりもこげた感じで戻ってくる、今度は大丈夫そうだ、しかし、それを 待っている間、人の料理をつまみ食いしてたので、だいぶお腹が一杯になってきていた。
これから、どうする

貧乏旅行者のわれわれは、現金がないのでカードが使えるPPR(パラオ・パシフィック・リゾート) に行こうということになった。
ホテルに戻り、フロントでタクシーを呼んでもらう
途中警備員がいる門みたいなところを通る。後で聞いたらそこがPPRの入り口だそうで なんて広い敷地なんだと思った。

PPRとはいわゆるリゾートホテルで、中にお酒が飲めるところや、お土産屋や 有名なダイビングショップ、スプラッシュも入っている

人工浜 中に入るとほんとリゾートって感じの作り、フロントを抜けると真っ正面にはプールがあって その先には、人工ではあるが白い砂浜が見える、その場所にいるだけで心が開放して行くのが分かる。


こんな所に泊れたらと思うが、われら貧乏旅行者には縁の遠い話である。 どうせ街には遠く、近くに店がないのでビールなどの買い出しに不弁だからと言い分けしてみる。
二軒ほどお土産屋を回って、スプラッシュで小物を少々買い込んで、外へ出る。
白い砂浜が眩しい。せっかくなので記念写真

リゾートで記念写真

一段落着いて、フロントにタクシーを呼んでもらう
来た時のタクシーの番号を掛けてもらったが留守らしい、何をしているんだ、 仕方がないので、近いタクシーを呼んでもらった

PPRフロントから PPRフロントへ

しばらく、中の方で待っていたが、なかなか来ないのでフロントに聞いてみる すると、さっき別の客を乗せて行ってしまったらしい、なんてこった
もう一度呼んでもらう、しばらくしてタクシーが来た、見ると結局来た時と 同じタクシーではないか、その車でV.I.P.ホテルへ

ホテルに着くととりあえず部屋へ、今度は近くのスーパーの2階にも似たようなお土産屋があるというので そちらにも行ってみることになっていた。
でもここは一段落してビールを空けるシュポ!カンパ〜イ

しばらくして、メンバーの二人がカヌーツアーから帰ってくる。
二人は、それぞれシャワーを浴びたりしたいそうなので、入れ替えで僕らは例のスーパーを 覗いてみることに、距離的にも近いので歩いて行く。
そこで、今回トンデモでパラオ計画に参加しようとして、都合で行けなくなったメンバーに お土産を選び、その他にもコショウやらTシャツやらを買い込んだ。

ホテルに帰ると今度は、千代さんとみきチャンが入れ替えでお土産を買いに出かけて行った。

レイトチェックアウトが6時なのでそれまでに部屋を出なくてはならない
荷物を担いで部屋を出ようとすると、皆、長ズボン腰には長袖のシャツが巻いてある
おいおい、わしはまんま南国の格好やがな、慌てて着替える。
バックからシャツやらズボンやらを引っ張り出し、しかも小さくするために 圧縮袋なるもので圧縮してあるので、そいつを空けて タンパンをしまいこむ、再び圧縮、時間はとっくに6時を回っている。
あわててキャスターとカメラバック、それに荷物がしまいきれていない、リュックを何とか 抱え込んで、ここ3階から1階のフロントまで引きずって行った。

下では皆くつろいでいた、僕も慌ててリュックに荷物をちゃんと仕舞い込んで、フロントに荷物を預けた
ピックアップは7時40分、時間までかなりある、千代さん達も帰ってくる気配がないので 近くのコンビニにビールを買いに行く、やっぱり飲んじゃう私たち・・・。

ビールを買ってホテルにもどる。 ここは、ホテルのフロントロビーだが、とりあえず乾杯、しばらくして今回お世話になった、 ダイビングのサービスの小池さんが息子さんをつれて現れた。
息子さんはとても恥ずかしそうにしているが、手を振ると反応する しばらくして、娘さんと奥さんも登場

しばらく他愛もない話をして、今いない二人にもよろしくお伝え下さいといって、去って行った。

小池さんとその家族

まだしばらく時間がある
今度はトランプを始める、するとどこからかオヤジが現れ 「あんたがたダイビングかい?」
そのおじさんの話を聞くと、マンタも平気で出ていたらしい、ん〜、くやしい!!

トランプをしていると、しばらくして、千代さん達が帰ってきた。
ちょっとすると、フロントの人が、うちらの預けていた荷物を出し始めた、 どうもピックアップの人が来たらしい。

荷物は係りの人に預けて、僕たちはバスへ、そのままパラオ空港に向かう
空港に着いて荷物が届くと、そのままチェックインをしようと並ぶ、僕らの番が来て 荷物を台に載せ、メンバーの内の一人がパスポートとチケットを渡す どうも様子がおかしい、僕はまったく英語が分からないので何を言っているのかさっぱり分からない メンバーの一人が、冗談じゃないみたいなことを言う、聞くと、うちらの登録をしておくのを忘れて いたらしい、でも、荷物は預かって行くので、何とか乗れることは乗れるようだ。

チェックインを済ませ、出国税を払うと、搭乗まで時間があるので、土産屋を覗いて、 ビールを買いこみやっぱりカンバイ

ここの土産屋でのこと、メンバーの一人が日本円も使えるというので日本円でと言うと 12$なのでと、表を見て一番近い13ドル?セントのところを指差して2000円ね〜、 どんな計算しとるんじゃ、仕方がないので、私後藤金融からドルの貸し出しすることに
しばらく簡単な精算などをしているうちに、ゲートが開いたらしいのでそちらに移動する

パラオ空港 みな、ビール片手にゲートに並ぶ、チケットを提示して、エックス線をくぐる さすが、パラオの空港員のお兄さん、ビールの缶だけゲートの側から通して渡してくれた 自分はエックス線をくぐる。すんなり通過、ここは全員すんなり通過した、しかも全員ビールの缶を片手に・・・。
搭乗まで、そこの待合室で待っている。

気付けば胸にはサングラス、腕にはリスト方ダイビングコンピューター、 ポケットには小銭を入れてすんなり通ってきたことになる、その後、待合室で搭乗待ちをしていると ゲートの方で、ブザーが引っ切り無しに鳴っている。
なんだ、電源入れ忘れてたんじゃないのしばらくして、搭乗が開始された。
僕の席は中側だったが、そこの席の3列はすべてメンバーだったので、僕を窓側に座らせてくれた
しばらくして、飛行機は走り出しまもなく離陸した。しかし、外は真っ暗で何も見えなかった。

グアム空港に着く、時間は確かAM1時前、グアムからの成田行きは6時過ぎ 5時間以上時間がある、こんな夜中では外に出ても仕方がない、免税店を回って後は仮眠を取ることに・・・。

椅子の形状が悪く仮眠しにくい、わざとか〜
仕方がないので、椅子を向かい合わせにしてその中に入り足は外に投げ出すようにすることに 椅子を動かす、うっ!、めちゃめちゃ重い、こうやって、簡単に動かせない様にだろうか 何とか引きずってきて、そこで眠りについた・・・。

3月4日

出発30分前ぐらいに起こされる、もう搭乗している人もいる さっそく起き上がり、動かした椅子を元に戻す、やっぱり重い
われらトンデモもその列に並ぶ、 他のメンバーがどんどん飛行機に搭乗して行く、そして僕の番がやってきた。
良く分からないので、チケットの束をそのまま渡すと、係りのお姉さんが あれ?チケットが二枚ありますね、あちらで、どちらが正しいか調べてもらって下さい
なんでわしのだけ2枚あんの?
調べてもらうと、一枚は破棄されてしまった、なんか損した気分

そのまま飛行機に乗り込み自分の座席を探す、あれれ?
周りを見回すと、なんかみんなバラバラに座っている、パラオの空港で言ってたのはこの事だったのか!
仕方なく自分の席に座る、飛行機はまもなく離陸、僕はする事もなく眠ってしまった
途中何度か目が覚めたり、軽食が出たりしたが、ほとんど眠っていた。

成田空港

成田空港に到着、飛行機を降りバスで空港内へ、そのまま荷物を受け取りに向かう
荷物が次々に流れてくる、途中、本だけが流れて来たり、キャスターのタイヤらしきもの だけが流れてきたりして、みんなで笑っていた。

荷物がそろい、では行こうということになってSUNちゃんのキャスターのタイヤが一個無いことに気付く。 しかも、良く見ると、そのタイヤを止めるピンが両側とも無くなっていた
どうすれはいいか、通りすがりの係りの人に聞いてみる、 中央のカウンターの方におっしゃって下さい、というのでそちらの方へ

さっそく、保証の交渉が始まった

しばらくして、他のメンバーも一緒に中で待っていたが、出て欲しいと言われたので、 SUNちゃんとちよさんだけ残り、他のメンバーは外で待つことにした。
パスポートのチェックと、簡単な荷物チェックで、すんなり外に出ることができた。

4人はしばらく椅子に座って待っていた、しばらくして、二人は戻ってきた
結局、修理は保険屋経由で、今日帰るまではどうするとなって、タイヤが無いんじゃ、こんな物 担いでなんか帰れないので、送料の負担はしてくれないのかと聞いたが、そうゆう保証はしていない と言う、それじゃ困るとこちらもごねる、結局送料はでなかったが、代わりに、 コロコロ(実際の名前は不明)を貰ってきて、それに縛り付けて帰ることになった。

時間を見る、今から会社に行っても中途半端な時間になってしまう、実は僕は午後から会社に行こう としていたが、時間が中途半端になってしまったので、今日は休むことに。

さぁ〜これからどうするということになって、もちろんトンデモビール飲むでしょ
パラオから、余った日本酒も持ってきたし、空港内で飲むのはさすがにトンデモでもまずいでしょ ということになって、千代さん、見送り場?を偵察、そこなら大丈夫と、マックで食料を仕入れて 移動、荷物を置くと、さっそく千代さん、僕でビールの買い出し・・・。 お疲れ!カンバ〜イ!!
やっぱり飲んでしまう、トンデモでした。

やっぱりトンデモ


今回、あまり大物に恵まれなかった、トンデモ海外遠征、パラオダイビング編であったが、 潮周りが悪いというのもあったが、とても残念である。
来年も、絶対にパラオに行くぞ!と誓ったのであった・・・。

1998/2/26〜3/4

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