小笠原大紀行

4月29日
6時45分起床、朝食は7時からだ。

今日のダイビングは3人だけだからか、8:45集合9:00出発というのんびりしたもの。 一本目は海の様子を見ながら、ひょうたん島に決定した。

ユウゼン小玉 エントリーしてすぐツバメウオがいると掲示板に書いてくれたのだが見つからず、 近くにいたツバメウオの幼魚のことかと思っていた。

その後ユウゼンの群れを確認する。マッチの掲示板にはユウゼン小玉と書いてあった。
群れとしてはあまり大きくないらしい。

そのまま、一気に深い方へ移動し、ヘルフリッチを見に行った。
ここのヘルフリッチはなぜか、警戒心が弱くかなり近づいても、 逃げないらしい。しかも浅い(27m)
確かに3人で取り囲んで少しずつ近づいていっても、全然逃げる様子もなくかなり近くまで 近寄ることが出来た。


その間マッチはいろいろ魚を探してくれたらしい、減圧は出なかった? と聞かれたが、実は自分が出たんじゃないかと思っていたが、後で聞いたが そうではなかったという。

エントリした場所に戻ってくると、先ほど掲示板に書いたツバメウオの意味がわかった。
中層にツバメウオの群れがいるではありませんか。

エキジットして話を聞くと、あの時「ニラミハナダイ」を探していたらしい。残念。

波の静かな所に移動して昼食、ここは特にお弁当は出ないので、自分達で朝買いに行く仕組み。
いつもは船酔いで、ほとんど食べられなかったのに今日は結構平気みたいだ。

買ってきたパンをほぼ完食!僕的にはすごい。おがさわら丸に25時間半揺られたせいか 自分でも驚いた。

次のポイントに移動する途中イルカの群れに遭遇する。 他の船もたくさん集まっていた。
出来ればここで飛び込みたい所だが、ここはやはり、 ドルフィンスイムを専門にしている所が優先だ。 しばらく船の上から観察していた。

しばらくすると、他の船がはけたので、僕達も飛び込んでみる。

この時勢いよく入ってしまうと、水の音にイルカが驚いて逃げてしまうので、 落ち着いてゆっくり入ろう。

入水してすぐに僕らの脇をイルカ達が横切っていきました。 撮影しようかと思ったら、デジカメはスリープ状態、 起動を待つ間に彼らはどんどん水深を深めていきかなり深い所で遊んでいるようだ。 20m以上はあるだろうか、さすがにそこまでは潜っていけないので諦める。

本日の二本目ポイント名は「タコ岩」というところ。
様子見でマッチが先にスキンで飛び込むと一瞬にして戻って来た。
まさに島っ子のウルトラCだ。どうしたのかと思ったら、下はクマザサハナムロの 大群の真っ只中らしい。

急いで、ダイビングの準備を始める。
エントリーしてすぐにどこまでも続くクマザサハナムロの群れに感動する。
ウメイロもモドキやタカサゴの群れもすごい!

その中を途中イソマグロが数匹横切る。
おっ!捕食シーンかと思ったが、優雅に横切っていった。

港に戻ってきて、シャワーを浴びる。まだ4時前だ。

美津ストアー まだ夕食までは時間があるので、水産センターに行ってみる。 カメセンター(海洋センター)と違い港のすぐそばにある。

そこには小笠原のニュースや養殖の研究なんかが行われていて 立ち入り禁止区域以外は無料で自由に見学することが出来る。

見学できるとことはあまり広くはないのだが、時々珍しい幼魚なんかが 観察できたりして、僕的にはとても気に入っている。

今回は、成魚も結構珍しいが、イシガキダイの幼魚が水槽に入っていた。
それに、トビウオの幼魚が入っている水槽もあって、これがちっちゃいのに ちゃんとトビウオの形をしていてとてもかわいい。

帰りに美津ストアーで買い物して、宿の方にもどる。
宿に近づくと、時間はちょうど5時をまわったところ。


ハッピーアワー 昼ご飯を買ったパン屋の隣にお店があって、そこがハッピーアワーといって 5時から7時(だったかな)までビールが400円で飲めるというので入ってみた。

オープンの席もあったので外の席に座る。チョット肌寒いかな?
一応ツマミを一つだけ注文する。途中、今日ダイビングで一緒だった女性が お土産らしき袋を持って通りかかったので声をかける。今日会ったばかりで名前が 曖昧だったが、あっていたようだ(汗)

今日はもうすぐ、宿の晩御飯の時間なので、また今度来ましょうということになった。
結局僕は一杯SUNは二杯のんで、その店を後にした。


ナイトツアー

夕食後、7時30分からナイトツアーに出かけるという。
マッチはどこからか望遠鏡を借りてきていた、土星を見に行こうということらしい。

車で三日月山を登って展望台まで来ると早速準備を始める。

土星観察 マッチが望遠鏡を星の場所に合わせてくれると、そうっと望遠鏡を覗き込む 、すると輪を持った小さな惑星が見えた。 望遠鏡を使ってもかなり小さく、マッチが書いて望遠鏡に貼り付けたのではないかと 言われていたが、本物らしい。

他にもいろいろな星を見せてくれた。なんと物知りな島っ子なんだ。


一度宿に戻って、望遠鏡を置くと今度はさっきとは反対の方角に車を走らせる。
今度はグリーンぺぺを見に行くらしい。海岸線沿いの道をどこまでも進み、途中から 山道に入っていく、道の途中で車を止めてここからは徒歩だ。

ライトを消してしまうと、足元すら見えない。しばらくして目が慣れてくると何とか 周りが見え始めてくる。

グリーンぺぺはこの辺にあるというが、いっこうにみつかる気配がない 少し歩いて、山の奥の方まで行ってみるが結局見つからなかった。

仕方なく、宿に戻る。

4月27−28日4月29日4月30日

もどる