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フグ科(Tetraodontidae)-クロサバフグ

クロサバフグ(剥製)
クロサバフグ(剥製)

和名:クロサバフグ
英明:-
学名Lagocephalus gloveri Abe & Tabeta,1983
撮影:S.Goto(大洗水族館)
分布:北海道南部以南の太平洋側。東シナ海~インド洋
特徴:遊泳性が強く、やや沖合に生息する。やや深い場所でも見られる。群れをつくって中層を遊泳する。日本では夏~冬に多い。
体背方は黒褐色で腹方は銀白色。尾ビレは黒く、上端と下端は銀白色。背ビレ13軟条、臀ビレ12軟条、胸ビレ16軟条。頭部背面から体背面にある小棘帯は、背ビレ起部に達しない。腹面にも小棘がある。尾ビレは上端と下端が突出し、中央部もわずかに後方へ突出する。
シロサバフグに似るが、尾ビレ後縁は二重湾入することが多いのに対し、シロサバフグは尾ビレ後縁が湾入すること。尾ビレは、上下葉先端が白いのに対し、シロサバフグの尾ビレは、上葉先端が白く、下半部は3分の1が白い。そこに薄く黒色部分があること。肉・内臓共に毒があるので、食用とはならないのに対し、シロサバフグは無毒なのでおいしく食べることができる。という違いから区別できる。
肉食性。頭足類、魚類、甲殻類などを捕食。底曳網などで漁獲される。日本近海のものでは筋肉・皮・精巣は無毒とされるが、南シナ海産のものでは有毒という。素人が調理してはならない。


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