カブトエビ(Triops)

パッケージ

生きた化石ということをめちゃくちゃ強調している。
三葉虫と同じとか書いているけど、実際には鰓脚類というだけで、さほど近いわけでもないと思うのだが・・・

まあ形が似ているのでそんなイメージで売っているのだろう。

それにしても、このカブトエビというやつ、少し前までは日本のあちこちの水田でうじゃうじゃいたらしい。が、最近は除草剤の影響かかなり減っているようだ。
雑草を食うので益獣としてわざわざ水田に放すようなこともあるらしい。

 

中身はこれ。
餌と、卵。

卵とは言っても木屑ばかりでどれが卵なのやら。
昔の学研の付録 では水田の泥のようなものに入っていたと思うのだけどなぁ。
あれはやっぱり水田からそのまま取ってきていたのだろうか。

ちなみにこの木屑は餌にもなるらしい。

15日目:

しばらく 更新しないうちにずいぶん迫力の出てきたカブトエビ。
メタリックな輝きが出てきて貫禄がついてきた。しかも、卵も持ち始めている。
でも、生んだ卵は食われてしまうのか見当たらない。砂をまかないとだめかもしれないなぁ。

ラブリーな横顔。
尻尾がトゲトゲになっていてかなり凶悪な面構えになってきたねぇ。

顔。まるで金属製みたいな光沢。
卵を持っているのがわかるだろうか?
甲羅の下のほうに袋がついていて、中にオレンジ色の卵が 数個入っている。
脱皮するとこれも一緒に落としているようなんだけど、どこにも見当たらない、というかごみとまぎれてよくわからない。
もったいないなぁ。
どうすればいいのかなぁ。

 

7日目:

今日は、昨日大量にウィローモスを伐採したので少し入れてみた。
すると一生懸命かじりついている。こんなことなら早く入れてやればよかった。
リシアを入れてもほとんど食べなかったからなぁ。

カブトエビにも好き嫌いがあるらしく、もう一匹はほとんどというか、まったく食べない。不思議なもんだ。

ウィローモスにかじりつくカブトエビ。

ただ、本当にウィローモスを食っているかどうかはわからない。
どうも葉っぱが減っているようには見えないのだ・・・
もしかすると葉についているバクテリアを食べているのかもしれない。

裏から見るとこんな感じ。

ちゃんと口の中に先端を持っていっているのがわかるかな?
ハムスターやウサギが手でキャベツを持って食べているようなかわいらしさ。 に見えない?

こいつ、よーく見るとガチャ目だな。

左眼が小さい。脱皮に失敗でもしたのだろうか?

 

6日目:

体長約1.5cm
どしてもすぐに水がにごってくる。毎日半分換水している。
そろそろちゃんと濾過装置のついた小型水槽でも用意したほうがいいかも。

とっつかまえて浅い容器に移して撮影。

ちょこまか泳ぎまくるので捕まえるのは大変!

しかしよく見るとかーなーりグロテスク

これ、まだ小さいからいいけど5cmにもなったらかなりコワイのでは??

ここで白状しよう。
子供のころ学研の科学の付録で飼ったことがあると書いたが、実はあの時、これほど大きくなったことがないのだ!

そういえば、なんでかなぁ・・・
まあ、あのころは今のように設備は整っていないし、知識もなかったから・・・

ところが、同じ時に飼っていた友人のカブトエビはとんでもなくでかくなっていた。
しかも水替えなど一度もしたことがないらしく、水は完全に泥色。
なにしろカブトエビが水槽の壁面を横切った時しか見えない。

そのとき、わしは子供心に「これではかわいそうだ!」と思ってしまったのだ。
水替えを薦めるわし。
少しいやいやながらも同意する友人。

このときはホラ、知識がないから、どーんと綺麗な水道水に交換して、綺麗な水で泳ぎまくるカブトエビを見てよろこぶわし。

その後、そのカブトエビがどうなったのかその友人に聞いてもいない。

もしかして死んじゃいました? ヒナタ君。
罪滅ぼしにこれが繁殖したらゼヒ進呈したいと思うので、心当たりのあるヒナタ君は連絡請う。

カブトガニになぞらえられるのも納得が行きますね。この打ちっ放しのコンクリートのような妙な質感。

眼が三つあるのがわかりますかね?
カブトエビは、心眼を持ってます。

 


エイリアンとか嫌いな人は見ないほうがいいよ

まあ、なーんてラブリー(はあと)

お好きな方にはたまらないかと。

 

 

5日目:

とんでもないスピードで成長する。エサは「エサB」に切り替えた。


昨日は酔っ払ってしばらく眺めていたら、すごいシーンを見た。
突然ぶるぶるっと震えたと思ったら、 いきなりぱっと脱皮したのだ。
こんなにすばやく脱皮するものとは知らなかった。少し白っぽいな、と思っていたらあっという間に脱ぎ終わっていた。
メイン水槽のヌマエビが脱皮するのにかなり時間がかかっていたことと比べると、対照的だ。

カブトエビは鰓脚類なので、腹にある脚の間にはそれぞれ一対の鰓がついている。
この写真でも少しは見えるだろうか?
腹の部分に細かい脚のようなものが生えている。これは泳ぐための脚と鰓なのだ。
つまり、脱皮の瞬間にこれらも一緒に脱いでいるはずで、よくこんがらがらないものだと関心する。


クリックすると拡大

体長約8mm。

だいぶ写真が撮りやすいサイズになってきた。
これは水槽の壁面に張り付いて泳いでいるところなので、腹側から撮っている。なかなか背中は撮らせてくれない。

 

形はまるでケンミジンコだが、でかい。
ここまでたった五日しか経っていない。最初発見した時は0.5mmにもならないただのミジンコみたいなものだったので、20倍ぐらいに成長しているということだ。
いったいどうなっているのだ??

 

 

 

3日目:

あっという間に昨日の倍以上のサイズに育っている。いったい何を食って育っているのやら。

なんとかカメラの液晶ファインダーでも確認できるぐらいのサイズ(3mm)になったので、撮影に挑戦。
しかしこれが難しい!
まず、ピントが全然合わない。
仕方がないので、まず自分の手をレンズの前に出してフォーカスロックをして、そのままそっと水槽の前まで持っていく。
ところがこのときちょっと力を入れすぎて何度もシャッターが下りてしまった
さらに、ようやくカメラを構えたと思ったら今度は被写体がいない
こんなに小さいくせにえらくパワフルに泳ぎまくるのでなかなかシャッターチャンスが来ないのだ。
フォーカスロックしたままレンズの前に来るのを待つのだが、だんだん手が疲れてくる。
しかも超近接撮影(その距離実に3cm)のため、非常に被写界深度が浅くピントが合わない
これは液晶画面では確認できないのだ。
なのである程度カンだけで撮る。
大変な苦労をしてようやく撮れたのが、下の写真。

全然ダメじゃん!

かなりアップにしたけどやっぱり細部は写ってない。

でも、こんなに小さいくせに立派なカブトエビのカッコをしてる。
たいしたもんだ。

ツーショット。
二匹はてんで好き勝手に泳ぎまくるので、なかなか一緒の写真は撮れないのだ。
なんか琥珀に閉じ込められた虫みたいに見えるけどカブトエビです。

 


2日目:

いきなり2mmほどのカブトエビが二匹、泳いでいるのを発見。
とりあえず説明書通りに「カブトエビのエサA「をやってみる。抹茶みたいな緑色の粉だ。
それから、どうも水が淀んでいる気がしたのでめちゃくちゃ軽めに エアレーションをかけてみた。
ただし、夜中は切っておく。やっぱり寝かせてあげないとね。
上の写真のように、 エアストーンは水面近くに固定してある。
底からガンガンエアレーションすると、エアをかなり絞ってあっても水が激しく回りまくってしまうからだ。

 

1日目:

底に一匹だけ0.2mmほどのプランクトン発生。でも、これがカブトエビなのかどうかはわからない。
説明書によると孵化するのは2〜3日かかるらしいので、もしかしたらただのミジンコかも。

 

セッティング。
一日汲み置きしておき、卵を半分だけ入れる。

半分取っておくのはこれが失敗した時のための保険だそうだ。

 

今日はとりあえずエアレーションをしてみる。
写真では見えないが、チューブはコック付の三又で繋いであって 流量を調整できるようになっている。

さらに、このエアポンプはスイッチがないのだが、コードを途中で切ってスイッチを取り付けてある。これがなかなか便利。
ドライバーとニッパが使える人なら簡単にできるのでお勧め。
ただし、言うまでもないことだがこれで火事が起きても自己責任で。

 

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