初潜り初あらし
伊豆海洋公園(IOP)
今年初めてのダイビングが決まった。場所はいつもの所IOPである。
前の晩に2時近くまで、カメラのセッティングや着替えの準備をして眠りに付いた。
4月21日日曜日
5時の目覚ましで目が覚める。早速着替えて車を駐車場から出してくる。
昨晩のうちに、器材は積み込んでしまっていたので、
夜に準備をしたカメラや着替えを積み込めば完了だ。
器材を積み込んでいる途中にSUNが目を覚ました。
予定より15分ほど遅れたが何とか出発。
出発して早々にQちゃんから連絡が入り、既に待ち合わせ場所についてしまったらしい。
30分早く着いたことになる。
そんな会話をしているうちに、今度はきむちから連絡が入った。
なんと、車のバッテリーがあがってしまって、車が出せないという。
迎えに行こうかと聞いたが、これから迎えに行っても遅くなるだけだし、
今日は雨の予報なので今回はパスするとのこと。それなら仕方がないと
僕たちは待ち合わせの場所に急ぐ。
待ち合わせは中野にあるファンキーの事務所。
その駐車場に停めさせてもらおうという作戦だ。
10分ほど遅れてしまったが、待ち合わせ場所に付くと、既にみんなそろっていた。
僕たちも急いで駐車場に停め荷物を移動する。
準備が整うと早速出発する。時間は7時をチョットすぎたあたりだ。
走り出してまもなくして、雨が降り始めた。テンションが下がる。
高速も一般道も意外にすいていて(雨だから?)2時間ほどで目的地IOP
に到着してしまった。
早速車を止め、海の様子を見に行くことにする。
ん〜、波がチョット(?)高めだな〜、しかも雨はやむ気配がない。
とりあえず、タンクを借りる手続きをして、しぶしぶと着替て準備をする。
ある程度準備が終わった所で、デジカメの準備をしようと、ハウジング
を取り出すと、僕は一瞬心臓が止まったかと思うほどの衝撃が走った。
ハウジングに亀裂が入っているのである。ショック!ショック!!ショック!!!
亀裂が入っているいじょう、これを海の中にもっていくことは出来ないし、
ここでは、ショックを受ける以外できることはないので諦める。
ファンキーが車に行くと言うので、コンディションが悪いので一度は諦めた、
一眼レフの方のカメラを持ってきてくれるようにお願いする。
無事(?)準備が整ったので、早速エントリー口に向かう。
エントリーも波が高く結構苦労したが、何とか全員完了。
昔のIOPはエントリー口が整備されていなかったので、もっと苦労しただろう。
第一印象、やっぱり水は冷たいようだ、しかも海の中はなんか暗い感じ、それに
カジメだらけで岩がまるで見えない。これでは岩に付いている魚を探すのは一苦労だ。
1本目、コースは右側の岩場を攻める。だが、たいして行かないうちに
みんなの動きが鈍くなった。
他のグループのガイドさんがなにやらお客さんに説明しているので、その人たちがはけたあと
近づいてい見ると、小さなウミウシが一匹いたので写真を撮っておく。するとみんなが集まってきた。
さらに先に進もうとしたが、みんなは付いて来る気配がない。
あれれと思いつつ、その根の回りをうろついていると、SUNが近づいてきて
叫ぶ声が聞こえた、「さむ〜い〜!!」みんなも同じ意見のようだ。
それでは帰ろうと言うことになった。
実は帰りは結構ドキドキだった。海が暗い上にカジメで岩が覆われていて
景色がいつもと違う。一応コンパスで確認しながら、進むのだがチョット不安だった。
しかし、脇にいたベテランQちゃんもコンパスで確認しているようなので、チョット安心する。
エキジットの時も大変で、うねっているうえに波が高いので、なかなか岸に近づくことが
出来ないやっとの思いで岸に着いたとしても、何時大きな波が来るか分からない。
僕は足が何とか付く所に来たら泳ぐのをやめふんばれる体制を作りながらエキジットした。
その後は急いでフィンとカメラ、タンクを下ろすと急いで女性陣の救済に向かう
救済に向かうと僕たちのグループ以外にも岸で転がってしまっている人がたくさんいた。
僕がSUNのところに向かうと目の前に別のグループの人が転がって来たので、バルブを持って
持ち上げようとしたが持ち上がらなかった、今度を声をかけて持ち上げたが持ち上がらなかった。
その人がふんばっていたせいなのか、僕の筋力の衰えなのか・・・。
そのわきでSUNも転がっていたが、近くにいた別のグループの人に助けられていたが、
本人曰く、たくさんの人に支えられて、逆に立ち上がれなかったという。
他のメンバーも何とかエキジットすることが出来た。
荷物の場所に戻って、早速帰る準備をする。器材を洗ってもどこに干せばいいのやら。
雨は一向に止む気配がない。
誰一人2本目の話をする人はいない。
みな無言のまま、着替えて帰りの準備をする。
近くの温泉に向かう、温泉を上がると早速、昼食を求めて帰途につく。
前に行ったお伊東にある居酒屋は休みのようなので、そのまま帰り道で
お店を探すことにする。
大通り沿いだと、どこも観光相手のお店が多く、僕らの目的(ダイビングじゃないの?)
である、海のそばらしい、安くてうまい海の幸と言うわけには行かないようだ。
ついに最後の温泉街の熱海まで来てしまった。この先は高速に乗ってしまうため
ここが、最後のチャンスになる。
めぼしいお店が見つからないので、駅の方に向かってみる。
ロータリーの中に車を止め、徒歩で探すことにする。観光案内のおっちゃんを捕まえて
本人も週に2回は行くというお勧めの居酒屋は残念ながら、まだやっていないようだ。
もう一回同じおっちゃんを捕まえて「開いてなかったよ〜」というと電話までしてくれたが
まだ店には誰もいないようだ。仕方がないので次の店を紹介してもらう。
そこは居酒屋というよりか、海鮮定食屋といった雰囲気。
みなそれぞれ、定食を注文する。
ここは、ちょっとお高いイメージ。でも美味かった。
帰途は少し混んでいたが、車の置いてある中野を経由して、
10時前には帰宅できた。
まだまだ、海の水は冷たいようだ。
来週からG.W.で小笠原に行くが、あそこもこの時期あまり
海の水は温かくないんだよな。でも楽しみ・・・。