2月26日

雲の上

まだ準備が終わっていない、というよりか何か抜けているような気がして落ち着かない。 一気に思い付けばいいものを、ぽつり、ぽつり、と思い出すので、ぜんぜん事が片付かない。

AM3時過ぎ、メンバーのひとりに電話をしてみる、準備の様子はどうかね? 彼女も僕と対して変らないらしい・・・。

仕方が無いので、そのままチェックリストを見ながら最終確認をすることに・・・。
僕が読み上げていき、あれはわしが持ったから要らない、あっ、あれ忘れた こんな時間なのに、まだそんな事を言っている二人、先が思いやられるというよりかいつものことか・・・。

何とかチェックも終わり、寝ることにする、時間は4時を回っている、おいおいこれじゃほとんど 寝れないじゃないか、明日の待ち合わせ場所と時間を確認して電話を切った。

AM5時30分やっぱり起こされる。今日からついに憧れのパラオに向かうのである。 準備はついさっき終わったばかり、何か気になるが、時間が無いので出発するより仕方が無い、 パスポートだけもう一度確認して家を出た。

父に送ってもらって駅に着く、京成線への乗り換え駅まで駅で二つ目、時間にして6分程度 だが、いつも遅れ気味の二人、待ち合わせは8時30分で、1時間ちょっとで着く距離だが、 30分前着く為、さらに、30分余裕をもって、6時30分には電車に乗っておこうと決めていた。
僕が駅に着いたのは6時25分頃、電車が来るのは40分と書いてある。ここで10分のロス、 乗り換えにどれだけ歩くか、初めての場所なので検討もつかない、ロスがどれだけ響くか分からない、 しかし、電車はそれしかないので乗るしかない。

乗り換え駅に着く、JRまでは歩いたことがあるのだが、京成線は始めてである。 しかも、器材バックにカメラケース、それにリュックをしょって、駅の構内を迷いたくはない。 しかし、着いてみると、かなり階段を上らなくてはならなかったが、すんなり京成線に出ることが 出来た、JRに歩くより距離は短い感じである。

その駅のホームで待ち合わせ、彼女は既に到着していた。
次の成田行きの電車が来るまでに少しあるので今のうちに、彼女が担当したキムチその他を 彼女のキャスターには入らないというので、僕のキャスターバックの方に移す。

しばらくして電車が来たので乗り込む、「空港第2ビル駅」に着きさっそく改札を出ると、 いきなりパスポートの提示を要求される。おっ〜、のっけから検査ですか?

そのまま待ち合わせ場所を探す、キーワードは、大きな掲示板と、空港使用料の券売機、 場所を確認して朝食をあさりにうろうろする。しかしあっという間に時間が迫ってしまったので 軽くパンを購入して、そのまま待ち合わせ場所へ

8時30分に待ち合わせで、時間は二、三分過ぎているが誰も現われない。 おかしいと思い、荷物を見ててもらってチェックインのGカウンターの方に行ってみる。
やっぱりこっちにいたのね、券売機の前っていったじゃん、SUNちゃんを呼んできて みんなが合流、しかし、まだミザリーこと三沢さんがまだ来ていない。が、 しばらくして登場、やっぱり券売機の方で待っていたらしい・・・。

さっそくチェックイン、預ける荷物をX線にかけていく、僕の何人か前に入った千代さん捕まる。 どうしたのかというと、今回持参したシングルバーナー?の中に燃料が残っていて、それは 飛行機には積めないから駄目だというのだ、仕方なく中の燃料だけ捨てることに・・・。

そのままチェックインを済ませ、機内預けの荷物を預け、後は時間までのんびり。 やっぱりトンデモ、とりあえずビールを飲むでしょ。

飛行機の搭乗時間、キムチ、SUN、ミザリーは先に行った。 ちよさん、みきちゃん、そしてごとっちこと私は、 今回お世話になる、ダイビングのサービスの人にお土産を買っていた。

そのまま搭乗口へ向かい、飛行機に乗ってみるが、先に行ったはずの三人が見当たらない。 どうも行き過ぎてしまったらしい。
しばらくして三人登場(搭乗?) 僕は今回ジャンボジェットに載るのは始めてである。
八丈島から帰ってくる時に乗った、ちっぽけな飛行機は乗ったことがあるが、こんなに大きなのは初めてである。 しかも何を隠そう海外旅行もこれが初めてである。この先ハプニングが無いわけが無い!

飛行機は無事離陸、慌てて飛行機に乗り込んだのでトイレに行くのを忘れていた。 こんな時に限ってトイレに行きたくなる。しかし、まだ上昇中なので、シートベルトをはずすわけにはいかない。 早くシートベルトランプ消えてよ〜、もっちゃうよ〜

やっと飛行機は水平になりランプが消え、トイレに駆け込む。トイレから戻り窓の外を見る と雲の上を飛んでいるのが分かる、雲って結構ゴミが浮いていて汚いものだなと思った。

さっそく、飲み物が配られる。うちらトンデモはさっそくビールだのジンだのウォッカだの 頼みまくりである。スチュワーデスの人に発音の講習まで受けたりして・・・。

しばらくしてアンケート用紙の様な物が2枚づつ配られた、ほうほうアンケートね、 その用紙の意味も分からずに、とりあえず答えてみる。

そのうち食事が配られる、ん〜まあまあかな。

グアム到着

グアム空港

飛行機はグアム空港に到着、ここで判明、さっきの用紙はここで必要なのね、 あっ!!、飛行機の中に忘れてしまった!!
仕方なく、その場でかくことに、慌ててかいてさっそく出国手続き、
さっそく僕の出番、ん〜係りの人が何言ってるか分からな〜い、 何度聞き直してもパーパスという単語は入っていない様に聞こえる。
見かねた千代さんが助けてくれる、おっ〜ありがとう。僕の英語が壊滅的なことが確定!!

そのまま、みきちゃん、ミザリーは買物に、その他の人はグアムの街をぶらつくことになった。
実は出国せずに、そのまま空港内にとどまってもいいのだが、次のパラオ行きの飛行機まで 4時間以上あいているので、もったいないから出国することにしたのである。

グアム上陸
空港を出る、おっ〜!暑い!!
二月後半の日本からは想像が出来ないぐらい暑い、しかも、なんとなく空気が違うような気がした。
これが僕の初海外になんだ、いまいち実感が湧いてこないがとにかく暑い、 日本から着てきた長袖のシャツは、全てリュックにしまって、歩き出す。
千代さんが日本で事前に調べておいた、気になるお店を探してみる。 空港から出ると、坂道を下って大通りらしき交差点まで来た。千代さんこの辺のはずだという

近くの店の人に聞いてみると、ここから2マイルほど先だといって地図を書いてもらってきた。
仕方なくタクシーを捕まえる、空港からの坂道では、タクシーの方がタクシー要らない? と話し掛けてきたほどなのに、大通りに出たとたんタクシーが捕まらない、 しばらく待ってみたがやっぱり捕まらないので、少し戻って空港からの坂道で捕まえる作戦へ、 するとあっさり捕まった、反対斜線だったが、回ってやるからちょっと待ってろと行ってくれた。 タクシーに乗り目的のお店に向かう。

目印はセブンイレブン、おっ?、セブンイレブンだ!その先に目的の御店があった。
しかし、入り口を見るとクローズの看板が、仕方が無いので隣のベトナム料理屋に入った

グアム店1 グアム店2

やっぱりビールを頼む、そして、注文だがやっぱベトナムだったら 「フォ〜」を食べなきゃ、さっそく、ベトナム旅行経験者のSUNがフォ〜はあるかと聞いてみる
実は、ベトナムの発音は中国と同じで、大変難しいらしいが、さすがにここはアメリカナイズ されていてあっさり通じた。
僕とSUNは「フォ〜ガ〜」、きむちと千代さんは「フォ〜ボ〜」を注文、
ちなみに「フォ〜」はベトナムのおこめのおそばのこと、「ガ〜」は鶏肉で 「ボ〜」は牛肉のこと、ただし、ベトナムでこのカタカナのまま発音しても通じないだろう。

それにしても、メニューを見ると「フォ〜」が8$は高い、現地なら3000ドン、約40円で食えるらしい。 しかし実際に料理が出てきてびっくり、器がメチャメチャでかいこれで8$だったら納得がいくぐらいでかい、
食べ方は本格的で、野菜(もやし白菜以外に変な独特な葉っぱも出てくる) をちぎってどんぶりの中に入れ、「ニョクマム」という魚から作った醤油や、辛み味噌?なんかを入れて食べる。 ベトナム旅行経験者のSUN&千代さんのどんぶりは、なんか赤い、 ちょっと食べさせてもらったら、辛いこと辛いこと、僕も辛いのは嫌いな方ではないが、辛い!!でも、旨い!!

店を出た四人はそのまま空港を目指して歩く、 2マイルといわれてタクシーに乗ったらそうでもなかったというのもあるが、 われわれ貧乏旅行者はそう簡単にタクシーなんぞにのることは許されないのである。 帰りは空港まで1時間以上も歩きようやく到着した。
再びX線検査を受ける。三人は難なく通過、しかし、僕だけがブザーが鳴る
係員が出てきてハンドタイプの検査機で調べられる、結局ポケットから1円玉が出てきた なんで一円玉が出てきたかも不明だが、今まで一度も引っかからなかったのも不思議だ しかし、1円玉なんかに反応するのかね〜

とにかく無事中に、皆で「買物組みの二人はまだ来てないだろうね」、などと言いながら待ち合わせ場所へ、 しかし、二人とも戻っているではないか、しかも遅いよ〜と言われてしまった。

今度はここから、いよいよパラオへの飛行機に乗り込む
この飛行機はなぜかアルコールが有料、さすがにトンデモでも有料となると話しは別である。 千代さんだけは、自腹でビールを飲んでいたが、他の人は我慢我慢・・・。

パラオ空港

ついに、着きましたパラオ!!
税関のおっちゃんが遅くて時間はかかったがすんなり通過、 外に出ると、今回お世話になるダイビングのサービス、 パラダイス・ダイバーズ・パラオのスタッフの人が来ていた。
そこでバッド情報、どうも御自慢のボートのエンジンの調子が悪いらしい
アネロンズ(船酔いしやすいメンバーをアネロンという酔い止めの薬からそう呼んでいる) のきむち、ミザリーがっかり、本数と希望の獲物を聞かれ、マンタを中心に マーリン、バラクーダの群れ、ギンガメアジの群れなど、大物の名前ばかり挙がる。
アクアリストの僕はもっと小さな魚の名前も言いたかったが、確かに大物も見たいのでOK、OK

荷物は係りの人に頼んで、自分達はバスで今回泊るV.I.P.ホテルへ
途中、暗くてはっきりは見えなかったが最近老朽により落ちたという橋を側に見ながら、 新しく出来た橋を渡って行く
しかし橋にかかった瞬間車は今にも止まりそうなほどゆっくり走る、 しかも新しく作ったというのに妙に上ったら下ったり。ちょっと不思議である。

まもなく停車、V.I.P.ホテルではないらしい。このバスで、いろいろなホテルを 回るようだ。2件目が目的のV.I.P.ホテルだった、さっそくチェックイン
今回、6人でツインが3部屋、振り分けは秘密

それぞれの部屋に荷物を置いたら、さっそく男性陣は買い出し、何を買い出しに行く かというともちろんビール!!、それと朝食である。
買い出しから戻ると、やっぱりプシュ!カンパ?イ

やっぱり乾杯

しばらく他愛もない話をして、今日は寝ることになった。明日からのダイビングが楽しみ楽しみ・・・。

部屋に帰るとさっそく器材の準備、僕はメッシュに詰めてあるのでそいつをキャスターから 引っ張り出すだけ、それと、カメラのセッティングをして、今ごろになって流れ対策を 考え出したが、結局上手く行かず諦めて、寝ることにした・・・。

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