やっぱりトンデモ

5月4日

朝、目を覚ます。ムカデの被害はないようだ。

まだ頭が完全に起きていたいが、顔を洗いに水場の方に向かう、メンバーの内の何名かが洗い物をしていた。
歯ブラシをくわえたまま、ちょっと手伝ったりしたが、歯ブラシをくわえたままだと、口の中が歯磨き粉で 辛くなり過ぎて、それどころじゃなかった。
しかたなく?自分の作業をすすめる。

テント撤去 食器などの洗い物がすむと、さっそく、テントなどの撤収を始める。

皆手馴れたもので、あっという間にテントは片付いていく、しかし、私のテント今回初めて 使ったわけで、1人で手際よくたたむ自信が無かったので、皆に声をかけて手伝ってもらう。

あっという間に、そこは元の原っぱになり、残ったのは横倒しにされた6台の自転車だけになった。



畳んだテント等の荷物は道側に積まれていく。
撤収した荷物を片付けていく、私は道の方で、沢山の小物をどうしまいこむか、悪戦苦闘していた。
どう積めたら効率がいいか、持ち帰りやすいか、あっちにつめたりこっちにつめたり・・・。

三日目朝食 気付くと、後ろから私を呼ぶ声が、振り向くと、そこでは朝食が始まっていた。いっ、いつの間に。

さっそく、私も参加?して朝食にありつく、献立は最終日とあって、火や道具を使わずにできる様に サンドイッチ、多少前の晩に下拵えしておいた。

卵やハムをパンに挟んで、半分に切ってはい出来上がり。
実に簡単である、これなら、今回の道具はほとんどいらないと思うが、 それじゃピクニックと変わらない。そのへんは、じつにむずかしい。

荷物まとめ 朝食が終わると、ふたたび、荷物の片付けの続きが待っている。 また、荷物との悪戦苦闘が始まる。

問題は、テントとタープ、銀マット、この大物があり、更に小物けっこう沢山ある。
大物をまとめて縛りつけても、小物を効率よく、隙間にうめて行かないと、全然おさまらない。

荷物を片付けて行くと、あまった食材やお酒、お菓子なんかが出てくる。 あとで、使えそうなものはまとめ、使えそうに無いものはあきらめる。

わざわざ船で運んでも、腐らせてしまったり、壊してしまったりしたら、 かえって意味が無いので、それでもあとで使えそうな物だけ、持ち帰るようにする。
一本のお酒の瓶が出てきた。


自然に捧げる 一昨日の夜、メンバーが差し入れしてくれたが、便の口が割れていたため、 中にもガラスの破片が入っているのではないかと、ほとんどの人が飲まなかった。

しかし、せっかくここまで、船に乗りいっしょにやって来たので、このまま、 自然に帰そうと言うことになった。たっしゃでな〜

どうやって自転車を返しつつ、自動車を借りに行くか、作戦を練る。
作戦決定!佐々木さんが先に自転車を返して、そのまま、港のお店に行き、車を借りてくる。

女性陣は後からゆっくりと自転車を返しつつ港に向かう、残りの男性陣は車を待ち荷物を積んで港へ。

作戦通り、港に向かって行った。
港に向かってしばらくして、ふと、よく考えると、佐々木さんは運転免許を持っていない、 今の時間は、港に船が入ってきて忙しいはず、運転手付きで貸してくれるわけがない、 あわてて、女性陣が後を追う。

その間、私とちよさんは、大物荷物をまとめて、キャリアに縛り付けて待っていた。
前回はかなり凄かったが、今回も、よくこんなに荷物を持ってきたものだなと、思うほど荷物がある。
今回、大物を持っている人が、片寄っていたというのもあるが、分担が片寄ってしまったと思う。

次回からは、もっと分担を考えて、装備が片寄らないようにしたい。

しばらくして、それらしい車が、こちらに向かってきた。
もちろん、佐々木さんが運転しているわけではなく、SUNちゃんが運転していた。

車が着くと、さっそく荷物を車に詰め込んで、港に運ぶ、もちろんゴミも一緒に運ぶ その車はマニュアル、彼女だと運転が怪しいと言うので、僕が代わりにと、運転を変わる。
が、いきなり、エンストしてしまった。はずかし・・・。
でも、運転手は僕のままで、荷物を運ぶことになった。

道は簡単、海岸線沿いをまっすぐである。
残った二人は、自転車で、レンタサイクルに行って、自転車を返して、港まで歩いてくる。

お店の風景 港に着いた私は、荷物をおろしゴミも一緒におろした。
さて、問題はこのゴミをどうするか、家に持ち帰るのが正しいのだろうが、 それを持って船に乗るのはたいへんなので、店の人に相談したら、後で処分してくれる と言ってくれた。なんて人のいいお店、いや、おじさんなんだ。

チケットを乗船名簿に変えた。今度の番号は1番だった。
しかも、今回はすでに立て札が立てられているではないか、さっそくそこに荷物を運ぶ。 結構前の方だ、ラッキー!

後は、船が来るのを待つばかり、しかし、まだだいぶ時間があるのでお店で物色、お土産を買い込む。 相変わらずお客さんには大盤振る舞い、ほんと大丈夫なのだろうか?
でも、たしかに、隣のお店よりはにぎわっている気がする、でもきっと、儲けは同じようなものだろう。

お店で記念写真

記念写真を撮る。本当はその今回車の運転やレンタサイクルでの時もたいへんお世話になった、 名物お兄さんとも写真を撮りたかったのだが、忙しそうだったので遠慮してしまった。 ちょっと残念ではあるが、その店の名物?おやじと記念写真と撮った。 女性陣に囲まれてどこかうれしそうである。

石像1 石像2 石像3

島の中には、至る所に、こういった石像がある。
新島では、けっこう有名なものらしい、せっかくなので写真を撮っておく。 いったい、誰が彫ったのだろう?

港にあった、島の案内の前でふと考える、 そう言えば僕達、島の裏側へは行ったことがない。 去年、皆、島の一面しか知らないと言ったが一面しか知らないのは僕達かもしれない。

そろそろ時間と言うことで、荷物の方に移動する。
しかし、今まで、店の影になっていたので大丈夫だったが、荷物のそばどこにも影になるところが ないので風が凄い、みな小さくなってこらえていた。

しばらくして、船が到着。 並んでいた人が一斉に船着き場の方に歩き出す。おいおい、1番からじゃないのか、 ちゃんと順番は守ろうぜ、いつのまにか、1番も2番もあいまいになってしまった。 みんなでブウブウ言いながら並ぶ。

乗ってきた客が降り終わると、さっそく僕達が乗り込む、順番があいまいになって、 いまいち納得は行かないがなんとか乗り込み、場所も確保できた。

船内でビール 場所が確保できると、さっそくビールの買い出し、ここでもやっぱり飲んでしまう。

ビールを飲み、すこし落ち着くと、みな横になる。 旅の疲れが出たのだろうか、ほんとに眠ってしまったらしい・・・。

海ホタル しかし、熟睡できないのか、時々目を覚ます。
寝てる時はいいのだが、起きていると、暇になるので、外に出て海を眺めたりし、 カメラを持ち出して、船を撮ってみたり、海を撮ってみたり・・・。

途中、何回かアナウンスが入り、船から見える名所みたいなものの案内があった。
ベイブリッジや何とか工場、いろいろな名所がアナウンスされるなか、 最近完成した、ウミホタルが見えるとアナウンスが入る。

さっそく、カメラを持って外に出てみる。
その頃には、みな目を覚ましていて、そのアナウンスをきき、せっかくなのでみな、 見に行こうということになった。

甲板に出てみる。どれが目的のものか分からない。
ふと、前方を見ると、なにやら目立つ白と青のストライプの建造物を発見、思わず写真をとったが よく考えてみると、テレビで見たイメージとは違う、あそこに車が止まるスペースはなさそうだ。

さらに、遠くの方に目をこらしてみてみると、橋のような物がかすかに見え その手前に、建物のような物が見える。
どうも、それが目的の物らしい。さっそく写真を撮る。標準レンズの80ミリ側で撮るが、 それでも小さい。更写真を取り込む時に更に拡大して取り込んだが、それでもこんなに小さい しかもここまで拡大してしまうと、絵がかすんでしまう。

船内に戻るとまた横になる。 横になると皆、旅の疲れかあっさり寝てしまったらしい。

船はまもなく竹芝埠頭に到着する。 そろそろ身の回りの整理を始め、港に降りると、さっそくトンデモらしい行動がはじまった。

港でクッキング 港の敷地の角に小さな公園がある。そこで、何が始まったかと言うと、今回新島で使った食材の あまりを利用して、料理をしようと言うのだ。

お米が少々と他の食材が少々、それでピラフ?を作ることになった。

ここで、今回不参加だった。ファンキーに電話してみる。 仕事中だったのか。これからこっちに向かうとのこと。

シングルバーナーで火を起し、食材を広げてコッフェルを利用して料理して行く。 他人が見たら、この光景をどう思うだろう・・・。



料理が出来る間、公園の施設で、子供の様に無邪気に遊んでいた。

しばらくして、ピラフ?が出来上がった。コッフェルにいっぱいの料理と350のビールが1本を 6人で囲んで、回して食べたり、飲んだり・・・。

その後、メンバーが持ってきていた、インスタントラーメンも作ったりもした。

全員で床で

ファンキーちょっと遅れて登場、車が混んでたらしい。
そのまま、駅の方に歩いて行き、途中の屋台で軽く一杯やって、みな家路についた。

この屋台で、残っていた公共資金も使い果たす。 しかも追加徴集なし、つまりピッタリ使ったということである。
なんて、すばらしいことだと思った。

今回の新島キャンプ雪辱戦はこれで、無事?終了したわけだが、 今回も前回の新島キャンプから不参加のメンバーがいる。
しかし、今回、暴風雨に飛ばされることはなかった。 やはり、前回参加して、今回参加しなかったメンバーが関係しているのか?

その、真相は不明だが、これで本当に雪辱戦になったのだろうか?
すでに、雪辱戦熱もさめつつあるので、次回新島偏があるかは不明である。

後日、テントを干すために組み立ててみたらポールが曲がっていた、 確かに凄い風だったが、これほどとは・・・。
「テントクラッシャー新島」これだけが、永遠に語りつがれることだろう。

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