小笠原大紀行
G.W.の予定を決める。今年は小笠原に行こうかと思う。
1月9日に最初の電話した、宿、ショップともまだ余裕があるようだ。
今年は3日休めば10連休になる。
今の段階で3日も休みが取れるか心配だが、予約期限は待ってくれないので
予約してしまおう。
今回のG.W.の船のチケットの発売日は1月の25日、チケットもゲットできたし
宿もダイビングもOK、後は当日を待つばかり・・・。
4月27日、7時に目を覚ます。
浜松町の駅に着いたのは出港の一時間前しかし、ここから大きな荷物を運んで
港まで向かわなくてはならない。
港に着いて手続きをするために窓口に並ぶ、G.W.だけあって人が多い。
既に乗船が始まっていた。僕が窓口に並んでいる間に、SUNはコンビニで
船内での食料等を買いに行った。
今回、酔い止めの薬を買うのを忘れていたので、港で買おうと思ったが、
コンビニの近くにあった薬局はまだ開いていなかった。
乗船の列に並ぶが結局後ろの方になってしまい、
一番下のデッキ(Eデッキ)になってしまった。
ここは光が入らないので照明が点いていて、
そのため昼も夜もわからないし、エンジン音がうるさい。
毎回書いているが、おがさわら丸は乗船のときに整理券が渡され、それによってこれから
25時間半の自分のスペースが決まる。
今回Eデッキではあったが、通路側だったので、不幸中の幸いとしておこう。
通路側だと何かの時の出入りが楽だし四方のうち一方に人がいない、それにある程度
通路に物を置くことが出来る。
おがさわら丸は定刻どおり午前10時に竹芝桟橋を出港した。
東京湾内のうちは良かったのだが、外洋に出ると少し波が高くなってきたようだ。
船が揺れ始めた。小笠原は3回目だが、その中でも1番揺れた方だと思う。
今回船が揺れたせいもあるが、3回目ともなると船内の探検をするほど好奇心もなかったので
ほとんど寝て過ごした。SUNはいつものように寝て過ごしていたが・・・。
10時に消灯になった。
4月28日
6時に起床というか部屋の照明が点けられた。
照明と同時に目を覚ます。
まだ、17時間半もある。やっぱり寝て過ごす。船は相変わらず揺れている。
定刻どおり11時30分、小笠原の父島、二見港に入港
僕は下船の準備もしないで、接岸の様子を見ていた。
船は港に入ってから、あの狭い空間でUターンをするのである。これはかなり見ものだ。
その後、船はものすごい轟音と共に横に動き出す。船が横に動く様は驚きだ。
ある程度近づけると、海側にイカリを下ろし、その後岸側にロープを投げ???にロープをかけると
船のリールで巻き上げて着岸させていた。ん〜すごい。
港にはたくさんの出迎えが来ている。
その中に今回お世話になるシートピアも迎えに来ているようだ。
着岸を確認すると、急いで自分の場所に戻り、下船の準備を始める。
下船をして、迎えの人(通称:マッチ)に声をかける。
SUNの名字が変わっているのを覚えていた。すごい!
後ろで待っててといわれたので待っていると、僕らを置いて宿に向かい始めたのであれれれ、
と僕らも追いかける。
かなり後ろの方で待っていたので見つからなかったらしく、先に行ったのかと思ったらしい。
宿に着いて部屋に案内してもう、部屋には全てクジラの名前が付けられていた。
僕らは二階の真中の部屋、「ザトウ」だった。
ダイビングのサービスも同じくシートピアで、どうしても行きたいなら船を出すけど、
今日のダイビングはなしだと言うので、のんびり長い船旅の疲れを取った。
あまり商売気がないというのか、のんびりしているというのか、僕らはそんなシートピアの
オーナー(通称:頭領)が好きで、今回もここの宿とサービスを選んだのだ。
少し寝込んでしまったのか、気が付くと汽笛の音が聞こえた。おがさわら丸が出港するらしい。
今回僕らが乗ってきたおがさわら丸は日帰りで竹芝桟橋に戻っていく。
SUNはまだ寝ていたので、一人で見送りに出かけた。
港は宿の目の前にあるので、とても便利だ。
5時、竹芝桟橋向けて引き返していった。
晩御飯は6時、食堂に集まると、今回この宿に泊っている人たちが集まっていた。
この時、明日一緒に潜るという一人の女性を紹介された。
他の人たちは、ドルフィンスイムをしたり、他のサービスで潜るらしい。
夕食後、水中写真の話になって、マッチの撮影した写真の上映会を開いてもらえることになった。
一度解散して、8時に再び食堂に集まる。
マッチの写真は全てデジカメで撮影したもので、パソコンに集まって見せてもらった。
どの写真もとても綺麗だった。それにデジカメでここまで撮れるんだと、考え直させるものがあった。
ただ、いままで揃えてきた、一眼レフのハウジングをあっさり捨てて、
デジカメに移行するわけにもいかず結構悩みどころである。
最後マッチの撮影器材を見せてもらった。デジカメに純正ハウジング、
それにクローズアップレンズと、ワイドコンバージョンレンズ、それにストロボといたってシンプルだ
クローズアップレンズは3枚重ねにして、倍率を高めるのだという。
この器材だと、軽いし容積も小さいので、どこへもって行くのも楽そうだ。