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サカサナマズ科(モコクス科)(Mochokidae)-サカサナマズ

サカサナマズ
サカサナマズ

和名:サカサナマズ
英明:Blotched upsidedown catfish
学名Synodontis nigriventris
撮影:S.Goto(東京タワー水族館)
分布:中央アフリカのコンゴ川流域
特徴:流れのゆるやかな場所に生息し、大群を作る。
体長5cmの小型種で大きくても8cm程度。腹部を上にして泳ぐ珍しい習性を持つ。これは光に反応しての習性のため無重力でも逆さに泳ぐ。体色は腹部は濃茶褐色から黒、背部は腹部よりは薄いが茶褐色。学名も腹面が黒いことを意味する。鰓蓋に大変鋭いトゲがあり、威嚇時に逆立てたりするので素手で触ってはいけない。一般的に魚類の体色は背面が黒っぽく、腹面が白っぽい。これは、水中での陰の付き方の反対になったもので、その体の輪郭や立体感を見失わせる効果を持つ。本種では、逆さまに泳ぐことに対応して、体色も普通の魚の逆になっている。実際にはその上に斑のような模様がある。縞模様が明瞭なものはゼブラ・サカサナマズ(流通名)と呼ばれる。
昼間は流木や岩石、水草の葉の裏側などに腹を向けて隠れていることが多く、夜間に活発に活動する。性格は温和。雑食性で小型の甲殻類や昆虫などや植物性のものまで何でもよく食べる。食餌時も上から降ってくる餌を逆さのままで食べる。しかし、底の餌は普通の姿勢で食べる。


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