ガラパゴスへの旅(13日)
座礁から始まる
今日はいつもより早く来て欲しいというので、
早めにサービスに向かうとまだ誰も来ていないようだ。
暇つぶしにその辺をぷらぷらしていると、
ホテルの近くの桟橋にスクーバイグアナの船が留まっていた。
見に行くと、干潮で水は干上がりボートが座礁してるじゃないですか。
しばらくすると、お店のスタッフが次々と現れて、ごめん、船長がポカやっちゃいまして。
というように説明しれくれる。
一時間ぐらい待ってくれれば、水も上がってくるから、出れると思うよ。というのでホテル内
を散歩しながら、時間をつぶした。
あれから、2時間以上たっただろうか?
ようやく潮も上がってきたので、皆で救出大作戦が始まった。
スタッフ全員で船を揺らしながら、船を押し出していった。
相当、苦労していたが、船は何とか押し出すことができた。
お客さんは僕らだけだから、どこでもいいよと言うので、
もう一度「ゴードン・ロック」をお願いする。
車に乗り込んで、いつものように港に移動する。
またまたゴードン・ロック
どのポイントも共通して魚影が濃い、その向こうに何が現れても、
ちゃんと見ることが出来ないくらいだ。
相変わらず、カメはそこらじゅうにいる。
ハンマーヘッドも見ることが出来た。
よく見るとある層を境に魚の群れがまばらになっているところがある。
そこに近づいていくとなぜだか判明する。冷たい!!
魚達はそれを良く知っていて、冷たい層に入らないように群れているのだ。
といっても魚がいる層が暖かいと言うほど水温が高いわけではないが・・・。
カメがガイドに興味を持ったらしく、ガイドの顔に鼻先を近づけてきた。
僕もその瞬間を見ていて、一応シャッターを切ったが一歩遅れた気がする。
それでも、ガイドが一人大興奮して、ねえ〜、見た見た。ね〜、今の撮った?と
ジェスチャーしてくるので、ばっちりだよと答えておく(ごめん)
2本目も同じポイント、魚影もカメもハンマーも相変わらず。
今日も昨日と同じ島の反対側の港、荷物を下ろして、またどこまでも続く一本道を
突き進む、メーターが見えなかったので分からないが、とてつもないスピードで突き進む。
それなのに、トラックの二台にはスタッフが荷物と一緒に乗っている。
大丈夫なのか?昨日の馬はなぜかもうなかった・・・。
今日は別のインターネット・カフェに入って、再度挑戦してみることにした。
このお店は、飲み物を頼んだり出来るらしい。
再度、WEBメールにアクセスしてみる。「あれ?」あっさり接続できてしまった。
昨日のはなんだったんだろう?やっぱり設定が違っていたのだろうか?
とりあえず、繋がったのだから、メールを出すことにする。
しかし、このパソコンは英語版なので、もちろん日本語の入力は出来ない。
仕方がないので、英語で入力するしかない、しかし、僕らは英語を書くことが出来ない。
仕方がないので、ローマ字で入力するしかない。
kyo no umi ha totemo yokatta desu
てな感じだ。無事メールもおくれたし、今日は帰って夕食とすることにする。
席に付くとオーナーが出てきて、こんばんは「オ〜ス〜シ〜」だと言う。
出てきたのはまさしく寿司だった。オーナーはトロ、トロと言っていたが、
メチャメチャ赤身だった。しかもこれマグロかと思わせるほど真っ赤な身だ。
ちゃんと脇の小鉢にガリも用意されている。
セルフサービスなので、少し取って席に戻る。
身の方は決してまずくはないのだが、南国風の絞まりのない感じである。
ここは南国というのとはちょっと違うので、
そういう種類の魚なのか、切り方が悪いのかはよく分からない。
身の方はよかったのだが、ガリが最悪で、薄切りといっても厚い生姜に、
ビネガーをかけただけのものである。日本の酢とはちがい、
しかも漬かっていないので硬い。
ちゃんとしたガリの作り方を教えてやりたいと思ったが、僕たちの英語力では
と諦める。
驚いたのは、その後、何事もなかったように、いつもの食事が出てきた。
オ〜ス〜シ〜は、食事の一部というよりは、オーナーの趣味か?