ラパス大物ツアー
序章
西表から帰ってきたばかりだというのに、また旅行の手配を始めている。
今度はラパスだ。旅行会社によってホテルやダイビングサービスがだいたい決まってしまうので
(もちろん頼めばいくらでも取れると思うが、パックを基本に考えた方がプランが立てやすい)
最後まで悩んだのが、前回も使った船は大きいけどスピードが遅いサービスか、
船は小さいけど早いサービスかだ。船の大きいサービスには日本人のガイドもいる。
最終的に決定したのは、遅くても船の大きなサービスということになった。
そのサービスで一番安かったのは前回も利用したWe(ワールドエキスプローラー)だった。
前回は一番安いホテルを利用したが、今回は観光的にはオフシーズンで
さらに安くなっているので、前回よりも一つ上のホテルを指定、
それでも前回よりわずかに安くなっている。
旅行代金: 145000円
空港使用料: 2000円
航空保険及び保安料: 2000円
アメリカ空港税: 14000円
海外旅行障害保険(任意):7000円
合計: 170000円
旅発ち
10月11日
昼過ぎ1時ごろ車で出発、サカイ、きむちと拾って高速へ、
成田のインターで一度降りて、成田空港方面へ向かうと
長期駐車専用の駐車場がたくさん見えてくる。その中で今回予約したのが
USAパーキングというところ成田最大らしい。
インターネットから申込むとインターネット割引がありお得である。
申込みを済ませ、そこから送迎バスで成田空港へ
成田空港第1ターミナル団体カウンターのFを待ち合わせ場所にしていた。
エレベーターなどがある中央から北側へ一番奥だ。
そこでみきちゃんと合流。彼女はかなり早く着いたらしい。
さっそく団体受付、今回利用したWeは特にクーポン券というのはなく、当日
代表者のパスポートでチケットの引き換えを行なう。
そのまますこしとなりのシンガポール航空のカウンターから荷物を預け、マイレージの登録も行なうと、
さっそく腹ごしらえへ、というよりか出発前のカンパイへ・・・。
全員でビールでカンパイ、それと食事を取ることに。
その後、本屋などで本を買う。ラパスはどのポイントも遠く、
時間がかかるのでなにか時間をつぶす小道具があると便利である。
そしてそのままゲートへ。
飛行機は18:45発ロサンゼルス行き
シンガポール航空SQ11便で、ゲートは??番だ。
搭乗が始まっているので、そのまま搭乗する。
飛行機は約10時間半後ロサンゼルスに到着する。
アメリカへの入国手続きを行い、機内預けの荷物を受け取る。
時刻は同日の11時??分僕らがまだ家を出る前だ。
何度通っても日付変更線というのは変な感じだ。
その後は、空港の人に勧められても「ALL CONNECTING FLIGHT」には入らないようにして、一度出て3階の出発カウンターへ、
ここで乗り継ぎ客用荷物預けの手続きをするとロストバゲッジの原因になるので、
少し大変だが一度出ることをおすすめする。
アエロ・カリフォルニアのカウンターはエレベーターを上がって一番奥だ、
そこで手続き(チェックイン)を済ませ、機内預けの荷物を預ける。一度重さを図った荷物はカートに
載せられて赤外線検査をする所まで運ばれる。チケットから名前を控えられたが、
飽きたのか途中で止めてしまった(意味不明)、再びアエロ・カルフォルニアのカウンターに戻ってきて
OKと言うことになった。
これからトランジットまではけっこう時間がある。
エスカレーターを使って上へ上がり、休憩をすることに。
ここで日本のキリンビールを買ってみる3ドル25セントだったかな?ちょっと高め。
相変わらず寄附を求める人があちこちにいる。前回シールを配っていたお兄ちゃんはいなくて、
今回はバッチを配るおっちゃんがいた。
不意にテーブルの上に置いて行くが、それには触らずに無視しているとそのうち回収にくる。
それを貰ってしまうと、寄附を求められる仕組みらしい。
時間が迫ったのでゲートに向かう。ゲートに着いてしばらくすると、急かされるように搭乗させられた。
アエロ・カリフォルニアは1時間ちょっとで「エルモシージャ」に、
ここでメキシコへの入国審査を行なう。
僕らは二つの列に分かれてしまった、どこでもそうだが、
係りの人によってハンコを押してくれなかったりしてする。
今回も片方は押してくれたが片方は押してくれなかった。
普段はあまり気にしないのだが、ここでサカイは押してくれない列で、
どうしても押して欲しいと、係りの人にお願いして
押してもらっていたので、僕も便乗して押してもらった。
そして出会い
そのまま飛行機にもどってラパス空港へ。ココからは2時間ちょっとのフライト
20:15ラパス空港に到着、あたりはすっかり暗くなっている。
すでに入国審査は済んでいるので、機内預けの荷物を受け取るだけだ。
しかし、なかなか出てこない。
しばらく待ってようやく、ポロポロと僕らの荷物が出てきた。
そこへ巨大なキャリアを持ったおっちゃんが現れて、これはおまえの荷物か?と聞くので、
そうだけどと言うと、と何も言わずにがんがん僕らの荷物を自分のキャリアに積み上げていった。
なんとダイビングバック5つ。
あっしまった。と思った時は既におそし。空港のスタッフであるわけもなく。ただのたかり(?)だ。
仕方なく、そのままにしておく。いまさらどうこう説明する話術もない。
ここで噂の押しボタン式の検査機を通る。これはボタンを押して赤が点くと、荷物の中身を調べられ
青ならフリーパスというもの、いきなり僕の番が来た。前回押せなかったのでちょっとドキドキしながら
押す。結果はブー、安物のブザーの音が狭い空港施設内に響き渡る。
その後、5人全員ボタンを押したが、結果は2勝3敗ちょっと悔しい。
しかし、荷物検査自体は簡単なもので、中を開け、ダイビング器材とちょっとした着替えしか入ってないと
分かると、あっさり終了した。
外に出る。もちろん荷物運びのおじさんも一緒だ。バハクエストの看板を持った。おじさん(おにいさん?)
が立っていて、いきなり「メ ジャモ ゴト」と言ってみたが通じなかった。その人が持っていた表を見ると
GOTO KIMURAになっていた。なんじゃこりゃ?、いきなり日本人がスペイン語を話したので通じなかったのか
この意味不明なメモのせいで通じなかったのか、その後「ゴトーキムラ?」と聞かれたので「ハイ」と答えるしかなかった。
そのお兄さんに連れられて、車に向かう。荷物運びのおじさんはそのまま、荷物を屋根まで積み上げてくれた。
その後案の定「ノーチップ?ノーチップ?」というので全員で3ドル渡してお引取り願った。
他のお客さんは、自分で持ち上げていたので、
僕ら5人は男性2人、2人で5つの荷物を持ち上げることを考えるとまあOKとすることにする。
車はバハクエストのクラブハウスやいくつかのホテルを回った後、僕たちが泊るホテル「カバーニャ」
に到着した。
入り口には髭面の青年がお迎えしてくれた。今回先入りしていた大ちゃんだ。
ここホテルカバーニャはホテルLosArcosの別館になっている。
部屋はとてもきれいで、ホテルシャワーも御覧のとおりだ。
荷物を置いて早速夕食へでかける。最初の晩は定番(?)の「カルロス&チャーリー」へ
カバーニャからは海岸通りに出て右の方へしばらく歩いていくと、にぎやかな所へ出てきて
緑と白の看板があるのですぐわかるだろう。
日本から考えれば、安いがこの辺のお店的にはあまりやすい方ではないと思う。
ただ海岸通り沿いにあって、お店も大きいので安心して食事が出来るというところはありますが。
まずは「セイス(6) セルベサ ポルファボール」と言ってみたがビールの種類が分からないので
「ラ カルタ ポルファボール」と言ってメニューを貰った。しかし、メニューに飲み物が載ってなかったので
諦めて適当に注文する。
それから、気になる料理を注文する。
さっそく、先乗りしていて何本かダイビングもしている大ちゃんに海の状況を聞く
イルカの群れ、コビレゴンドウ、ナガスクジラ・・・。
明日からのダイビングをちょっと期待してしまいそうなこの発言。本当に大丈夫だろうか?
ただ、今年はプランクトンが少ないのでジンベイはあまり期待できないらしい
適当に食事をしてお開きにする。
英語の「エクスキューズ ミー」にあたる。「すいませーん」は「ぺルドン」でウエイターを呼んで
会計は「ラ クエンタ ポルファボール」。料金に10%程度上乗せして払う。お釣は基本的に帰ってこない
と思った方がいい。もし返ってきてもそれをチップとして渡してしまうぐらい余裕がないと駄目ですね。
6人でビールはもちろんタコスやなんかを頼ん一人17ドルほどだったかな?
ホテルに戻って一番部屋が広かった、ホテルを入って一番手前の僕ときむちの部屋に集合して一杯やることになった。
大ちゃんがウエルカムドリンク(セルベサ)を用意していてくれていた。
その日は1時ごろ、みな明日のダイビングに期待しながら自分の部屋へ帰って行った。