港に着き、いつもの様に器材をセッティングする。
今日は早めのようだ、まだ船の上は空いている。準備をしていると、次々にピックアップの車が
お客さんを乗せてやってくる。混雑しそうなので、船の上の方に移動して出発を待つ。
お客さんの名前と人数を確認して、船は動き出す。船の上はけっこうゆれる。
本日一本目は「大岩」というポイント
このポイントはガーデンイールがいると言う。
実際そのポイントに言って、驚いたのは、僕のイメージするガーデンイール
のポイントは白い砂地に毛が生えた様に流れに向かってなびいている感じ、
しかしここのガーデンイールが岩の間ののわずかな砂地に生息仕手いて
それが点在仕手いる感じだ。
そこを抜けるとガイドさんが立ち止まった。(水中でも立ち止まると言うのだろうか?)よく見ると、そこにはイザリウオがいるでわないか、しかも、伊豆なんかで見るものとは、種類も違うのだが、とても大きい、オオモンイザリウオという。
少し遅れて、SUNが追い付いてきた。ガーデンイールでも撮影していたのだろうか?
見のがしたかと思い、イザリウオの位置を教えてあげる。しかし、何処にいるのか分からないらしい。僕は指差す方向を変えもう一度教えてあげる。
そうこうしていると。後のグループが来てしまった。そんなこんなをしている僕達を見て、水中ノートにオオモンイザリウオ、2匹と書いてくれた。
2匹?よう見るとその横の岩の影にもう一匹いるではないか、気付かなかった。
2匹のオオモンイザリウオを確認すると、急いで、僕達のグループに追い付く、
ガイドさんがこっちをみてまっている。しまった。申し訳ないです。
その他にはアジアコショウダイの幼魚やハタタテハゼ、その他いつものような魚達ををみて。 今回のダイビングは終了した。
船に戻り、タンクを降ろす。
ふと、横に座ったカップルが、ガイドさんと何やら話している。
別に盗み聞きする気はなかったが、ある言葉に反応してしまった。
マンタ?
エキジットも近付き、水深を浅めている時に遠くの方を中層を泳いでいたと言う。
実際、ガイドさんも見ていないので、実際の所は分からないが、どうもそんな話をしていた。
またか・・・。本当に、大物運がないらしい。
今日は出航日、すぐに次のポイントに向かう。
本日ニ本目は「バラ沈(雲海丸)」というポイント
名の通り、沈潜ポイントだ。
いつものようにエントリー、しばらく進むと、僕の横を何かがついてくる。
ハマフエフキだ、どこまでも興味津々のまなざしでついてくる。
なんて可愛いやつだ。
その後、小笠原名物?真っ黒クマノミを観察したのち、目的の沈潜ポイントに向かう。
沈船が見えてきた。思ったよりも全然大きい。
しかも、バラバラになった、部品が赤茶に錆びて敷き詰められている。船と呼ぶには形が崩れ過ぎている。
骨組みの一部しか残っていない。あとは、パッと見これが船だったとは
分かりにくい、骨組みの形と、ここが海の中ということで、船だと分かるが・・・。
ユウゼンを見つけ写真を撮る。そのまま、沈船のまわりでしばし自由時間だという。
ガイドさんは、船の柱だったのか、四角い柱の中にセミエビを見つけてくれてた。
あとは、ヨスジフエダイのむれがあちこちに見える。
港に近付くと、またまた、イルカちゃんが現れた。最後の見送りにでも来てくれたのだろうか。
いつもの様にボートを円状にぐるぐるとまわして、イルカを誘う。
皆が船の先端に集まり、キャッキャッと騒いでいる。
今回は、船の出航時間もあるので、そうそうに諦めて港に向かう。
港に着いて、とりあえずパパスのショップまで、送ってもらう。
ここからが、忙しくなっていく・・・。
ショップに着くと、急いで器材を洗って干す。
すぐに、今度は宿の方に送ってもらう。
宿の精算をすませ、頼んでおいた島寿司のお弁当を受け取り、預けた荷物もって、すぐにお店に戻る。
店に戻ると、今度は半乾きの器材をパッキングする。宅急便で送るためだ。
急いでパッキングし、発送の手続きをすませ、ショップでパパスTシャツ等を買い込むと
すぐに、港に送ってもらう出航まであと40分、乗船手続きをすませ、出航まで残り30分程度
今度は、お土産を買いに街の方へ、昨晩偵察しておいた、もっと遠くのお店にも行きたかったが
時間がないので、仕方なく一番近いお店に入る。
釣り具店の片割れでお土産を売っているようなところだった。
出航まで、あと10分もない、急いで港に戻る。
港には、ショップのスタッフがすでに、見送りに来ていた。
スタッフの人たちとお別れ、短い間だったが、ちょっと寂しい感じだ。
スタッフの人と一緒に写真をとってもらった。
記念写真1
記念写真2
記念写真3
出航3分前ぐらいに、何とか乗船する。今日はなんだかとても忙しかった気がする。
整理券をもらい乗船する。自分の場所に行って荷物を置く、最後の方に乗り込んだので
一番下(底?)の階になってしまった。荷物を置き、さっそく甲板に向かう。
ショップの人たちが、出航の時に船で追いかけて来てくれるからだ。
小笠原では、出航の時に恒例となっていて、お世話になった人たちとお別れおする。けっこう涙を誘う。
一度は見送る方に、なってみたいと思う。
他の、お店の船は、早いうちからおがさわら丸の左舷に着いておいかけてきたが、
僕らがお世話になった、パパスのアルファ号がなかなか姿を見せない、お別れの時に
最後は左舷に回るからと打ち合わせしていたので、左舷側で待つ。
しばらくして、アルファ号が左舷側に現れる。
他の船が諦めて引き返す中、
どこまでも追い掛けてくる。このまま東京までついてきてしまうのではという勢いで
しかも、かなりスピードを出しているので、船はメチャメチャ揺れ、波しぶきをあげ、
振り落とされるのではというほどの勢いだ。
今回も、ほとんど寝て過ごす。体が腐らないか心配・・・。
10時の消灯と一緒に、また小さくなって、眠りについた。
結局、ほとんどごろごろして過ごした。ほとんど寝ていたせいか、ハラも減らず
25時間で食べたものは、島寿司、カップラーメン、カップスープ半分、だけである。
人間動かないとこんな生活もできるのだろうか。
すでに、おがさわら丸は東京湾の入り口で、信号待ち?をしている。 船は予定通り、3時30分港に着いて下船。
体を動かすと急にお腹がすいてくる。知ってる人は知っている、近くの中華料理やさんは 5時からなので諦めて、浜松町の駅の方の近くにある、飲食店街でやっぱり中華料理を 食べて帰った。
今回も、大物は出なかった。本当に僕らには大物運はないのだろうか、いや、運がないのは別の
お客さんだと信じたい。
次は、ゴールデンウイークに行きたい思い、心に誓うのであった。