荒川

9時30分出発、今回サイクリングに誘ってくれた友人の家へ到着、 そのまま、自転車をこいで、荒川に向かう。
前後にサスが付いたなれない自転車で信号や障害物で止まったり、 減速したりと結構疲れる。
荒川の出発地点まで約4Km、既に疲れ気味だ。

ようやく荒川の河川敷(僕らの出発地点)に着いた。
と思ったらいきなり土手を登っていかなくてはならない・・・。
その先が河川敷だ。まずは勢いをつけて土手にできた舗装道路を下っていく。

ん〜、これはらくちんらくちん。

荒川のコースに出てしまえば信号もなく、 時速23〜25kあたりで走ることができる。

自転車をこぎだして数キロしかたっていないあたりから、お尻が痛み出す。
自転車をこぐ疲労よりも、お尻の痛みの方が先にたってしまい他に 意識が行かなくなってくる。


河川敷は、サッカー、野球以外にも、ゴルフやアメフト、 フリスビーや鼓笛隊まで、いろいろな人が休日の過ごしている。

とてものどかだ。しかし僕は必死だった。
のんびり周りを見るよりも、先に進まなきゃと言う気持ちが選考する。

途中、コースの関係で橋を渡り川の反対側に渡るところがある。
川ではジェットスキーに載った団体が橋の下をくぐりぬけようとしている。
大人の前にちょこんと子供が乗っているのも見える。
手を振ると向こうも手を振り返してくれた。

スタートから32Km地点で休憩をかねて昼食を取る。

午後から天気が崩れるという話もあるし、 僕の中での目標地点まで来たわけだし、 僕の体力を考えると、ここらで 折り返しておいた方がいいと思ったということで、 ちょうどいいので折り返しする。

行きの時に話していたのだが、帰りはなぜかいつも向かい風になるんだよな〜と 言っていたのだがやっぱり向かい風、しかも風が強くなってくる。

一気に時速は15k程度にダウン

漕いでも漕いでも、思ったように前に進まないようになってくる。
疲労とケツの痛みと花粉症で鼻がグジュグジュと相当しんどくなってくる。

ケツの痛みは既に限界を超え疲労よりもケツの痛みで ペダルがこげなくなってくる。

漕いでも、漕いでも時速10kでなくなってしまった。
風が強くなっていくのか、体力が落ちていっているのか・・・。

そのうち数キロごとに休憩するようになる。

何度目かの休憩でふと芝生が気持ちよく、横になってしまった。 すると眠ってしまったらしい。後できむちに聞くと10程度だが 本当に眠っていたよと教えてもらう。

大分休憩したということで、一気にゴールを目指すべく、ペダルを漕ぐ。
しかし、その勢いもほんの数キロでダウン、漕いでも漕いでも、 前を走るきむちとの距離がどんどん離れていく。

時々少し待ってくれて、追いついたときに、風の抵抗をなくそうと きむちの自転車の後ろに付こうするのだが、どんどん離れていってしまうので そのポジションを確保することすらできない状態になっていた。

その後も離れては待ってもらい、離れては待ってもらいしながら、 なんとか荒川のスタート地点まで戻ってきた。

最後は走行距離が出るサイクルコンピュータしか見ていなかった。
それでも何とか約65Km走りきる事ができた。
一緒に行ってくれたきむちはすこし物足りないようだったが・・・。

今回のサイクリングはとても疲れた。というかヘロヘロ。
それと、オケツ痛い。

僕にもう少し体力があれば、風や緑や花の色なんかを楽しむ事が
できたと思う。

今度は、もっと写真をとりながら、走りたいと思う。

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