ラパス大物ツアー

幻のエルバホ

10月14日
今日もいつものように7時起床、7時30分ピックアップ

船 今日は初日と同じ大きな船のようだ。
某カメラマン達とは別の船になったようだ。話が洩れたか?

その代わり年配のお客さんが一緒らしい。
一昨日、僕らのホテルチェックインしていた団体の方々だろう。
今日の予定のハンマーのポイント「エルバホ」は風が強くうねっているという噂があり、 とても遠いポイントなので、早めに決断しないととてももったいないことになる。 しかし、僕ら最短ツアーで来ている者としては、ぜひ行きたいところだ。

一応、そちらにめざして進んで行くらしい、船のスタッフも無線でいろいろと 情報を集めながらの航海となる。

その間、SUNたちは年配さんたちの苦労話を聞く。
エントリーすると、タンクが外れていたり、ウエイトを忘れていたり、 こういう失敗は年配だからというわけではないのだが、やはりガイドは大変な仕事だなと思った。

突然船が大きく弧を描いてUターンしだした。聞くとエルバホに行っていた釣り船が 皆引き返してきているので諦めることにしたという。

外人ガイド不信

ポイントは変更してプンタロボになった。ここはモブラ(ヒメイトマキエイ)で有名なポイント 比較的濁っているのし、外れると何もいないとされてる、かなりギャンブルなポイントだ。
しかし、当たれば1000匹を超えるモブラの群れが見ることができる(らしい)

ポイントはUターンしてすぐののところだった。
今回も3グループに分かれた。僕らは2番目にエントリーするグループ。

また外人のガイドだ、ちっとジャンレノに似ているがとてもおとなしい性格の様子。
ガイドが外人ということで、ちょっといやな予感がする・・・。

一応「モブラ!モブラ」とお願いしておくが、にやりとするだけだった。
僕らがエントリーする番だ。エントリして前のグループとは反対の方へ泳いでいく。

噂通り流れが無いせいか、すこし濁っていて水がどんよりとしている。
特に回遊魚がいるわけでも、群れがいるわけでもない。

ガイドがやたら僕たちのことを気にしている。心配性なのか?
数メートル進むたんびに後ろを振り返っては全員を確認しているようだ。

そのせいでなかなか進むことが出来ない。 そのうちまだ10数分しか経っていないのに、残圧を確認しだす始末。

しばらく行くと遠くのほうにロープのような物が見えてきたので、 もしやと思い上を見上げてみると船の影が見えた。

もしかして船の周りをぐるぐるまわっているだけ?
このポイントはそういうものなのかもしれないが、前例があるだけに不安が募る。

その後も何度も後ろを確認しながら進み、アンカーロープを数回確認してエキジットとなった。 結局モブラ(ヒメイトマキエイ)は出ませんでした。
エキジット間際にSUNがタツノオトシゴを発見。
(後日それがパシフィック・シーホースかもしれないことを発見。近々「お魚探し」の方に掲載予定)
その他、1センチほどのキングエンジェルフィッシュの幼魚を発見したが、動きが速すぎて撮影できず(残念)

今回はどのグループもはずれの様でした。これで、他のグループは当たってたというと、 本当に外人ガイド不信になるところですが。だいぶなってますけど(笑)

エキジット後、女性陣のウエットを脱ぐのを手伝うため、船の後ろに行って、フィンを使って 水を汲んではかけ、汲んではかけしていた。 エンジンがかかったので気にしてはいたのだが、突然進みだして、思わずフィンを流してしまった。
僕がアワアワしていると、ガイドのマリオが船に留まるように叫んだかと思うと飛び込んでいった。
しかし、僕のフィンは重くて水中でよく沈むので、駄目だなと諦めていた。

彼が潜っていってから、とても長い時間のように感じたが、フィンを片手に浮上してきたではないか!
ブラボー、ブラボー、ムチャス!ムチャス!グラシアス!!」
感謝、感謝であります。

次のポイントに移動中、日本人のガイドを通じて今のガイドは早すぎなかったかと質問してきた。
あれで早いかと言われても、遅いぐらいだと言ってもらう。

ついでに日本人のスタッフに、船の下に戻ってきたら適当に解散してもいいかと 確認を取ってOKを貰った。

今日の2本目は「スワニーリーフ」と言うポイント、 ラパスでは珍しくサンゴが群生しているポイントらしい。

今回も2番目のエントリー、ここは水深もあまり深くなく、明るいポイントだ。

ここでもガイドが興奮して僕を呼ぶので行ってみると、そこにはウツボがいた。
一応、見た見たと合図を送る。白い綺麗なウツボが全身を外に出して泳いでいたので教えてくれたと推測する。

岩場の所々が紫色に変色しているポイントに出た。
その変色した所になぜか1匹ずつスズメダイの仲間が付いている。 それもかなりでかい。

ガイドがなにやらそのムラサキ色の部分の説明をしようとしているようだが、 何を言っているのかさっぱり分からない。

スズメダイの仲間とその卵 しかたないので自分で確かめる。スズメダイの攻撃をむししつつそのムラサキ色の部分に目を近づけてみると それが小さな卵がたくさん集まって岩が変色しているように見えるのが分かる。

アンカーロープが見えてきた。潜水時間は36分程度、微妙な時間だ。 ガイドが船に近づいていくと、なぜか皆目を合わさずに散って行った。

しばらく勝手に遊んでいるとガイドがカンカンとタンクを叩いて呼んでいる。
集まるとどこかに行くようだ、何か情報を得たのか?ちょっと期待していくと、いつのまにか元の船の場所に もどってきていた、んっ(?)いったいなんだったんだ?あまりに僕らが散ってしまうので、これでどうだと 言うことなのか、またまた船に近づいていくと目を合わさないようにして散って行く。

船の下は砂地になっていて(コルテス)ガーデンイールや、 砂地に住む生物を探しては写真を撮ったり、観察したりしていた。

しばらくして回りを見回すと、人影が少なくなっている。どうやら僕らだけになってしまったようだ。
そろそろ僕らもエキジットすることにする。

ボートに上がってくつろいでいると、日本人ガイドの伊藤さんが突然遠くを指差したかと思うと 「カジキ!カジキ!」と叫んだ。
見るとかなり遠くの方で大きな水しぶきを立てて、ジャンプしている所だった。
2回ジャンプしたというが、僕が見たのは1回なので2回目だったのだろう。

帰りはビールということで、ビールをもってメンバーがいる船の上へ上がっていくと、 船長も手を出してきた。
日本人のスタッフが癖になるから辞めてと言うのにSUNは渡してしまう。

港に戻る。今日はダイビングの最終日と言うことで、事務所に行って器材を洗う。

乾燥まではむりだが、ある程度水切りができるまで、 犬と遊んだり事務所でスタッフの人にサインを貰ったりして時間をつぶす。

ある程度乾かしたら、諦めてメッシュバックに詰めてしまい、ホテルまで送ってもらった。

とりあえずプールでひと泳ぎと思い、プール用のタオルを貰おうと思うとなにやら言っている。
よく聞いてみると、古いタオルと交換でなければ渡せないということらしい。

しかし、僕ときむちは部屋にあったが、他のメンバーは部屋のどこを探しても見つからない ベットメイクの人が、片してしまったんだろうと言ってみるが、そんなはずはないと言う。 結局10分ほど交渉のすえ、向こうが諦めてなんとか新しいのを貰うことが出来た。
英語での交渉だったので、僕は見守っているしか出来なかったが・・・。

一応プールに浸かったが、時間差でシャワーを浴びようとジェンケンで順番を決めて 勝った僕は早々に引き上げた。

皆がシャワーを浴びるのを待って、今日はお土産を買いに行くことに。
お土産と言っても、観光客用のお土産屋さんは海岸通沿いに数件ある程度
海岸線に出て右の方に歩いて行く。 結局2件のお土産屋さんを回って、それぞれ、おもいおもいのお土産を買った。

僕らはポストカード、ショットグラス、それにラグマットというところか ラグマットは気に入った色が少し汚れていたので、洗えば落ちるけどと少しまけてくれ お釣がないとまたまけてくれた。そこの店員さんは来年もおいでまたまけてあげるからと言っていた。

気が付くと先に買い物を終えたきむちとミキちゃんがどこからか、ビールを買込んで飲んでいるではないか 買い物途中のSUNも店の外に飛び出して行って買い物が中断する。

夕食 一度ホテルに荷物を置くと今度はホテルを出て、左の方へ歩いて行く。前に行ったビールのないタコス屋 の方だ、後からダイビングのスタッフに聞いたところ、そういうところはビールの持ち込み可能なのだそうだ。
(実際に実験してないので未確認)

今日は事務所に寄ったときにスタッフが進めてくれた、タコス屋さんへ 前回のタコス屋までは行かず、途中を左折する。
そこには何もない通りに明かりが点いたお店が一件だけあってすぐに分かった。

お店に近づくと、歩道にもテーブルはあるのだが、お店の人に奥へと進められる。
奥に進むと、蒸し暑い所々に扇風機が回っていて、天井はヤシの葉でつくった様な屋根があり、 ちょっとリゾートチックといえばリゾートチック。

僕らは人数がおおいのもあって、奥の方の大きなテーブルに着いた。
ふとテーブルを見るとカサカサしたものが降り積もっている。
よく見ると枯れた葉っぱのようだ。上を見上げてみる、そこには木が植えられていて、 その葉っぱがおちてきているようだ。しかも木の葉の陰からお月様が見える。
(?)ということはココは外のようだ。それでエアコンではなく扇風機が回っていたのも理解できる。

テーブルの上の葉っぱを払って、待っていると店員さんがオーダー取りに来た。 とりあえずセルベサだ。

次は食べ物、皆が気になったタコスを決めていくが、あまりメニューの種類がないので、 ほとんど全部のタコスを注文してしまった。

その後、タコスばかりではと言うことで追加ですこし注文する。 最後に追加で注文した脂肪のスープは微妙で、脂っこいモツ鍋のような感じだった。
結局一人$14ドルほど、時々葉っぱが落ちてくるのが気になったが、なかなかいいお店だった。

ウエルカムドリンク 最後にいまさらだがウエルカムドリンクのチケットがあるので、僕らが泊まったホテルの本館 のバーに行ってみる。海の見える席に着いたが、海岸は工事中で景色はいまいちだった。

皆でマルガリータなどを注文する(チケットを使って。) その後も皆でもう一杯づつ注文する。僕は最初に頼んだマルガリータがちょっとフローズンになっていて 美味しかったので二杯目も同じものにした。


今日は右へ左へと歩いたせいか、旅行の最終日だからか、皆だるだるモード。 明日のピックアップが早いこともあって、さらっと飲んで引き上げた。 明日は6時ピックアップなので5時30分起床だ。

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