ガラパゴスへの旅(6日)

キトの町

ビュッフェ 今日は半日(6時間)の市内観光の日だ。ピックアップは9:00。
まずは朝食をすませる。ここはビュッフェ方式になっている。
ハムやチーズ、フルーツが多い印象、逆にサラダのような物はない、シリアルなんかもあった。

帰りにカフェの人に「ごちそうさま」をスペイン語で試してみる「メア グスタード トド グラシアス (Me ha gustado todo gracias.)」と言うと笑顔で答えてくれた。
ちゃんと通じたようだ。部屋に戻り準備をしてロビーに下りる。


予定の9時近くに降りて来たはずなのだが、いつまでたっても迎えがこない。

仕方がないので、ソファに座って待っていると、しばらくして女性が話し掛けてきた。
昨日の男性ではなかった。女性が何か言っている。
「Late」だけが聞き取れたのでおそらく遅れてごめんとでも言っていたのだろう。 外に車が止まっている。なんと表現したらいいのだろう、微妙に高級な車だ。

まずは、キトの国会議事堂(Palacio Legislativo)に向かう。 車を降りてその前でその建物やそこに示された彫刻についての説明を受けるが、英語なのでさっぱり分からない。
SUNがかろうじて単語を拾って僕に説明してくれたが、それでも全体の1%ほどだと言う。
この建物は中には入れないので、車に戻り次の場所へ。

旧市外 車は、新市街を抜け旧市街へと向かう、ここは建物は歴史的に非常に貴重なものだが、人口が密集 していて、今でもその建物に人が住み、商売をして生活しているため、保護や補修がうまくいかず にいる場所である。

ここ旧市街はとても危険な場所なのでバッグは前に持てなどの簡単な注意を受けて車を降りた。
まずは、市の中心にある独立広場(Plaza de la Llndependencia)を回る。
ここは人々の休憩場所になっている。広場の中心にはこの国を象徴するような 大きなモニメント(?)がある。
町の人々がこちらを見ている気がする。僕はできるだけ目を合わせないようにしていた。

次に大統領官邸(Palacio Presidencial)を見学する。門のところに立っている警備の人は 写真をとっても大丈夫だと言うので、一緒に写真を撮る。
その後、中まで入ることはできないが、門をくぐることはできる。その先に更に鉄の門があり そこから中に入ることはできない。今、大統領がこの中にいるらしい。

ラ・コンパーニア教会 その後、ラ・コンパーニア教会(lglesia de la Compania de Jesus)を見学する。
この教会の建設には、寄付を集めながら行われたので、完成に163年もかかったらしい。
内部は黄金がふんだんに使われていて、ガイドの人もリアルゴールドといっていた。
普段こういったものを見る機会がなかったせいか、一目見た瞬間、体中の毛が逆立った気分だった。 たまにはこう観光もいいかなと思う瞬間だった。

ガイドの人の案内で、近くのお土産屋による事になった。 お店には、手作りのお土産がたくさん置いてあった。中にはガラパゴスを意識してか、 イグアナやグンカンチョウのようなの置物などが売っている。

店を出て、広場をとおりぬけて行く途中にあの炎天下の中、広場の真中で何か叫んで売っている 人が何人かいたので、ガイドの人に聞くとアイスクリームを売っているのだと言う。
買おうとすると、ここは水が悪いのでやめた方がいいと止められてしまった。

気が付くと、ガイドは水のペットボトルを手に持っていた、いつの間に買ったのだろうか。
僕らもこの炎天下の中のどが渇いたと思っていたところだったが、どこで買ってきたのかさっぱり 分からなかった。

ここから、パネショージョの丘(La Loma del Panecillo)を遠くに見ることが出来る。
しかし、パネショージョの丘は昨今非常に治安が悪くなってしまい、この市内観光のコース からもはずされたそうです。

そこに見えるパネショージョの丘のシンボルでもある聖母像は今は博物館にあって、 レプリカになっているらしい(未確認)

赤道記念碑 その後、街角で車を待ってまた車で移動になる。
今度は結構遠いらしい。キトの町から22キロほど離れた郊外にある「赤道記念碑」に向かう。

車の窓を閉めると、暑いのだが(もちろんエアコンなどと言うものはない) 開けると、排気ガスがすごい。
ガイドと運転手もトンネルに入ったとたんに窓を閉め始めたので さすがに現地の人でも、ここでは閉めるのねと思い僕達のも慌てて窓を閉めた。

トンネルを抜け、有料道路(高速道路?)に入っていく。 料金所のところで水を売っている人がいた。
とっても気になったが、そのまま通過。
有料道路を抜けてしばらく行くと、車は駐車場の中に入っていく。 どうやら着いたようだ。この中は安全だから大丈夫だと言われて車を降りた。

ここには記念碑が建っており、その中に入ることができるらしい。入場券を渡されて、 90分間自由に見て回っていいと言われる。ガイドは車に戻って待っているという。

2008/01/26追記
今テレビで放映していたのですが、実際の赤道の位置は赤道記念碑から250mずれているらしい、ショック!!
今の赤道記念碑は19世紀に計測されたもので、当時は本当の赤道だったとは思うのですが・・・。

ガイドと分かれたら、すかさず水が売っている場所を探す。
少し戻った所に売店があったので、水があるか聞いてみる。
ここエクアドルでは、通常、水に炭酸ガスが入っているので、炭酸ガスが入っていない水は、 「シン・ガス」または「アクア・リンダ」と言って注文しよう。

まずは、入場券を見せて記念碑の中に入る。
エレベーターで上まで上がり、展望台に出てみるとアンデスの山々が見渡せる。

ここから階段を下りていくとそこは民族博物館になっている。
ここエクアドルは多民族文化の国で、昔から様々な民族が集まってできた国である。

ちょっと展望台で時間を使いすぎ、あっという間に時間はなくなり、 記念碑から駐車所に戻る途中にあるお土産屋はほとんど見ずに戻ることになってしまった。

駐車場に戻るとここのスタッフとおしゃべりをしていた。この辺をいつもガイドをしているせいか どこの人とも仲がいい。
(後から聞いた話だが、エクアドルの人は、知らない人でも友達のように 話して、後からおまえ名前なんだ?と聞くことがあるそうだ)

車に乗り、先ほどの有料道路を引き返す。
料金所には、炎天下の下まだ水売りのおばちゃんが一生懸命水を売っていた。

新市街に戻ってきて、伝統的なエクアドルの料理を食べる。
ちょっと遅めの昼食になった。だが、初日から一食多く食べているせいか、 まったくお腹がすかない。
結局少し残してしまった。

これで、半日の市内観光は終了である。
ホテルまで送ってもらい。晩御飯のためにお薦めのお店を聞いて別れた。

部屋に戻って、これから何をするか考える。
晩飯までにはまだ少し時間がある。しかも、先ほどご飯を食べたばかりだ、 テレビを見ながらごろごろしていたら、寝てしまった。

夜に目が覚め、夕食を食べておこうと言うことになり、ロビーに降りてホテル内 のレストランで済ます。
軽食にしようと思い、それらしいメニューを注文したが、出てきたものは けっこうがっしりした料理で、やっぱり食べきれなかった。

明日はいよいよガラパゴスだ。

5日 <6日> 7日

もどる