ガラパゴスへの旅(9日)

動物たちIII

フロレアーナ島
小さな海岸にドライランディングで上陸する。
そこから細い道を入っていくと、右下の方に大きな湖が見えてくる。
時期になると、ここにたくさんのフラミンゴが訪れるという。

臭いのする木や???鳥の話を聞きながら、道を進んで行くと、島の反対側の 海岸に出た。ここは結構波があるようだ。そこで、ナチュラリストが指を指す。
よく見ると、波の中に黒い影が見える。あれはウミガメだという。
思わずわれを忘れて、近づこうとしたら、ナチュラリストに怒られてしまった。
海岸で、波乗りをしているウミガメを見るのは初めてで、 こんな海岸近くまで産卵時でもないのにウミガメが来ることがあるのかと思った。

しばらくカメを観察した後、もと来た道を引き返す。途中から湖の方に向かっていく。
湖岸まで来た。湖岸はぬかっていて、あまり先まで行くことが出来ない。

ナチュラリストにもここより先に行ってはいけないと言われる。
遠くの方でぬかるみにはまっている人がいた。ナチュラリスト言うことを聞かなかったのか?

遠くの方にフラミンゴが確認できた。一応写真は取ったが、僕の80mmのレンズじゃ どこまで写っているか不安だ。
先ほども書いたが、時期になると、ここにたくさんのフラミンゴがやってくるという。
ぜひその時にまた来たいと思った(無理だろうな・・・)

フラミンゴの綺麗な紅色は土の中に含まれる成分のせいで色がつくという。

クチバシに付いている鼻は普通の鳥と比べて根元の方に付いている。
それは、クチバシを土の中に突っ込んで餌を探している間も呼吸が出来るように そうなっているのだそうだ。

一回りして、元の海岸に戻って来た。
この後、スキンダイビングかグラスボートに行くと言っているが、 スキンダイビングは寒いし、グラスボートも飽きたという(贅沢?)ので、 浜で時間までのんびりすることにした。

ナチュラリストは丸太に腰掛けて雑誌を読み始めた。

浜といっても南の島で想像する白い砂浜、エメラルドグリーンの海といった感じではく 茶色い砂浜に茶色い海と言った感じだ。といっても汚いわけではなく、寒流の影響で サンゴがないので、砂は白くならず、海水も汚れているというよりか肥えているといった感じ

海岸沿いに少し行って戻ってくる。特に何もない、その後海岸で、なぜか砂遊びを始めた。 なぜこんな所まで来て、浜遊びをしているのか謎だが、まあいいだろう。

砂をかき集めてゾウガメ(のつもり)を作って遊んだ。
ひとしきり遊んだら、ナチュラリストの人に声をかけて、ゾディアックを呼んでもらう。

昼食の後、本日二回目、島の周りをゾディアックに乗ったまま観察したあと、 ドライランディングで海岸に上陸する。
島の周りには、不思議な形の植物や、ペリカンなんかが観察できた。

そこから草むらの隙間の道を抜けて、道はドンドン登っていく。
しばらく行くと人工的な階段があってその上に台があった。

ここからは、島の様子が360度確認できる。前方には今登ってきた海岸があり 入り組んだ地形がとても綺麗である。
反対側は、島の山が遠くに見えてその手前は、時期的なものなのか種類の関係なのか、 緑というより茶色い印象の木々達がたくさん生い茂った森が見える。

ここで、しばらく観察した後、またもと来た道を戻って、海岸まで出ると、 今度は別の道を入っていくと、そこには有名なポストオフィス・ベイにがある。

ポストオフィス・ベイ ここは昔、大航海時代に切手を貼らずに投函しておくと、宛先行きの船が立ち寄ると持って行ってくれた 海の男の友情を偲び、今も観光客が土産話に投函していくという場所

もちろん、僕らも前の晩から準備をしておき投函してきました。
ここでは前に投函した人で日本の住所のはがきがあったら、ぜひ日本に持ち帰り、 本人に届けてあげよう。


ここの奥に日本語が書かれた鉄の部品のようなものが落ちていた。
飛行機の先のような船の一部のような、詳しくはよくわからないが、どこかの部品のようだ。
日本語が書かれているのだから、日本の物のような気もするが、謎である。

ここはこれまで、ゾディアックでイザベラIIの方に戻る。

これで、島めぐりは終了、明日からいよいよ島にステイしてダイビングが始まる。
今晩のうちに、船の分の清算を行ってしまう。清算といってもクルーズ自体の料金は 日本の旅行業者を通して払ってしまっているので、ここでは追加の飲み物代やチップ程度。 乗船してから今まで、貴重品は預けてしまっているので、ここではじめて返してもらう。
清算のついでに、Tシャツなどのお土産を買うこともできる。僕ももちろんTシャツを 買っちゃいました。

と、思ったら、他のお客さんもっとつわもので、すでにTシャツ等を買って身につけて 今回のクルーズを参加していたらしい。最終日まで気が付かなかった。
清算の時に一緒になったご婦人がシャツをめくって見せてくれた。 「ほら、私なんかもう買って、着ちゃってるのよ」と言う感じだった。
この辺は最終日にお土産として買おうという日本人の発想とは少し違うのかなと思った。

結局、甲板にあったジャグジーも利用しなかったし、そこにあったバーもやっているのを みなかった。時期的に寒かったので(夜になるとさらに寒い)ので、開店してなかったのかも しれないが、こんな豪華な船にはめったに乗れないので、そういうを体験してみるのもよかったかな 、と少し思った。

今日が船上最後の夜だ、明日はいつもより少し早い起床らしい。

8日 <9日> 10日

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