あれから、かなり奥に入ってきたが、一向にキャンプ場らしき物は見えてこない。
不安に思いUターンをして少し戻る。
また、先ほどのキャンプ場が見えてきた、Uターンした所からここまでの間に
どう見てもキャンプ場らしきものは見当たらない。
一個所、明かりが見える所があったので、車を降りて覗いた見たら、ただの民家だった。
やっぱりこの奥だということで、失礼だと思ったが、先ほどのキャンプ場の事務所を尋ね、
目的のキャンプ場の場所を聞くことにした。
ライバルキャンプ場の場所を聞くのはちょっと気が引けたが、この際仕方が無い、
このままここをうろうろしたまま、朝になっても困る。
事務所のおじさんに場所を聞くと、この先??mの所にあると言う。
実際にあると言うことが分かったら少し安心した。
おじさんの言う通り更に奥に進む、小さな看板を発見、ちょっと壊れてて、ぱっと見では 見過ごしてしまいそうな、ぼろぼろの小さな看板だったそこのは、ここから??m先と書いて あった。
さっきおじさんが行ったより短いが、誤差誤差と更に先に進む。
車のメーターは既に、??mを過ぎているさっきUターンした辺りよりも手前辺りだ。
でもどう見ても、キャンプ場らしきものは見当たらない。
先ほどのキャンプ場よりも寂れた感じだというので、もしやお客さんはうちらだけで
小さなランタンが1つ灯っているだけかと思い、森の中に目を凝らす。
やっぱりなさそうだ、秘密の入り口があるのか?
迷っていてもしょうがないので、この道を行ける所まで行ってみることにした。
どんなに道が細くなっても行けなくなる所まで行ってみようということになった。
先ほどUターンした場所を抜け、更に奥に進む、二股が見えてきたがとりあえずまっすぐ進む。
更に進むと何やら看板らしきものが見えてきた、もしや?と思い近づいて行く。
やった?、何とか目的のキャンプ場に着いたようだ。
場内に入り、先陣のメンバーを探す。
奥の方に光が見える。やっとのことで到着だ、今回の道のりはとても長く感じた。
早速準備に入る。大物はかなりの割合で、僕らが持っていたので、先陣のメンバーは たいしたことは出来なかったらしい、しかも、ビール関係も僕らが担当していたので、 辛い待ち時間をすごしたことになる。
早速夕飯の準備、残ったメンバーはテントを張って行く。
こんな暗い中テントを張るのは始めてだ。
本当は、今晩はカレーを作る予定だったが、時間が無くなってしまったので、有り合わせで済ます。
カレーは今回のメインイベントの一つで、鍋一杯の玉ねぎを煮込む所から始める本格的なカレーである。
それは明晩のお楽しみとなった。
食事の準備が出来、やっとありつけたビールで乾杯をした。
(先陣のメンバーは、一本ずつ自腹で飲んでいたらしいが・・・)
僕は、イルカ組みに参加することになっている。
さっそく準備をしてキャンプ場を後にする。
水族館への移動途中、てっちゃんが気分を悪くする。
二日酔いの上に、山道が重なったからだろう。
水族館について、さっそく入場料を払って中へ、イルカの受付は更に中にあるのでそこまで、 ウエットや3点を抱えて入っていくのだが、風が強くとても寒い、こんな中水の中に入るのかと思うとゾッとする。
受付をする。てっちゃんは気分が悪いのでキャンセルしようとしたが、当日キャンセルは全額負担だと言われて それならやらなきゃ損ということで、あきらめて持ってこなかった、スキンダイビングの道具を 車まで取りに行った。
受付を済ませると、時間まで少しあるので水族館の中を一回りした。
いろんな魚や、ペンギンなんかもいた。そしてイルカショーが始まる。
今回いっしょに泳いでくれるイルカ達だ。
元気にショーを見せてくれる。ショーが終わっても僕らといっしょに遊ばなくてはならないなんて
たいへんだな?と思う。
そろそろ時間が近づいてきたので、受付の場所に戻る。
スタッフの指示で着替え出す。ん〜さ〜む〜い〜。
簡単な講習のあと、がたがた震えながらも、みな海岸の方に降りていき、スタッフの説明聞く。
その周りでは一般のお客さんが見物している。この寒いのに・・・。みたいな目で皆が見ている。
こんなに楽しいのに、(ガタガタガタ・・・)
まずは浅瀬でウォーミングアップ。
さっそくイルカ達がよってくる。普通野生のイルカをウォッチングするときは絶対にイルカに触らないように
と注意されるが、ここは逆である。慣れているせいもあるのだろうが、どんどん触ってこすってあげてくださいと
いわれた。しかし、追いかけたり、おさまえたりはしないようにと注意を受ける。
イルカ達が僕たちめがけて突進してくる。結構恐い。
講習の時に、向こうはじゃれた気持ちでパクっときますが、
彼らは肉食獣なので怪我をしますので口の前には手をやらないように
注意してくださいというのを思い出す。
イルカは病んでいる人がわかるというが、確かに同じ人のところばかり行くような気がする。
本当に分かっているのか?みんなで、XXXは病んでるからね〜などと笑っていた。
今度は、本格的に3点を付けて、深い方へ進んでいく。
イルカ君たちも好奇心か、いっしょについて回る。
その後は、イルカといっしょに泳いだり、イルカ用の網の中にいっしょに入って遊んだりした。
今回後から、自転車で追いかけてくると言っていたキムチが、追いついたらしく、外から見守っているのを見つける。
スキンダイビングなので息を止めて潜るのだが、ウエイトなしでウエットスーツを着ているので、浮力があるため
潜るのがとても大変である。でもさっきまで寒い、寒いと言っていたことも忘れて楽しんだ。
途中昼飯を食べて、キャンプ場にいるであろうメンバーに電話を掛ける。
なにか、必要なものはないか聞くためだ。
足りないものを仕入れてキャンプ場に戻る。
先に帰ってきた人たちが、カレーの仕込みに入っていた。
そんなこんなでようやくカレーは完成した。
早速食する。
あんだけ、途中経過でいろいろな匂いを放っていいると文句を言っていた割りには、
途中経過を見ている者にはちょっと想像できないが、結構おいしく出来たと思う。
なんだかんだ、いっていたが皆結局寸胴鍋一杯のカレーはたいらげられていった。
ここで、小笠原土産のカメの缶詰を荷物から取り出して、発表するが、
みんな一斉に引いていった。そんなにまずいものではないって。
さっそく開けて、缶のまま火にかけた。
しばらくして、あったまったころ、メンバーの一人がつまんでみる。
みんなが、想像しているほどまずくない。一人が食べだすと、皆好奇心からか
ちょこちょことつまみ出す。結局みんな食べたみたいだ。
この後、しばらくの団欒をして、眠りに着いた。
途中、でご飯を食べることにする。ん〜お店の名前は忘れてしまった・・・。
お腹が減っていたのか、一つのメニューに群がっていた。