ラパス大物ツアー
脱会の日
10月12日
7時起床、7時30分ピックアップ
ホテルの前にスタッフが現れた。
サービスがチャーターしたタクシーで港に向かう。
港に着くと、既に船の上はお客さんでいっぱいになっていた。
タンクのセッティングをして、船の上で朝食を食べる。そうこうしている間に船は出港して
本日のポイント「ラ・レイーナ」に向かう。2時間30分ほどの船旅だ。
僕らはその間、船の上の広いところに横になって、海を眺めたり読書をしたりして時間を過ごす。
港を出てしばらくして、船のスタッフが遠くのほうを指差した。
よく見るとたくさんの黒い小さなものが海面を出たり入ったりしている。
船は少しずつその方向へ近づいていく
それはイルカの群れだった。スジイルカの群れ100匹はいるだろうか、
一瞬見失ったと思うとスタッフの声で船の波に乗っていることが分かる。
船の後ろに移動する、船の波に乗ったイルカ達がたくさん確認できた。
船はイルカを誘うように、円を描きながら進んでいく。
イルカ達もそれを追いかけるように進んで来たが、
しばらくするとみなどこかへ消えてしまった。
船は再び進路を整えて、ポイントに向う。
振り向けばやつがいる
今日の1本目は「ラ・レイーナ」前回も書いたが女神という意味。
実際は小さな根に鉄筋で出来た灯台のような物があるだけの所だ。
ここはマンタのポイント、スタッフの話だと今年は7枚のマンタが根付いているそうだ。
さっそく準備をしてエントリーする。チームを3つに分けて、
僕達は一番最初にエントリーするグループになった。
エントリーすると、根に沿って進んで行く。
少し行くと早速ガイドの伊藤さんの水中ベルが鳴り響く。
透明度はあまりよくないが、向こうの方からマンタが優雅に近づいてきた。
そのうち、ガイドのベルが次々に鳴らされ、振り向いても振り向いてもマンタ・マンタ・マンタ・・・。
2匹のマンタがぶつかりそうになった時は、水中でも分かるほど歓声が上がっていた。
そして一本目終了、休憩時間、船の上ではスイカやスナックのおやつが出る。
2本目も同じく「ラ・レイーナ」
今度は根の裏側へ行ってみることになった。今度はマンタよりもアシカの数が多くなる。
もちろんマンタも時々回ってくる。ここはアシカで有名なロスイスロテスから
逸れたり追われたりしたアシカが生活している場所である。
マンタが横切る中をどんどん進み、根の裏のほうに泳いでいくと、アシカがポロポロと観察できた。
僕らのことはまったく気にしていないというよりも、僕らにアピールでもするように、
水中に潜ってきては、石を口で拾っては放り投げたり、底でじゃれたしぐさを見せたりしている。
それも僕らの目の前で行なわれるのである。
しばらく観察した後、もと来たところを引き返していく、僕はこのまま帰るのだと思い、
適当に残りのフィルムを消費していった。後から聞いたら皆もそうだったらしい。
帰る途中も時々マンタがあちこちで横切っていく。
根を抜けて船のある方へ抜けていくと、既に根の向こう側にいるガイドがベルをならし
なにやらユビを指している。急いで僕も根を抜けると、大きな群れがそこにあった。
それは、カマスの群れだった。パラオなんかで見る大カマスとは違い小ぶりだが群れはでかい。
しかも、その向こうからマンタが大きなコバンザメを二匹引き連れて現れた。なんともいえない図だ。
しかし僕のカメラのフィルムはすでに無くなっていて、ただの鉄の塊と化している。
一応デジカメで撮影しておく。濁っている上に画角が狭いのでうまく入りきらない。
しばらく観察した後、エキジットした。
その後も、今回某雑誌の取材で来たカメラマンは、最後まで粘って撮影していたかと思うと、
上がってタンクを交換してまた潜っていった。その後も、フィルムを交換してまた潜っていった。
僕ははじめ見たときにカマスの幼魚の群れだと思ったが、
小さなカマスはメキシカンカマス(未確認)といって普通のカマスよりも小さい種類らしい。
今日は2本で終了、船は港へと引き返す。
港に着くと、車でホテルまで送ってもらう。
僕らのホテルに近づくと、ホテルの前が大変にぎやかなことになっている。
何かのお祭りをやっているようだ、スタッフの人はビールのお祭りだと言っていたが、
本当だろうか?見るとビールの瓶の形をしたバールーンが道の両脇に立っていた。
何とか中に車を入れて、ホテルの前まで送ってもらった。
部屋に入るとすぐにシャワーを浴びてしまった。
そこへSUNが現れて、今プールに入っているんだけど、とのこと。今シャワーを浴びてしまった
所だが面白そうなので行ってみる。
プールはホテルの奥の方にある。SUN、みきちゃんの部屋の近くだ。
リゾートっぽく外人さんがチェアーで寝そべっている「超」という字が印刷されたTシャツが気になるが・・・。
水はそれほど冷たくない、やっぱり日本人優雅に泳ぐということは出来ず、ついついはしゃいでしまう。
しばらく遊んで、日が陰ってきて涼しくなってきたので、上がることにした。
みんながシャワーを浴びるのを待っていたが、外が気になったので、先にきむちと出てみることにする。
ラリー車が一台ずつ台の上に乗ると、キャンペーンガールが車の両脇に出てきて、撮影タイムになる。
それが、永遠に続くのである。
会場の入り口にビールを売っている所を発見したので、ビールを購入一本1ドルだった。
そこへ大ちゃんとサカイが現れた。ビールのバルーンのところで待ち合わせにしたそうだ。
そちらへ向かうと、みきちゃんとSUNちゃんも現れた。
変なキャラクターがいたので、写真を撮る
今日は先入りしていた大ちゃんが食べたことがあるという屋台へ
今度はホテルを出て海岸通り沿いを左の方へ歩いていく。
今回はちょっと遠めで、港への交差点の方まで歩いていかなくてはならない。
そのうち、遠くの方に煙たそうなお店が見えてた。そこがそうだという。
一番道路側の席に座る。店員さんがくる。とりあえずセルベサ(ビール)と思ったら
ここはビールがないというではないか、仕方なくみんなでコーラを注文。
この店員さん英語が通じない様子、メニューを貰って指差して
「ウノ、ウノ、ウノ」ってな感じで注文
このお店の近くにはダルメシアンがうろうろしているのだが、
この犬がどうしようもない負け犬で、ちょと人と目があうと遠くの方に逃げていくくせに
後ろを向いていると、のそのそ近づいてくるのだ。
餌でもあげようかと振り向くとあっとい間に遠くに行ってしまう。
仕方がないので、肉のかけらを放り投げてやったら、さらに遠くに逃げていった。
その後、しばらく食事に夢中になっていると、のそのそと近づいてきて、その肉片をくわえて
またどこかに逃げていった。前にお客の料理を食べて相当ボコボコにされたのかもしれない。
ほとんど犬の話になってしまったが、ここのタコスは何を頼んでも肉ベースと言う感じで
安いからといって片っ端から頼んだせいもしれないが、味付けと形が変わっただけで、
材料は一緒という感じだ。
でもけっしてまずいわけではなく、どの料理も工夫されていて美味しかった。
さすがにこういうお店は安い。6人で食べて、ビールをぜんぜん飲んでないというのはあるが
一人3ドル程度だった。
帰り道でビールを買おうとお店に入って、6本パックの缶ビールを
レジに持っていっていくらか聞いてみた。するとここはペソしか使えないという。
ドルしかないんだけどというと、ダメダメという感じ。
そこへ、たまたまそこにいた客(?)がもう6本持ってきて、
これで10ドルでいいよという。12本で10ドルか、安くないけどまあまあかな?
ということで手を打つ、脇で店員とスペイン語でこそこそやっていたので、なにやら交渉
していたのだろう。
ちょっとやられた気がするが、ビール一本1ドルよりも安かったので諦める。
ホテルに着いて、まだビールしか買ってないので、ツマミを買いに行くことにする。
ロビーに伊藤さんが現れた、この大会がいつまで行なわれるのか聞こうと思ったが、忙しいそうなので、
門番の人にこの聞いてみたがスペイン語が通じずわからずじまい。
そのうち、ちょっと落ち着いたようなので伊藤さんに聞いてみる。
この大会は有名なバギーの前夜祭で一台ずつ出場車を紹介しているのだという。
全部紹介し終われば、終わるだろうとけっこうあいまいなお返事。
ついでに先ほどのビールについて聞いてみたが、それでも20%ぐらい高かったという。
最後にコンビニの場所を聞いて、彼は友達が来ていたので顔をだしたらしい。
その友達らしき人たちと、晩御飯の話をしながら出て行った。
途中、道を一本間違えてしまったが、何とかお店を発見することが出来た。
明日、船に持ち込むためのビールと少しのお菓子を買って、コンビニを後にする。
会計の時にパソコンのような大きな画面のレジとカチカチとやっていたのだが、
イクラです。とピッタシな数字を言われたので、その画面を見てこの値段でしょと
指をさして、店員のお兄さんに言ったら、ちょっと照れ笑いしながらちゃんとお釣をくれた。
ホテルに戻るといつものように僕らの部屋に集合する。
ビールを飲みながら、今日はトランプで「ババ抜き」をして遊ぶ。
なぜ、ここまで来てババ抜き分からないが、遊んだのだ。
しかも、ただ遊ぶだけではつまらないので、罰ゲームを決めて遊ぶ
朝食や昼食の準備に始まって、夕食の注文あたりまでは良かったが
朝早くおきてラジオ体操を踊るとかそれを撮影するとか、
町で日本人を見つけたら合言葉を叫ぶなど、どんどん訳のわからない方向に・・・。
6人で6回やって全部3人で2こずつ罰ゲームをすることになった。
強い人は強いということか?
誰が何をしたかは伏せておくことにします(後で少し書いちゃうかも)。