9月14日

朝7時起床、7時30分に朝食の約束をしていたので急いで準備、1泊だけなので 食事が終わったら、全て荷物を持って出ていかなくてはならない。 しかも、8時30分には、サービスのスタッフが迎えに来ることになっている。

さっそく朝食、安い民宿の割には、メロンも付いていたし結構な食事が出てきた。 これで素泊まりに+500の朝食なら満足行く。
過去に、最悪の食事を出された事があるのを思い出した。
出発の準備をして、時間まで何分かあるので、玄関で待たせてもらうことに、しかし、時間を過ぎてもまだお迎えが来ない。 心配になって、サービスに電話してみると、ちゃんと御店を出たので、他のお客さんのところも回っているので 遅れているのだろうとの事、仕方なくそのまま玄関で待つ事になった。

しばらくしてサービスの人が迎えに来た。外に出ると雨が降り出していた。
サービスの人の運転で、お店に向かう途中何個所かの旅館(民宿?)によってお客さんを乗せていく。
最後には、車はいっぱいになった。サービスに着くとさっそく ダイビングの準備スタッフ曰く、今日は、潜れるポイントが3つあって、その中の2つをチョイスして潜ろうと思います。 海の状況はだいぶ深刻らしい。準備を済ませてさっそく、1本目今回は、昨日よりもサービスから近い所の港だった。

1本目(アンドのはな)

気温27度、水温27度、透明度6メートル

雨の中のダイビングとなった。しかし、陸を離れるにつれて、雨は止んできた、不思議である。 波は、最悪でサービスでもらった良い止めを飲んでおいて良かったという感じで ある。取れないより良いかと言う事で、僕もそのまま撮影続行したのも悪いが、フォーカスライト の拡散カバーをはずしたせいで、すべての写真にスポットライトみたいに写り込んでしまった。
しかも、空は雨がふり暗め、まともな光源がその、フォーカスライトしかないので、水中写真は全て、最悪の出来だった。 魚の種類はいつもと同じ感じだった。
いつものように、結構自由に潜らしてもらって、ぐるっと回ってエキジットポイントまで戻ってくると、後はその周りを時間まで 自由に回っていていいと言うので、ボ〜っと生物観察、たしか、ミノカサゴ何かを見ていたと思う。

一本目が終わって、再び船で帰ってくる。港から車でサービスまで送ってもらい、さっそく昼食の時間、今日は雨が 降っているので、皆、どこで食事をするか、右往左往、結局皆、サービスの車の中で食べていた。
しかし、私たちトンデモ強団の屑達は、パラソル着きのテーブルをGET、その中に三人寄り合って、 パラソルをギリギリまで下げて食事、雨も小降りになり何とか食事を済ます。昨日同様今日も、食事の量が少なく なんか物足りない、私たち三人は、行きのバスの中で食べようと買った「うにあられ」をほおばった。

2本目/住崎

気温27度、水温27度、透明度8メートル

波は1本目よりも高くないが、濁りも、海も魚も、4本中最悪だった。 魚も濁りのせいもあるが、これと言って珍しい魚はいなかった。 右手に持ったカメラも自然光ながらフィルムもなくなり、ただの鉄屑になった。 しかも、この暗い中、自然光のみの撮影なので、写真はほとんど期待できない。 そのまま、今回のダイビングは終了した。

二本目が終わって帰ってくると、さっそく帰る準備を始める。 器材を塩抜きして、他のお客さんが物干しに干している中、私たちはまともに乾かないまま、バックに詰めていく。
そこで、てっちゃんにハプニング発生、どうも、家の鍵を忘れてきてしまったらしい。 自宅に電話してみてはと提案、しかし、今日は、家族は皆出かる予定だと言う。 まだ居るかもしれないので、試しにかけてみる。しかし、電話には誰も出ないようだ。

仕方が無いので、とりあえず、串本の駅まで送ってもらい、 次の電車まで20分ほど時間があるので、本州最南端の駅と言う石碑の前で記念撮影

その後、駅前のお土産屋さんに見に行くことに・・・。
駅まで送ってもらう車の中で、サービスの人に名産なんかを聞いていた、その人はあまり詳しくない様子だったが 一つだけうつぼが売ってるよと言うのを聞いていた、お店に入ってみると、さっそくうつぼが目に入る。 裂きイカのような感じで、甘辛く揚げてある感じだった、何種類かあったので、お店の人に聞いてお勧めを買う。
店を出て、切符を買いホームで電車を待つ、電車が来たので乗り込み出発。

帰りは行きとは違い各駅に乗れる。 途中、行きには見なかったような、寂れた駅をいくつも通過して、ようやく、バス停のある那智勝浦の駅に到着 電車を降り、ホームに出て、荷物を背負っていざ出発?、あれ?何か物足りない?あっ!!
あわてて、電車に乗り込む、カメラのバックを忘れたのだ、危ない危ない、しかし、ローカル線で助かった、 都心の電車じゃ、1分も止まってやしない。

バスの出発時間まで、少しあったのと、まだ私たちは、夕飯を食べていないので、軽く食事にすることになった。
近くの居酒屋に入る、店の雰囲気で、旨そうと高そうが同時に襲ってくる。魚介類を含み適当に注文する。 結構旨い、出発の10分前ぐらいになった、しかし、注文した雑炊とブタの角煮がまだ出てこない、 こまって、店の人に聞いてみる。もうすぐ出ますよ。少し待つとブタの角煮が出てきた。 それは、7センチ四方ぐらいある大きな角煮が一つ出てきた、もっと小さな角煮が ころころと入ったものを想像していたので、びっくりした。味はとても柔らかく口に入れると蕩ける感じで旨かった。 そのあと、もう少したって、待望の雑炊の登場である。確か既に5分前ぐらいだったと思う。

すぐさまお会計を頼み、私はバス停の方に様子を見に行ってみることにした。
バス停は居酒屋を出てすぐ近くなので、店を出ると、そこには大きなバスが止まっている。 慌てて走りよる、「東京行きですよね」これはヤバイ、慌てて停留所に置いてあった3人分の荷物を取りに行った。 腕は二つしかないので、はじめに二つ持っていく、そして「もう一つあるんですよ」と言ったら「えぇ〜!!」 と言われてしまった。
二人を呼びに行く、てっちゃんはちょうど、店から出てきたところだった。SUNちゃんはと聞くと 今、会計していると言う、店の中に入って急かして会計を済ませ、バス停に急ぐ、慌てて乗車券を見せバスに乗り込む 3人ほっと一安心、しばらく小声のトークの後は遠い世界に落ちていった。
途中、休憩所に止まったので、フランクフルトとジュースを買い込みバスに戻る。バスはまた、東京に向かってひた走る。


9月15日

次に目が覚めたのは、確か7時過ぎもちろん15日のである。
もうすぐ、池袋に着くって感じの時です。実は、僕たちが下りるのは「池袋東口」だったのですが、 バスの人がもうすぐ「池袋プリンスホテル」に到着します。 とか言い出したので、ちょっと慌てたが、その後、次は「池袋東口」です。と言ってくれたので、安心した。
「池袋東口」に着き、バスから降りて荷物を降ろしてもらった。

東京に着いての第一印象「さむい」。
実は串本を出る時、タンパン、Tシャツ姿で出てきたので、とても寒いのである。 おもわず、道端で、今降ろしてもらった荷物を開け、ワイシャツ(でも半袖)とズボンを取り出し、その上からはいてしまった。 てっちゃんが、もう一度、自宅に電話してみる。どうも、弟が出たらしい、てっちゃん弟と連絡が取れて一安心 池袋で、解散、また重い荷物を担いで、家路に着いた。

こうして、串本暴風ダイビングもぶじ終わったわけですが、何とも悔しいのは、台風と重なってしまったことと、 ストロボの調子が悪かったこと、今度必ず屈辱戦(こればっか)にまた行くぞと心に誓ったのであった。


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