LA PAZ(4日目)
外人もビックリ!
今日もいつものように7時30分にピックアップ
昨日に変わり、女性のガイドさんだった。
昨日の教訓を生かして、今日は忘れずにアネロンを飲んでおいた。
港に着くといつものように船に乗り込んで、いつものように船は出発する。
ただ一つを除いては・・・。
本日も港からは遠いポイント、2時間ほどのクルージングだろうか?
タンクのセッティングもメッシュから必要なものだけ引っ張り出して
セッティングを済ませてしまった。
その後は朝食を済ませ、後はのんびりクルージングタイムだ。
そろそろポイントが近づいてきましたので、ウエットを着てしまいましょう
とガイドさんが言う。
僕らもウエットを着ようとメッシュバックを開けたがなぜかウエットスーツが
見当たらない。SUNに聞くが知らないという。
昨日ちゃんとしまったのと聞くと、メッシュの上に干しておいたと言う。
あらら、こりゃ忘れたね。スタッフなんてどれが誰のか分かるはずないんだから
ちゃんとしまっておかなくちゃだめだよ。僕もヘロヘロで何も出来なかったので
いえたこっちゃないが・・・。
仕方なくガイドさんに報告。大きな目をして驚いていたが、今更何をしても始まらない
また2時間かけて港に戻るわけにも行かないので、そうなるとこのまま潜るしかない。
さいわい、ここはガラパゴスではないので、大丈夫だろう。
そこに、インナー用のがありますけど着ますか?と声をかけてくれた夫婦がいた。
昔は使っていたのだが、最近は使ってないので貸してくれるという。
涙が出るほどうれしかった。
インナー用なので袖なし腰までのものだが、ないよりはぜんぜんマシである。
それを着て、後は水着とブーツに手袋というかっこうで潜ることになった。
外人さんはTシャツに短パンで潜ったりしているので、大丈夫大丈夫と自分に言い聞かした。
そのまま準備をして早速エントリー。
ポイントは女王様と言う意味のラ・レイーナ、ここはマンタのポイント
ここのマンタが5匹根付いているので、ほぼ確実に見ることが出来るという。
エントリーしてすぐにガイドさんが指をさす。
遠くの方から現れましたマンタです。大きさは小ぶりだがれっきとしたマンタです。
そいつになんとも大きなコバンザメが張り付いていた。
このポイントは特に追いかけなくても、根の回りをくるくる回っているマンタを
のんびり見ることが出来た。
後から聞いた話だが、前に来たときはマンタを探すためにけっこう泳ぎ回ったので、
それに比べたら、今回のダイビングはとても楽だったという。そういう時もあるらしい。
一本目が終わり、船の上で休憩していると、おやつにスイカが登場。
基本的にセルフサービスなので、スイカの盛ってあるお皿に皆が群がる。
みずみずしくてけっこううまい。
そのスイカを細かくちぎって海に投げるとたくさんの魚が群がってくる。
そのうち、コックさんが手釣りを始めたので、
見ていたら君もやるかと釣り糸を一本貸してくれた。
最初はあれだけ群がっているのだから、スイカでも釣れるだろうと、
スイカを付けて釣っていたのだが、なかなか釣れないので、コックさんに魚の切れ端
を貰って、それで釣り始める。
コックさんの仕掛けはオモリが付いてちゃんと沈むのだが、僕のは糸に針が付いている
だけのシンプルな物。コックさんは僕の脇で次々に魚を釣り上げている。
何が釣れるかというと、カワハギの仲間なのだが、黒いものはそのままリリースしている。
白い方が美味しいらしい。
僕も負けずにマンタを釣るぞといっていたら笑っていた。
そのうち僕の方にも当りが!!
やりましたカンパチの小さいような青いラインの入った綺麗な魚が釣れた。
それをコックさんは、腹の肉だけそぎ落として逃がしてしまった。
そいつを次の餌にするらしい。結局僕が釣ったのはその一匹だけだった。
最後に情けで、コックさんが魚をかけた糸を引っ張ってみなと渡された。
僕は知らずに受け取ったのだが、魚がかかっているのが分かって、情けだなと思った。
2本目
そろそろ、2本目の時間だ。
準備をして順番にエントリーしていく。あたりまえだが僕達は一本目と同じかっこうだ。
今度もポイントは同じだが、今回は一本目に別の船のダイバーがいた方へ回り込んでみる。
根から離れるとすこし流れが速くなる。うっかり離れすぎると流されてしまうので注意する。
アシスタントの人にも離れすぎだと注意されてしまった。
二本目もなんの問題もなく、マンタをのんびり観察できた。
途中ものすごい魚の塊が通りすぎていったが、あれはいったいなんだったんだろう?
船の方に戻ってくると、岸の方にアシカが泳いでいるのが見えた。
浅くなっているので、近くまでは近づけないが、少し観察できた。
ここのアシカは初日に行ったアシカのポイントとは別に、
ハーレムからはぐれてしまったオスのアシカが集まっている所らしい。
戦いに負けた弱いアシカだという。
その後、船の周りでマンタを観察した後エキジットした。
船に上がると、マンタの中に、シッポの曲がった奴がいたので、
新入りが加わったのかもしれないと言っていた。
6匹目ということか・・・。
先ほど釣り上げたカワハギがさばかれて出てきた。
日本のお刺身のようだが、どちらかというと
”漬け”に近い、味付けは香辛料が効いたスパイシーな感じ。
食べた感じがジャーキーのような風味のお刺身だった。
今日も港から遠いポイントなので、2本でダイビングは終わり。
クーラーの底に眠っているセルベサを飲みながら、船は港に向かう。
ホテルに戻るといつものようにシャワーを浴びる。
まだ時間が早いから外は熱いとかいって結局10時30分ごろまで寝てしまった。
これでは、昨日のにのまえだと、慌てて起きて町に出る。
普通のお店はほとんど閉まっている時間だろう。
今まで、海岸通りしか行ったことがなかったので、少し奥の方まで足を伸ばしてみる。
もちろん、お店はみな閉まっている。中には商品の搬入をしているお店もあった。
町の中には、靴やバックの専門店からスーパーみたいな大型店もある。
だが、観光客相手と思われる。いわゆるお土産屋というのがない。
海岸沿いに数店あるだけで、街中に入ると全くといっていいほどない。
店が閉まっている時間なのでなんともいえないところもあるが、
あまり観光地化されていない。
たしかに、ダイビングが目的で来なければ、
地上の観光名所と言うのはほとんどない感じだ。
今度来たときは、お店が開いているうちに、この辺を回りたいと思う。
街中を一回りして、また海岸通沿いに戻ってきた。
やはり、この時間開いているお店があるのは海岸通沿いだけのようだ。
夕飯は結局、初日に食べた「CARLOS'N CHARLIE'S」というお店で、
食べることになった。ただ今回はオープンではなく中に入ってみることにする
ウエイターが出てきて、席に案内してくれた。何も言わずにメニューを持ってきてくれる。
今度は、英語のメニューも一緒に持ってきてくれた。
おそらく、オープンはお酒が中心で中は食事が中心なのだろう。
まずはビールを注文する。「ドス セルベサ ポルファボール」
次に料理を注文する。前に頼んだ事がないものを中心に注文する。
注文は方は前よりかはすんなりいけたと思う。
以前ラパスに行った友人が、壁にポスターみたいのがたくさん掛かっているお店がお薦め
といっていたが、おそらくここのことだろう。
薄暗いお店なので、お店の人に許可を取って店内を撮影する。
今度はお釣は持ってこなかったが、前と同じチュッパチャップスのような
キャンディは貰った。
今回は残念ながら寄らなかったのだが、屋台のタコス屋もいくつかある。
そこでタコスを食べるのもいいらしい。
今日はラパス最後の晩だ。もっと長期で来れればよかったのだが、
飛行機が取れなかったので仕方ない。こういった休みはたいがい突然
決まる。なかなかうまくいかないものだ。
明日は、いつもよりも早いピックアップだ。荷造りをして眠りに着いた。