ダイビングの器材は、事前にサービスに送ってしまった。
さらに、ダイビングの器材を抱えて抜けるのは、さらに恥ずかしいからである。
前に、串本に行った時のことを思い出す。
海浜幕張にある会社を抜け出し、竹芝桟橋に向かう。
器材を送っておいて本当によかったと思う、しかし僕の右手はずしりと重い。
カメラ器材が入ったケースだけは送らずに手で持っていくことにしたからである。
ちょっと大きいビジネスバッグだと思えば、たいしたことがない(かなり無理がある?)
港に着くと既に数名のメンバーが並んでいた。
荷物を置くと、早速船の中の食料を買い出しにコンビニに向かう。
帰りにたくさんのビールを買い込んだ。みんなで飲むためだ。
乗船が始まった、まだファンキーが着ていない。
もともと、出港ギリギリ到着の予定だったのだが、
乗船が始まって場所取りが終わると、ちょっぴり心配になる。
メンバーの一人が、出入り口の方に様子を見に行く。
しばらくして戻ってきた時は、ファンキーと一緒だったので安心した。
船に乗り込み、場所の確保が出来たら、さっそく宴会の準備、港で買込んだお酒とおつまみを広げ出す。
さっそく宴会の始まりだ!、と思ったらすぐに消灯の時間が来てしまった。
明日のダイビングのことを考えたら、僕らもちゃんと寝た方がいいだろう。
広げたお酒などを棚の中に押し込んで、みな、雑魚寝状態で眠りに就いた。
夜が明けたのだろうか、みなぽつぽつと起きだす。
僕も目を覚ますがまだ寝転がったままだ、起きたばかりで体が言うことを聞かない。
下船の時間が近づいてきたので準備をする。
みな、ちょっと前まで爆睡していたので寝ぼけている。
やっとのことで、動き出すがなんだか妙にのんびりした動きだ、かなり寝ぼけているらしい。
写真ではわかりにくいは、僕なんかは下船が始まってもボケボケの顔をしている。
下船を済ますと、いつものように、サービスの人を探して宿まで送ってもらう。
今回お世話になったサービスは「????」で民宿も併設されている。
サービスに着くと受付を済ませてみな一眠りする。まだ朝早い
(正確な時間は忘れた、5時前ぐらいだったと思う)
一眠りして、さっそく三宅島ダイビングの始まり始まり、ただ、あまり天気がよくないのが気になる。
三宅島はビーチエントリーが多いので、毎回サービスからポイントまでの車での移動時間が異なる。(辺り前か)
本日1本目のポイントは大久保
ウミテング、僕の中では記録更新だ、前に見たのは八丈島での1cmにも満たないようなちいちゃな固体だった。
その他の主な見た魚:
タツノオトシゴ
クマノミ
ミツボシクロスズメダイ
セミホウボウ
ダテハゼの仲間(詳しくはわからん)
ハダカハオコゼ(この辺では珍しいらしい)
死にかけのフグ(シーラカンスのような泳ぎ方をしていた)
サービスで昼食を済ませ、本日2本目の準備を始める。
2本目のポイントは釜の尻
主な見た魚:
サザナミヤッコyg(線3本)
イシガキダイ
ノコギリヨウジ
シマジロモンガラyg(だと思う)
カガミチョウチョウウオ
サービスに戻って器材をざっと洗うと、水着を着たまま、温泉に行くことになった。
温泉へは、溶岩の間の道を抜けて行く、結構自然の偉大さを感じる空間である。
温泉に着くと、上がりの時間だけ確認して、温泉に浸かる。
「プファ?」いいですね、やっぱり・・・。
僕はとっとと上がって、自動販売機でビールを買う。
珍しく女性陣も早いではないか、テラスみたいな所に出て記念撮影、これはその時の写真
サービスに戻って、夕食の時間を待つ。
夕食の後、明日のダイビングにつての相談が始まった。
予定では、何人かはイルカウォッチングに行くことになっている。
その話を聞いて、何人かがイルカウォッチングの方に傾いていく。
結局、明日ダイビングを行うのは、僕とガエちゃんだけになってしまった。
確かに、イルカウォッチングはダイビングに比べて割高である。
僕達ビンボーダイバーは、イルカウォッチングをあきらめて、ダイビングをすることしたのである。
(これが、よかったのか悪かったのかは、明日判明した。)
夕食の後、僕はダウンしてしまって、部屋で一人横になった。
これがいけなかった、僕はそのまま寝てしまったらしい。
その後、ログ付けや宴会が開かれたらしいが、僕はその事はまったく知らなかった。
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ふと、目が覚めると、メンバーが部屋に戻っていたので聞いてみると宴会はもう終わったらしい。(シクシク)
僕はそのまま眠りに着いてしまった。
出発前に、ガイドに今日のダイビングについて聞いてみる。
ガイドさんによると、今日は「ヤシャハゼ」「ネジリンボウ」とかを探しに行こうと思っているとのこと。
僕は、ヤシャハゼ、ネジリンボウともに見たことが無かった。
時間が来たので、車に乗り込むポイントは昨日の一本目と同じ「大久保」だそうだ。
一通り、ポイントを回った後、砂地に出てきた。
ガイドさんがここで待ってるように、というので皆は待機する。
ふと、横を見ると、ハナハゼが二匹いるではありませんか、ちょっと水が濁っていたので、
共生ハゼまでは見えなかったが、僕は結構このハゼは好きなので、さっそく撮影に入る。
このハゼは大変警戒心が強く、すぐ穴の中に入ってしまう。以前IOPで見つけたの時の苦い思い出がある。
僕はそこで学習したように、慎重に慎重にゆっくりと近づいていった。
ある程度近づいたら1枚、ある程度近づいたら1枚と撮影としていく、まだガイドさんは帰ってきていない様だ。
濁っいてあまりいい写真は期待できないので、何枚か撮影したらカメラを地面において、のんびり観察をしていた。
ふと後ろを見ると、皆こちらを見ていたのでびっくりした。
しばらくたって、ガイドが戻ってきた、どうも見つけることは出来なかったらしい。(ざんねん)
そのまま、浜の方に向かって進んでいく。僕はハナハゼが見れたので、それでOKである。
サービスに戻って、シャワーを浴びる。
しばらくして、イルカ組も帰ってきたようだ、どうもみな疲れ切った顔をしている。
話を聞くと、波がひどくて、イルカどころの騒ぎではなかったらしい。
それでも、一回トライして、何人かはイルカを見ることが出来たという。
中には、トライすら出来ず、船の上にいた人もいるらしい。
昼食をすませ、早速器材を片づける。なんともハード週末だ。
器材の片づけが終わると、帰りの身支度。??時のの船には乗らなくてはならない。
たまにはいいが、今度はもっと天気のいい時にのんびりと来たいものである。