待ち合わせ場所は9時に池袋東口のバス停留所前、私の会社は大塚にあるので、
駅的には駅一つだが、ダイビング機材一式と着替えの詰まった大型の機材用バックに、
カメラ&ハウジング用のバック、あと細かいものを入れたリュックを背負って、
会社から駅まで行くのにも一苦労である。
しかも、池袋につてからも東口まで、この荷物を担いだり引っ張ったりして、
運ばなくてはならない。
やっとのことで待ち合わせ場所に到着、約束の1分前だった、しかもすでにメンバーの一人、
SUNちゃんはとっくに到着して待っていた。
5,6分待っててっちゃん登場、これで今回串本ダイビング大作戦のメンバーが全員そろったことになる。
着くなりてっちゃんは、バックからビールを取り出し僕達に配る。
停留場の前でさっそく乾杯、クズ道まっしぐらである。
つまみと、バスの中のおやつが無いと、私が近くにコンビニが無いか探しに行き、お菓子だの飲み物だのを 買い込む、残念ながらそこにはビールは売っていなかった。 買い物を済ませて帰ると、今度はビール班がビールを求めて捜索開始、てっちゃんが聞き込み成功、 ビールを買い込んで帰ってきた。
9時30分出発のはずが、そのころバス到着、今回はこの夜行バスで、串本の近くの那智勝浦と言うところまで
一気に行く、所要時間は約11時間結構な長旅である。
荷物を荷台に詰め込んでもらう、リュックとカメラバックは手荷物として、器材のバックだけ預ける。
夜行バスの荷台はとても狭く、うちら3人の器材を詰め込んだら片側の荷台はほとんどいっぱいである。
もっと大勢で行く場合は、別の方法を考えなくてはいけないと思った。
さっそくバスに乗り込む、席は全て指定で、一番前2席とその後ろの席だった。
席には、毛布が置いてあり、席の前には、ゴミ袋兼エチケット袋や、土足用素足用別々のフットレストがあったり、
もちろんカップホルダーや、アミポケット、格納式のテーブル、足を乗せる奴(わすれた)や、スリッパまで
完備していた。イヤホンが指定の所に無かったが、音楽も聴けるもよう。
バスの中ほどには、トイレや電話、お茶やコーヒーのサービスコーナーまであった。
一通りチェックが終わるころには、すでにバスは出発していた。
しばらくは、雑誌を読んだり小声のトークをしたりしてすごす。
おやつもあることだしとか思っていると、10時、消灯とさせていただきます。おやすみなさいと言われる、
おやつはうるさいのでキャンセル、バスに乗って早々に開けたビールをすすりながら、読書灯で雑誌を見たりしていたが、
やがてみな眠りに就くのだった。