ガラパゴスへの旅(14日)

脱会の日

朝食の時に、係りの人に、今日は夕食はいらないよ。と言ってみると、 何を思ったのか、ビックリした顔をして厨房に入っていってしまった。
しばらくして別の人が出てきたので説明をすると、理解してくれたようだ。 何をあんなにビックリしていたのだろう。結局謎のままである。

ノース・セイモア 今日も、車に乗って町の反対側の港まで車で行く、 途中車を降りたマカロンはどこかへ走っていった。

その後どこかに寄った後、あるお店の前止まったかと思うとマカロンが食事をしているじゃないですか 慌てて、口にほおばって、会計をして戻ってきた。

車はそのまま港に向かう。今日はノース・セイモアと言うポイント。
いつものようにポイントに着くと、ダイビングの準備を始める。


その日のダイビングは、マンタジャンプから始まった。
船の上でダイビングの準備をしていると、白いものが水面から姿を現して消えていった。
僕があれはなんだ?と指を指すがその物体はすでに水の中だ。 しかし、その場所でもう一度何かがジャンプした。マンタだ。

ジャンプし始めは黒く反転して水面に落ちていくときは白い、しかもあの特徴的な耳(?) がある、あまり大きくはないが、まささしくマンタである。

しばらくたってもう2回彼は(同一の固体との確信はないが大きさは同じ感じ)ジャンプした。

実際に、マンタを見たのはこれが初めてになる。
しかし、こんなので初マンタを見たとログには書きたくないと思った。
絶対に、水中でみてやる!、 しかもマンタジャンプを見てから、今日は見れるような予感がしていた。

準備を終えて、グループごとにエントリーして行く。

それは一瞬の出来事だった。当りが急に暗くなったかと思うと。僕らの上の方を巨大なマンタの シルエットが通りすぎていった。一瞬の出来事ではあったが、まさしくマンタである。

思わずガイドのサンチャゴと目が合いガッツポーズ。

しばらく休憩する。その間も今回初心者の人がいるらしく、一生懸命講習している。
2本目はみんなでいくというのだろうか?

フラッシュの向こうに見えるもの

今日は講習やなんかがあったので、いつもよりも長い休憩だった。
早速、本日2本目のダイビングの準備を始めてエントリー。

2本目もやりました。マンタです。 僕はあわてて、カメラを構えて、シャッターを切りまくった。
透明度はあまりよくなく、次第に彼は遠くなって行き、見えなくなってしまった。

と思ったら、僕たちの達の方が流されていた。
「達」と言ったのは、僕とかまいたがりの心配性の彼と一緒に流されてしまったのだ。
僕は慌てて岩にしがみついた。その彼も少し先にしがみついた。

よく見ると目を見開いておろおろとあたりを見回している。僕と目がアウト あっちかなと指さすが、それは今流れてきた方と反対の方だ。かなりパニクっているらしい。 僕が今流れてい来た方を指差して、ここにとどまっていようとジェスチャーで示した。

彼も一応は落ち着いたようだ。しかし、まだ目は見開いたまま回りを見回していた。
しばらくすると、遠くの方から明かりが見えてきた。透明度があまりよくないので、 少し離れると分からなくなってしまう。その光はじょじょに近づいてきて、ガイド達だと いうことが分かると彼も安心したようだった。実は僕もとっても心配だった。

後から話を聞くと、僕ら以外はマンタが出た瞬間に 岩にしがみつきゆっくりと観察していたらしい。

僕らはカメラで撮影しているフラッシュの光と一緒に遠くなっていくのが見えたという。
一緒に流れた彼はほおっておいたら、みんなを探しにどこかに行ってしまいそうな勢いだった。

しかし、みんなマンタをお目にかかれたのはとてもよかった。
しかも二本目の方が大きいらしい。

これで、トンデモでまだマンタを見ていないという 「未マンタの会」の脱会を宣言する。

お店にもどり、一度解散する。今日は精算があるのだが、後でということになった。

ホテル内でしばらく時間をつぶした後、ダイビングの精算をするために、再びお店に向かう。 あたりはもうすっかり暗くなっていた。

ガイドのサンチャゴはもう帰ってしまったようだ。

みんなで記念写真を撮ろうということになった。
外で何枚かデジカメで撮影を試みたが、暗すぎて上手く撮れなかった。
仕方がないので、建物の中に入ってみんなで記念撮影。

スクーバ・イグアナの皆様

精算を済ませて、みんなとお別れをした後、今日はホテルの夕食を断ったので、 町のレストランの方に行ってみることに。

その前に、お土産を買うために、お土産屋を見ながら町をぶらぶらする。
一応買うときに値切ってくださいといってみるが、たいがい駄目といわれてしまう。
ここにはそういった習慣はないのだろうか?

しかも、店番をしている人は全く英語が通じない。
ただ買うだけだと問題はないのだが、ちょっと複雑なこと (このサイズはとか色違いはあるのかとか) を聞こうとすると、途端に何も出来なくなる。

たまにオーナーらしき人が奥の方から出てきて、どうしたんだと言うような 感じで、英語で応対してくれるが、たいがいそんな人は出てこない。

英語もろくに出来ない僕たちに英語の通じないのは本当にたいへんだ。 適当にお土産を買うと、少しホテルのほうに戻ってきて、レストランを見つける。

GARRAPATA 入ったのは写真の看板のお店、何て読むんだろう?「ガーラパタ?」 昨晩、ショップのスタッフが食事を取っているのを見かけたお店である。

まずは「ドス セルベサ ポルファボール」とビールを二つ注文する。


それから店のお姉さんと、スペイン語の本を片手にお薦めを聞きながら 何とか注文を済ませた。

店を後にして、ホテルに帰る途中、街角で今回ダイビングの ガイドをしてくれたサンチャゴに会った。
バイクでどこかへ出かける所だったのだろうか?

少し話をして、今度は何時来るのか来月か?来年か?と聞かれたが そんなにちょくちょく来ることは出来ないよ。がんばって5年後かな?と答える。
そしたら僕はおじいちゃんになっちゃうよ。もっと早くおいでよと冗談を言うサンチャゴ。

そんな会話をしながら、お別れをした。
今日がガラパゴス最後の夜だ。あっというまに日が経ってしまった。
最後の夜を眠りに付いた。

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