久米島の旅
酔っ払いまくり
6時30分に目覚ましがなるがなかなか起きられず、やっぱりギリギリになって起き上がる。
ちょっと湿った水着に着替えて、次に戻ってくるのは2本目が終わった後なので、
忘れ物がない様にする。
お迎えの車はとっくに下に来ている。
予定の7時を数分遅れて車はサービスに向けて出発する。
朝食を食べて、ちょっと休憩、いつもの所でダラダラしていると、あっという間に
ダイビングの時間になる。
窒素酔い
本日一本目のポイントは「ウーマガイ」
ここは、深場のポイント、目的は最近話題の「ピグミーシーホース」
潜行後、サカイが耳抜きに苦労していたが、一気に水深48mまで潜行する。
30mを超えたあたりから、水の重たさを感じる。
目指すは水底に生えているヤギにつく「ピグミーシーホース」
着底すると、ガイドの人がライトをあてて場所を教えてくれた。
僕はシャッターを切りまくった。
何枚撮ったか覚えていないが、ボジフィルムのためまだ上がってきていない。
ちゃんと取れているだろうか?
ちょっと、写真に夢中になりすぎて、てっちゃんに肩を叩かれ慌てて浮上を始める。
浮上をはじめてまもなく、頭がクラクラしてきて、ボーっと意識が遠くなっていくのが
分かった、これはいけないと、”さかもとちゃん”を思い出して体(手?)を動かして
意識を確保?した。危ない危ない。
船酔い
浮上して10数メートルのところで安全停止をかねて、生物観察。
その間も、なんか気分が悪かった。これが窒素酔いというものだろうか?
ここでは、「ゼブラハゼ」や「ハタテハゼ」なんかが観察できた。
後から聞いたのだが、浮上中のオーバーハングした壁のところに、
時々アケボノハゼが顔を出すという。これはちょっと残念だ。
でも、そのときは窒素酔いでそれどころじゃなかったかもしれないが・・・。
そのまま、残圧を確認しながら順次エキジットしていく。
僕はちょっと欲張りすぎてかなりギリギリまで潜っていた。
そのままエキジット、船の上はけっこう波があり、さらに気分が悪くなった。
僕はなんとか、はしごの所から離れ、右舷から左舷へ移動してタンクを下ろした。
そして、そのまま、餌付けをしてしまった。これは窒素酔いなのか船酔いなのか?
全員のエキジットが終わると、お茶のサービスの後(僕はそれどころじゃなかった)
港に向けて船を走らせる。
車酔い
港に着いて、僕はさっさと船を上がった。
地上に上がればこっちのものと、タンク運びを手伝う。
タンクをはずし、自分の器材をメッシュに詰めて端に寄せておく、
船は次のお客さんを乗せて港を出て行った。
僕らはいつもの送迎バスに乗って、サービスまで送ってもらう。
車が走り出すと、先ほどまでの気持ち悪さが再びよみがえってきた。
これは、最初の窒素酔いの延長なのか、その後の船酔いなのか、はたまた車酔いなのか?
サービスに戻ってウエットスーツだけ脱いで干しておく。
ホテル組みの人は、部屋のシャワーを浴びているのだろうが、僕らは民宿に帰れないので
外のお湯の出る水道でさっと浴びるだけである。
昼食を取り、いつもの場所で仮眠をとりつつマッタリする。
二本目のポイントは「トンバラ」と言うポイント。
有名な大物ポイントだ。ポイントには大きな岩があってその周りがポイントになる。
しかし、岩の向こう側に釣り客がいたので反対側までいけなかったが、
10匹程度「イソマグロ」の群れは確認できた。
一般的に大物のポイントは流れがあり、その流れに乗って大物がやってくるものだが
今回はあまり流れていなかったので、その割りにはラッキーだったのだと思う。
サービスにもどって水道でさっと浴びると、そのまま宿まで送ってもらう。
民宿に着いてふと思い出す。「部屋の鍵は?」
皆、貴重品を取りに行った、僕が取って来たものと思っていたらしい。
僕は鍵を持っていなかったので、預けていたことすら知らなかった。
仕方なく、スタッフの人に取ってきてもらう。
その間僕は、反省の意を表すために自らビールの買出しに向かった。
民宿から数百メートル歩くとそこに商店のようなコンビニがある。
そこで、ビールとツマミを買い込み、お客さんと話し込んでいた店員さんに
商品を出すと、無愛想に????円といわれた。
性格なのか方言なのか分からないが、そのまま、民宿に戻る。
階段を上がると、部屋のドアが開いている。
隣の部屋で、おばちゃんが布団の整備をしたりしていたので、マスターキーのような物が
あるのかと思ったが、もう既に、鍵をもってきてくれたらしい。はやい。
シャワーを浴びてビールで乾杯、今日こそは外に出ようと言っていたのだが、
結局ゴロゴロと時間は過ぎていってしまった。
酒酔い
夕食のお迎えの時間になった、いつものようにログなんかも一緒に持って、階段を下りる。
迎えの車はとっくに来ていた。
夕食、中生を追加注文して乾杯する。
少し飲むと、またまた、気持ち悪さがよみがえってくる。
もう何酔いなのか、わからなくなってくる。
いつものように隣の建物で、時間をつぶして、
8時ごろになると、いつものように、ログ付けが始まる。
なぜか昨日と同じ席だ。
今日はてっちゃんが200本記念だ。昨日と同じ大きなケーキが運ばれてきた。
昨日よりもお客さん多いのか、昨日よりも分け前は小さめだが、
メンバーはこのぐらいがちょうどいいと言う。
しかも、お客さんの一人が、実は僕明日200本なんですよねと言う。
明日も同じケーキが出てくるのか思った。
ケーキを食べて落ち着いた所で、失礼することにする。
スタッフに頼んで、民宿まで送ってもらう。
もちろん、コンビニには寄ってもらった。