小笠原大紀行
5月4日
今日も昼ご飯はおにぎりを買いに行く。
天むすはやっぱり売り切れらしい。
ポイントは「沖双子」というポイント
岩の上で釣をしている人がいたので、ここで潜りますと挨拶をする。
向こうも「アイヨ!」という感じだ。伊豆あたりでは考えられない。
ここはアンカリングできないので、うまく潜行できない前のチームのご婦人が
チームのリーダと思われるイントラにヒモで繋がれて潜行していった。
その後船の体制を立て直して、後ろのチームもエントリする。
ヨスジフエダイとノコギリダイの大群が居た。普通ヨスジフエダイの中にノコギリダイが
混ざっている場合がほとんどだが、ここの群れはどちらかというノコギリダイの方が多い。
その他にはコブセミエビなんかも確認できた。
ダイビング中潜行の時にヒモに繋がれたご婦人は終止繋がれていた。
昼休みに、僕らと同じくおむすびを食べている人がいた。
あれは、幻の天むすではないか、僕が気付いたときは、最後の一口が口に運ばれる所だった。
誰が買い占めているのかと思ったら、こんな近くにいたなんて、早めの行動も悪くないと思う。
今回最後のポイントは「ひょうたん島」
このポイントは今回3回目、早速ヘルフリッチを見に行く。
船の前のグループにビデオを持ってきた人がいて
その人と数名で取り囲む、僕も少しずつ近づきながら撮影していく、
しばらくすると僕とそのビデオの人の二人になった。
僕もその後数枚撮影した後、逃げ込ましてしまってはいけないと、
はったまま後ずさりした。ビデオの人はヘルフリッチの撮影に夢中だ。
僕は、彼はイントラだと言うので、大丈夫だろうとその場を後にする。
減圧が出ないように急いで浅場に移動する。遠くにSUNが見える。
SUNを追い越すとさらに向こうに、広島の女性が心配そうにこちらを見ていた。
僕は彼女も追い抜き振り返ると既にSUNは見えなくなっていた。
他の人はさらに先の船がアンカリングしてある所まで行ったのだろう。
ビデオの人、SUN、広島の女性、私とそれぞれが見失わないように見ていた。
心配になって、SUNの様子を見に行こうとすると、
向こうからビデオの人とSUNが現れた。
僕も結局3m1分の減圧が出てしまった。
その後は浅場で、キンチャクガニを探しつつ、残圧がなくなったので
広島の女性、SUNに合図をして先にエキジットした。
打ち上げ
最後の夜は、オーナー主催の打ち上げが行われた。
本当は外で行う予定だったが、小雨がぱらついていて肌寒かったので、食堂のテーブルを
一列につなげて行うことになった。
マッチは外でバーベキューの係りらしい。窓から顔だけ
出して、みんなで一緒に乾杯する。
最後にみんなで集合写真を取ってお開きとする。
明日はドルフィンスイムなんかがあるらしいが、
僕らはのんびり島内観光することにする。
しかし、天気が悪いらしい。島内観光どころか宿内観光になるかもしれない。
打ち上げの後、マッチにお願いしてログ付け、場所は今回も僕たちの部屋で行うことにした。
他の部屋の人も集まって、ビデオやデジカメの上映会をしながら、今までのポイントや
生物の説明なんかを受ける。さすがにマッチは物知りだ。