久米島の旅
久米島上陸
目覚ましは6時にセットしたのだが起きられず、6時25分に起あがる。
急いで出発の準備、朝食を食べてそのまま出ようと荷物も持って一階まで降りた。
朝食を食べる場所は一階、ビュッフェ形式だった。
チェックアウトを済まして、タクシー受付のおっちゃんに話し掛けたら
その人がタクシーの運転手だった。そのままタクシーで空港へ。
1090円来る時よりもかかったな。
久米島までは、那覇空港から25分ほどで着く。
空港には迎えの人が来ていた。
そのままサービスの方へ案内してもらう。
今回僕らは民宿高里に泊るのだが、
移動の間サービスの人はそのことが不便だと連発していた。
ここはもともと民宿をしていたのだが、ダイビングのサービスをはじめる時に
ホテルを建てたらしい。その後は、ホテルの経営を中心としたため、民宿は
混雑時しか使われなくなり、普段はスタッフの宿舎になっているという。
そのため、すべての行事(朝食、夕食、ログ付け等)がホテルの方で行われるという。
そのことを不便だとしきりに言っていた。
そこまで言わなくてもと思いつつサービスに到着する。
サービスも同じく高里マリンスポーツ。
受付を済ませ、そのままダイビングの準備に入る。
一眼レフのカメラは準備が間に合わないため、本日は今回から新入りの
デジカメ+ハウジングを準備した。
早速今回1本目、港までは5分程度だが、風向きによって港を使い分けるという。
港でセッティングを済ませ、船に積み込む。
ポイントまでは10分程度、ポイント名は「シチューガマ」
ここはコールマンウミウシやミゾレウミウシといったウミウシが中心だった。
ガイドもけっこうウミウシフェチな感じで、いろんなウミウシを見つけては
熱心に紹介してくれた。
僕らもいつのまにかウミウシ探しをしていた。
こうして探してみると、けっこう種類がいることに驚かされる。
一緒に持っていった、デジカメはまったく機能せず、
浅場で撮った数枚だけだった。
実はこれが僕の100本目のダイビング、船で港に帰る途中
僕の100本はあっさり終わりました。と隣にいたSUNにつぶやいた。
港に着くと、タンクを船から下ろしてバラす。
送迎バスに乗ってサービスに戻ると、お弁当が用意してあり、各自自分で持っていって
昼食を取る。ホテル組みの人は部屋に戻って、ゆっくり食べているのかもしれないが、
僕らは宿に帰れないので、隣の食堂のような所で食べる。
やることも無いので、そこで仮眠を取る。
さいわい僕ら以外に民宿組みがいないのか、僕らしかいない。
本日二本目のポイントは「中の浜沖」というところ。
めげずにデジカメ持っていく
ここも小物中心のポイント。
クロボウズ、コミドリリュウグウウミウシ
、ケラマハナダイ、フタイロハナゴイ等々を見ることが出来た。
持っていったデジカメはやっぱりだめだった。
サービスに戻り、ウエットスーツを干して、お湯の出る水道でさっと浴びると
そのまま民宿の方に送ってもらう。
民宿といっても、そうとうデカイ。行っても行っても廊下が続いている。
しかもさらに先に、スタッフが泊っているであろうエリアがある。
部屋に案内してもらい簡単に説明を受け、
夕食の迎えの時間を確認して、スタッフは帰っていった。
今日はスタッフ以外、民宿には誰もいないようだ。
僕らの部屋は2階だが、一階の風呂場も使って一気にシャワーを浴びてしまった。
風呂から帰ると、先に上がったてっちゃんが近くの商店からビールとつまみを買い込んで
はじめていた。
一杯やると、マッタリとしてしまって、夕食の時間まで何時間か合ったのだが、
テレビを見ながら、ダラダラとして終わってしまった。
夕食のお迎えが来る。この後は、就寝まで帰ってこれないことを予想して
ログ付けの道具も一緒に持っていく。
夕食を済ませ、(もちろん生ビール(オリオン)を追加注文)ログ付け
まで、1時間程度あるので、昼食を取った建物でテレビを見たりしながら
時間を過ごす。
予定の8時近くになると、スタッフの人が現れて、なにやら準備をはじめている。
ログ付けの会場はどうやらここらしい。
ばらばらにダラダラしていたので一応、一箇所にまとまる。
しばらくすると、お客さんもパラパラと現れた。
ここで、今日見た魚やウミウシの名前を聞いたり、雑談したりしていた
しかも、久米仙飲み放題なので、僕はともかく他のメンバーは喜んだのでは。
話を聞くとスタッフの人は今日みたいな日はお客さんを2グループに
分けて一日5本〜6本潜るという。
港に戻り、お客さんを下ろすと次のお客さんを連れて行くという。
本当、お客さん側でよかったと思う。
しばらくすると、スタッフの一人が大きなケーキを持って現れた。
スタッフか誰かの誕生日をみんなで祝おうとでもいうのか・・・。
静まり返ったままなので、僕は拍手をして盛り上げてみた。
すると、「後藤さ〜ん」
「んっ?」「私っ?」
「100本記念おめでとうございま〜す。」
「えっ?私っ?」
そう、私の100本記念のお祝いだったのだ。
僕は何が起きたのか分からないまま、自分に拍手をしたまま呆然と立ち上がった。
見ると、ケーキの中央にはチョコのプレートに100本おめでとうと書いてあるではないか。
本当にビックリである。感激である。
僕の100本はあっさり終わるんだ〜と思っていたのでよけい感動である。
一応ローソク消しのイベントして、ナイフの第一刀は僕が行った。
その後、そのケーキをお客さん全員に配る。
ケーキを食べて、落ち着いたところで、宿に送ってもらうことにする。
スタッフに頼んで、宿まで送ってもらう。
途中、コンビニによってもらい、晩酌のお酒やつまみを買い込む。
民宿に冷蔵庫が無いので、あまり買い置きすることが出来ないのである。
宿に戻り、買い込んだお酒やツマミで乾杯する。僕は明日のために
一眼レフの方のハウジングの準備をする。
明日は、どんな久米の海が待っているのか・・・。