アーム

ステーとライトホルダとの間のフレキシブルアームである。
市販のフレキアームはプラスチックの関節状のものだが、これがけっこう高い。
というのでこれも自作だ。
材料はこれ。



ホームセンターで売っている水道の蛇口の延長用蛇腹だ。
ステンレスだから水にも強いはずだし、ある程度硬くてかなり曲げられる。
ただし繰り返しの曲げに対する耐久性についてはちょっと不安がある。

まずはこれの先っちょを切断する。
ルータの切断砥石を使ったが金鋸でも可。
下の金属片は中に入っていたフィルタ(?)。
これをまずペンチで取り除いてから切った。
根元側が少し太くなっているので、これがステーにつく側になる。
蛇腹と口金はエポキシで固められているのでこれをルータで丁寧に削る。
ワイヤブラシで磨いた後。
これが装着するボルトとナット。
アクリル板は、蛇腹の内部で位置を固定するのとエポキシが垂れないようにするための蓋の役目を果たす。
実際にはこれだけでは密閉できずにエポキシが垂れたので裏側から紙を何枚か貼ってパッキン代わりにした。
おかげで内部が少し固まっていて曲がりにくい部分がある。
うまく位置決めできたら、エポキシを流し込んで24時間放置する。
エポキシは固まれば丈夫でいいんだが粘性が低くて流れやすいのが難点。
万が一内側に垂れていると「曲がらないフレキシブルアーム」になってしまうので注意。
もっと粘度の高いものもあるのだろうか?

ちなみにオスは根元側である。
こちらは先端の方。ナットが埋めてある。
ワッシャも一緒に接着してある。

ここに、下のアタッチメントが装着される。
こちらは先端に装着する部分。
3mm厚アクリル板4枚重ねで、そこにボルトの頭を埋め込む穴をあけてプラリペアとエポキシで固定してある。

ボルトの根元にあるのはゴムの足だ。
これに穴をあけてねじ込んである。

これを挟んでアームにボルトをねじ込むことで、この先端部がある程度角度を変えることができるようになる。
ゴムなのでいい具合に固定してくれるのだ。
穴の周りの溝にOリングをはめる。
このOリングはライトアタッチメントやストロボをつける時の滑り止めである。


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