週末は大島で

大島に行くことになった。
当初は前回ライセンスを取った玉ちゃんと伊豆にでも潜りに行こうという計画だったのだが、 話がすすむにつれて初心者の方があと3人、計4人来るというので、急遽、ガイドが着くところが いいと思い、インターネットなどで検索をする。

一人二人なら、こちらが二人なので何とかなるかなと思ったのだが、さすがに4人では厳しい。
まして僕たちはインストラクターではないのでなお厳しい。伊豆とかでガイドをつけても いいのだがなんとなく割高感がある。

そこで、インターネットで見つけた大島に行くことになった。
今回利用するサービスは大島バーディというお店、三宅島にあった三宅島バーディの 大島版だ。そこが大島にお店を出すにあたって、オープニングキャンペーンをやっていると いうのでそこに決めたのだ。

しかも、今なら伊豆七島や小笠原に旅行に行くと、国から助成金として民宿に一泊だと6000円 もらえると言うのだ。これはチャンスだと、早速船とサービスに予約を入れる。

その後、トンデモから2名加わって予約を変更する。
これで今回の参加者は8名になった。

夜景1 10月26日21:30竹芝桟橋集合

ちょっと前に到着、早速切符を購入するためにチケット売り場へ、もちろん予約は済んでいる。
しかし、とてつもない混みようだ、すでに22:00発大島行きのカメリア丸の乗船は始まっている というのに、私はまだチケットを買うことができない。

そのうち、係りの人が出てきて、全員がチケットを買えるまで出港しないのでご安心ください。
と拡声器をもって回っていた。


ようやく僕らの番だ。8人分をなるべく安くするため回数券を駆使して購入したため 面倒くさかったが、手続き自体はすんなりと済んだ。

そのチケットを乗船名簿に交換して、そこで今回、国から助成金を受け取るために必要な 乗船証明書を発行してもらう。

夜景2 乗船名簿をもらったら、早速乗船だ。
みんなに名簿を配り書いてもらいながらの移動だ。面目ない。 僕がもっと早く来ればよかったとちょっと反省1。

無事、乗船も終わり、自分の席を探す。
東海汽船は昔、2等は早い者勝ちみたいなところがあったが、最近は指定席になった。 しかも、2等だというのに、リクライニングシートが選べるようになっている。

もちろんというか、何も言わずに予約を取るとそちらから予約を埋めていくようだ。
昔のような和室タイプもある。もちろんこちらも指定席だ。

席が確認できたら、荷物を置いて甲板に出てみる。 出港の様子を見ようというのだ。初めての船旅だとこういったこともうれしい。 こういうサービスも必要かなと思う。
ここでビールを配る。その後は自由行動にした。
僕は席に戻って、食べ損ねた夕食のために港で買い込んだパンをかじりながら、 本を読んだりして時間を過ごす。

24時ごろに消灯になった。大島到着は翌朝6時。
僕は入り口の近くの席だったので、人が出入りするたびに目がさめてしまった。

個人ならリクライニングシートでもいいが、ある程度グループで行くときは 昔ながらの和室タイプもいいかなと、やはり横になって寝たいなと思う。

大島到着 翌朝6時少し前に下船の準備をしてください。とアナウンスが入る。

下船してお迎えを探す。港のはずれまで着来たが、見つからなかったので サービスに連絡を入れる。すると、サービスではなく宿の方が迎えにきているはずだという 宿の名前なんて聞いてなかったので、サービスの方が迎えにくると思っていた。

ここで判明したのだが、今回利用する宿は大島グランドという民宿だ。
僕が電話を切るころ、迎えの人はハタをたたんで、帰ろうとしているところだった。
あわてて、捕まえて乗せてもらう。


ちゃんと確認しておけばよかったと反省2

ホテルに着くと荷物を降ろして、部屋を確認して仮眠を取る。
僕は、その前にカメラの準備をしなくてはならない。 朝食は8時の予定。少しは眠れたのだろうか、 あまり寝た気がしないまま時間が過ぎていった。

朝食 朝食を済まして、ダイビングの準備をはじめる。
9時少し前にサービスの人が打ち合わせに現れた。

そこで9時30分にピックアップでそれまでに、 ウエットの下までは着ていてくださいと指示されるが、 他のメンバーに完璧に伝えられなかった。反省3。


時間が来てもみな水着を着ている程度、急いで準備を してもらって車でポイントに向かう。
大島一本目のポイントは「野田浜」というポイント。 チェックダイブによく使われるポイントだ。

水中1





水中2
水中3





水中4

ここでは、初心者組み(ヤンググループ)とそれ以外組み(アダルトグループ)で バーディを組むことになった。僕は玉ちゃんとバーディを組む。

エントリーしてすぐガイドロープがあるので、それにそって進んでいく、 大きなハマフエフキが目の前を行ったり来たりしている。あまり人を 怖がっていないようだ。

そのまま、浅場をどこまでも進むと少し落ち込んだ場所にくる。 ここから水深を深めて進んでいく。

ここはアーチがあることでも有名なポイントで、そのアーチが近づいてきた。 中にはニザダイやイシガキダイがいたが、暗かったため撮影は断念。

その後、僕にとっては珍しい、オレンジイソギンチャクをガイドの人が紹介してくれた。 そこにクマノミやミツボシクロスズメダイなんかが強制している。

休憩1 1本目が終わり、機材をばらして宿に戻る。
シャワーを浴びて、着替えて昼食、頼めば外で昼食を取ることもできるようだ。
今回は着替えたので宿の人ことを考えて、中で取ることにする。
昼食を済まして、後は午後のピックアップまで、のんびりした時間を過ごす。

最初2時の予定だったのが、2時30分に変更になった。
僕は、読書をしたりして、時間を過ごした。


2本目は「秋の浜」を希望していたが、結構うねりが入っているという。
とりあえず様子をみに行くことにする。

秋の浜というポイントはビーチのポイントなのに、ジャイアントで崖の上からエントリする ちょっと変わったポイント。エキジットの時はは鉄パイプで作られたはしごを登ってくるようになっている。
最近はニタリというサメで有名なポイントだ。

車を止めてしばらく波の様子を見ている。ふだんはなんともないのだが、10回に1〜2回ほど 大きな波がきてエントリ場所の岩場を飲み込んでいく。あれに飲まれたらひとたまりもない。

ただ、ガイドは予想していたよりもうねりは収まっているという タイミングによっては問題ないけど、あの時々くる大波にあたると ヤンググループは特にひとたまりもないだろうという。

決断は私たちにゆだねられた。せっかく大島に来たのだから、ぜひ潜りたいということで お願いするかしないかのうちに、おそらく別のサービスのお客さんだろう。あの大きな波に 飲み込まれ、何人かは手前の岩にたたきつけられそうになっていた。

さすがにそれをみせられたらガイドの人も、安全をとって別のポイントにするか ヤンググループと分けるかしたほうがいいと提案、私たちはグループ分けすることに決めた。

アダルトグループは早速機材のセッティングをして、エントリの準備をする。
なるべく時間差が空かないように一気にエントリしようと打ち合わせしておく。

エントリ場所に向かう、今のところ波は小さいようだ。
崖の先端のあたりまで来た。皆が集まったのをガイドが確認して 波とのタイミングを見ながらいよいよエントリーと思ったその時、 ついに大波がきてしまった。

今飛び込むのはとても危険だと思った瞬間、ガイドを含む3人が波の中に消えた。
行ってしまったなら仕方がない、間隔をあけるわけにはいかないので、その引き波で 二人が飛び込んだ。のこるはSUNと僕だ。SUNの方が僕の前いる。

波を確認する。次の波も大きそうだ!!
そしてその波が崖にあたって、僕らに襲い掛かってきた。ここでSUNが行ったら すぐ後に続かなくてはいけないなと思ったのだが、一瞬ふんばる姿勢をしたので、 僕もふんばってしまった。しかし、SUNは波に負けて泡の仲に消えていってしまった。

僕が最後に取り残されたことになる。しかし、次の波も大きな音をたてて迫ってきている。
崖の下ではSUNがどこにいるのかまったくわからない。 と思っているうちに僕もその波に飲み込まれてしまった。

その際人差し指に激痛が走る。今自分がどうなっているのかわからない。
一緒に飛び込んだカメラも、無事かわからない。とりあえず手に感触があるので 落としてはいないようだ。

とりあえず視界を確保しなくてはならないので、飛び込んだ方角を信じて前に進む。
しばらく行くと、波の泡が消え視界が開け、そこにはみんなが待っていた。よかった。

なぜか右手の人差し指が痛いどこかに突き指したようだ。 カメラもなんとか大丈夫なようだ。よかった。

そのまま潜行して、右に壁をみながら進んでいく。

ソフトコーラル ガイドは残圧を確認したかと思うと、どんどん潜行していった。 途中から水の重さを感じる。30mを超えたのだろう。 水深計を確認すると、32mだった。 そこには、僕よりも大きいソフトコーラルがたくさんあった。

ガイドはそこであたりを探したかと思うと、さっといなくなってしまった。 あとから聞いた話だと、そこに「クダゴンベ」がいたらしいが、 見つけられなかったという。

その後、すぐに移動して別のポイント向かう。いろいろと見せたいものがあるのか とても移動が早い。ヤングチームを別にして正解だっただろう。

次のポイントはジョーフィッシュのポイント。ガイドが次々と穴を指差していく。
その穴をしばらくみていると、ジョーフィッシュが顔を出す。結構な数だ。


エキジットは前に言ったように、鉄パイプでできたはしごを登って行く。
あの大波を気にしながら、よじ登っていく。カメラを抱えたまま登って行くのは 結構大変だ。この時、うえに人がいる間は下に行かないようにしよう。
今回は大丈夫だったが、以前ここでうえから人が落ちてきて、鼻の骨を折った人が いると言う話を後で聞いた。

ヤングチームの方、どなたか、別のポイントのことを書いて〜。

機材を片付けて宿に戻る。ヤングチームはまだ戻ってきていないようだ。

着替えてみなの帰りを待つ。アダルトチームは今日の2本目のダイビングで ヘロヘロになってしまい、この後行こうと計画していた温泉を断念しようかと考えていた。

しばらくすると、ヤングチームが帰ってくる。
結局ヤングチームだけ温泉に行くことになった。

ここもどなたか温泉組みの方書いて〜

晩飯 温泉組みの帰りを待つ間、宿の人に場所を聞いて買出しに行く。
場所は宿から道路に出て右の方に200mほど行ったところにあるというが、 道に出ただけではそれらしい明かりは見えない。あたりは足元も見えないくらい真っ暗だ。
本当にあるのか不安になったが、しばらくいくと道がカーブしていることがわかる。
その角を曲がると遠くのほうにそれらしい明かりが見えてきた。

そこで、お菓子やらビールやらを買い込んで宿に戻る。
宿に戻ると、皆が帰ってきていたので早速夕食の時間。結構豪華だったと思う。


夕食の後、少し休憩すると、女性軍の方に集まってログつけタイム
(部屋割りの時は気付かなかったのだが、女性軍の部屋の方が広かった)

今日見た魚なんかを調べならログをつける。こういった記録は何年後かに見ると いい思い出になっているもだ。
最後に、みんなでログを回してコメント&サインをもらう。

その後は、しばらくおしゃべりをしたり、テレビを見ていたりしたが、 ぽつぽつとダウン者が出てきたので僕も自分の部屋に戻って眠りについた。
若者グループもその後、戻ってきたようだ。

7時30分に起床。
僕は少し前にウトウトと目がさめていたのだが、起き上がれなかった。
耳をすますと、カンカンと屋根に滴ががあたるような音がしている。 ん〜、雨降っちゃったのかな〜などと思って、また布団にもぐりこんだ。

30分ちょっと過ぎに食事の準備ができたと放送が入る。
そこで皆が、しぶしぶ起き上がり食堂に向かう。 外を見るとやっぱり雨が降っている。

8時30分ピックアップ、 準備をして車に乗り込む、今日も秋の浜に挑戦してみるらしい。
ポイントに着くと、昨日よりも波うねりとも落ち着いているようだ。
僕が見ていた限りでは、昨日のような大波も来ていない。

これなら、ヤングチームも何とかエントリー可能だろう。
早速、準備をしてエントリする。先にヤングチームがエントリーしていった。
その後アダルトグループもエントリーしていく。今回は問題なくエントリできた。

途中からは、ヤングチームとアダルトチームは別のコースを取った。
今回は特筆することはないかな。

ここもどなたかよろしく。

エキジットすると、先にヤングチームが待っていた。

今日は1本で終了、別のお客さんはもう一本潜るらしい。
僕たちだけ先に宿に送ってもらって、機材を片付ける。
雨が降っているので、屋根があるところのまとめて干しておく。
この調子じゃ完璧に乾かすことは無理だろう。しかし、滴がたれないぐらいまでは 何とかなるか?

その間に、お風呂に入って休憩する。僕は先に上がって宿の会計を済ませてしまう。 まもなく昼食の準備ができたので昼飯にする。

12時過ぎにバーディの人が現れて、そこで会計を済ませる。

2時ピックアップで宿の人に港へ送ってもらう。
雨のため、外にたむろすることができないので、皆建物中に集まっている。 そのため、建物の中は大混雑だ。

待ち合わせの時間を確認して、解散。
と言っても皆港のすぐそばの、お土産屋さん行く。 宿に1割引の券があったのでそのお土産や産にに向かった。

指定席なので、待ち合わせのも出港の10分前と結構のんびりだ。
僕はちょっと早めに戻って、ビールの買出しをしておく。

皆が集まったところで、乗船する。
と言っても、事務所から船までは堤防を歩いていかなくてはならない。
外は雨が降っている。港の事務所から、船までみんなでダッシュ!、ダッシュ!!
まとまって走り出したはずなのに、なかなかみんながついてこない。

なんとか船に乗り込む。帰りは特2等席、一人ひとつのベットがある。 やはりこのぐらいが楽でいい。

結局船は8分送れて出港した。港で買い込んだビールで乾杯をして、 しばらく話をして、そして横になった。

ふと気がつくと、何名かいなくなっている。船内探検でもしているのだろうか。
みんなが集まったところで、今回最後のログ付けを行う。

今回、同じポイントだったが、アダルトチームとヤングチームでコースが違っていたため 見た魚なんかも微妙に違う。なんとなくヤングチームの方が当たりのような雰囲気。

集合写真(船内)

しばらくして、アナウンスが入る。
羽田沖で大型船の出港待ちをしているらしい。そのせいで少し遅れるという。

結局15分送れて20時15分到着した。
下船して、集合写真を取って解散した。

大島は今回初めてだったけど、週末で行けるので手軽で島の海を味わえるのでいいと思った。
また行きたいと思う。


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