江戸川花火大会2001

朝10時あわてて、家を飛び出す。
今日は江戸川の花火大会、場所取りは僕の役目だ。 今は足立区に引っ越したのだが 引き続き場所取りをやっている。

もっと早く家を出ればよかったのだが、すっかり寝坊をしてしまった
ヤバイかもしれない。たしか、去年もこのぐらいの時間で土手から遠い川側 取れず、そこまで行くのに大きなクーラーを必死に抱えて、人と人の間を 渡っていた記憶がある。
江戸川に着き近くに車を止めると、 土手へと向かいながらそんな事を考えていた。

場所取り 土手の階段を登る。また場所が無いのではないかと、ちょっとドキドキ しながら、土手のてっぺんにたどり着く。

そこからは河川敷全体が見渡せるのだが、やっぱり一面場所が取られている。
去年、クーラー運びでつらい思いをした事を思い出す。

しかし、今年は少し考えて、会場の周りに用意された通路沿いだったら、 遠くても歩きやすいので、ある程度緩和されるだろうと考え、とりあえず その通路を川側へ川側へと歩いていく。前に何組かの場所取り組みらしき 人を見つけては、さりげなく抜いていく。

そして川側の通路の近くを何とか確保した。

場所取りが終わると、一時、足立区まで引き返す。
その間、ビールなんかの買い出しに行く。
今回、ビールサーバーを持ってくる人がいるので、その為に 3リットル缶や2リットル缶も忘れてはならない。

後は、予定の5時過ぎまでのんびりと過ごす。

5時過ぎ、行動を開始する。 てっちゃんに連絡すると、亀戸のあたりだというので、 私の実家で待ち合わせをする。そこでてっちゃんの車に乗り換えて もう一人の参加者、みきちゃんを拾うため、最寄り駅の一つ前、 瑞江駅に迎えに行く。その後は、篠崎の駅の方に車を止め、 テクテクと土手まで歩いていく。

人の波 その間、私は6時30分に篠崎で待ち合わせしていた、ファンキー を迎えに行く。ファンキーからは10分ほど遅れるとの連絡、 30分ちょっと過ぎに、駅に着いたとの連絡があったのだが、 なかなか出てこない、人が多すぎて改札を出る事が出来ないらしい。

ようやく登場である。ドコモは全滅で会場とまったく連絡が取れない。
ファンキーが持ってきたピッチでようやく連絡が取れる。
まだ、土手の手前にいるらしい。

私たちもちょっと小走りで、会場に向かう。

土手の手前まで来ると、皆がクーラーの運び手をまっていた。
さっそく皆で手分けして、荷物を運び土手の階段を登る。

花火 土手の階段を降りると、通路沿いに進み川側へ向かって進む 丁度、土手と川の中間のあたりでカウントダウンが始まって、 花火大会の打ち上げが始まってしまった。

そのまま川まで進めば、私が場所取りした場所まで、もう少しである。 やはり、土手から遠いのは大変だが、通路があったので楽に来る事が できた。

場所に座るとさっそくサーバの準備、買ってきたツマミや食べ物を 広げていく。

ビールでカンバーイ!!


後は、花火を楽しみながら、ビールを飲むといった感じだ。

場所は、花火師たちのトラックが見え、打ちあがるところから見えるほど の近さである。仕掛花火が見えないのと、ちょっと首が痛くなる以外は、 私的には絶好のポイントだと思っている。

花火が連続で上がると、だんだんこっちに近づいてくるような、 錯覚に陥る。

9時45分ごろ無事花火大会は終了する。 最後の大きな花火はとても感動した。

僕らはここから、その場で宴会が始まる。しばらくして、 ドコモも使えるようになると、別の場所で見ていたサカイ とだいちゃんとも合流する。花火が終わってからも1時間ほど 携帯は使い物にならなかった。

いつもなら、このころになると、河川敷は誰もいなくなるのだが 今年は結構な人数が残っているようだ。ちょっと前の花火大会 での事故の影響だろうか・・・。

サーバー用に買った、3リットルや2リットルのビール缶はすっかり なくなり、食べ物もほとんどそこをついた。土手の方を見ると、 まだ階段のあたりで人がうごめいているのが分かる。

缶ビールになってしまったが、ビールはまだまだある。

花火師達の退場が始まった。僕らが場所を取った側の通路を大きな トラックが何台も連なって、クラクションを鳴らしながらかえって行く。 その付近にいたお客さん達は大盛り上がり。
個人的にはこの瞬間もとても好きである。

それからしばらく宴会は続いたが、さすがに川風が寒くなってきた ので撤収する事にした。

来年はもう少し近いところを取れればいいなと思う。


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