次のような特徴を持ちます。
1. グローをエッジのみにかける
2. サーフェスのスペシャルバッファを使って複数のサーフェスに対してグローをつけることができる。
3. グローの色はサーフェスとは独立しており、グラデーションも指定できる。
4. 標準のグローと違ってデプスに応じてグローのサイズを変えることができる。
次に、色・質感(SurfacePanel)でグローをつけたいサーフェスのAdvance OptionsのSpecialBuffersを指定します。
ここで、0以外の値を設定したサーフェスについて、グローの設定をすることができます。
また、異なるサーフェスで同じSpesialBuffersの指定をするとそれらのサーフェスには同じグローがかかります。
ですので、オブジェクト全体にグローをかける場合は、そのオブジェクトにすべてのサーフェスで同じSpecialBuffersを設定します。
サーフェスが多いとかなり面倒ですが、近いうちにまとめてSpecialBuffersを指定するツールを作りますので、お待ちください。
さて、この設定をしたら、必ず「Save All Objects」または「Save Object」でオブジェクトを保存してください。
そうしないとGemmaの設定に反映されません。
次に、Gemmaの設定画面を開きます。
Enable Gemma | Gemmaの設定を有効にし、レンダリングで稼動する。 |
Special Buffer | 設定を行うSpecialBufferを指定する。チェックボックスをOnにすると有効になる。 |
Surface | 選択したSpecialBufferが指定されているサーフェスが表示されるが、参考程度。ここで変更しても設定上の意味はない。 |
Copy/Paste | 現在選択しているSpecialBufferの設定をコピーし、他のSpecialBufferにペーストすることができる。 |
色設定 | グローの色を指定する。最大5色までのグラデーションを指定できる。Positionを変えることでグラデーションの配置を変更できる。 |
rnr(rqzrur&r2rsr2r睦* | 指定したグラデーションがサンプルで表示される。 |
Mode | グローのタイプ。
Fixed : 固定サイズのグローで、全体にかける。標準のグローとほぼ同じ。 Depth : 距離に応じてグローのサイズが変わる。 G-Fixed : Gemmaモード。エッジにのみグローがかかる。サイズは距離にかかわらず一定。 G-Depth : Gemmaモード。距離に応じてグローのサイズが変わる。 |
Distance | グローのサイズ。Fixedの場合は、画像の横幅に対する割合。640x480で0.05なら、32ピクセルとなる。
Depthモードの場合、メートルでグローのサイズを指定する。 ここで指定を間違えるととんでもなく時間がかかるようになるので注意。 特に、FixedとDepthでは意味が異なるので、注意する。 Eボタンを押すと、エンベロープを設定できる。 |
Transparency | グローの透明度。0ならグローの最も濃い部分が完全に不透明になる。
Eボタンを押すと、エンベロープを設定できる。 |
r睦+r池$qzrdrbr2rrd | プレビューが表示される。ただし、一度でもレンダリングしないと表示することはできない。 |
Previewr孑}r2 | プレビューを計算する。 |
r{+ry$qzr!qzrt~ | Color : 加工前の画像
Depth : 各ピクセルの距離を明暗で表示 Special : SpecialBufferの範囲を白で表示 Preview : グロー効果の計算結果 |
1/2 res | 半分の解像度でプレビューするが、たいして変わらない。 |
設定をしたら、レンダリングしてみてください。
サンプルのシーンファイルをレンダリングすると以下のようになります。
物体の中心部にはグローがなく物体の色がそのまま出ており、しかもサーフェスの色とは無関係にグローが出ているのがわかるでしょぅか?
正式版ではありませんので、バグは多数残っているはずですし、機能も実装されていないものが多いです。
使用される場合は、それをご理解の上、バグを発見した場合はHPで障害情報をご確認の上、まだ上がっていないバグの場合はMolyまでご連絡いただけるとたいへん助かります。
その際は、状況、設定、現象をなるべく詳しく書いてください。
また、機能に対する要望なども、お気軽にメールください。
1. アンチエリアシングには部分的に対応。いちおう、ほぼ正常にレンダリングできるが、強いアンチエリアシングをかけると場合によっては問題が出る。
2. 途中てキャンセルができない。Distanceの指定を間違えるととんでもなく遅くなるので、気を付けること。
バグ報告、機能追加の要望等はお気軽にメールにて。
本プラグインはフリーです。
再配布する場合は、本ドキュメントを必ず添付してください。
転載する場合は、メールをお願いします。
本プラグインの著作権はMolyが持っています。
LightWave3Dについて詳しくは株式会社ディ・ストームへ。
・更新履歴
0.4β (1999/11/22) : DistanceとTransparencyにエンベロープがつけられるようになった。
0.3β (1999/11/6) : Depthモード実装
0.2β (1999/10/31) : 処理の高速化、Fixedモードの追加
0.1β (1999/10/30) : Beta Release