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ヨウジウオ科(Syngnathidae)－イシヨウジ
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| イシヨウジ |
和名：イシヨウジ
英明：Messmate pipefish
学名：Corythoichthys haematopterus
撮影：TETSUROU（久米島）
分布：伊豆半島以南。～インド洋・太平洋域
特徴：水深20m以浅の珊瑚礁・岩礁域の砂礫底に生息する。
体は細長く円筒形で、吻は細長い。吻長は眼の後縁と胸鰭基底中央間の距離とほぼ同等である。不明瞭な暗色横帯があるが、体色や斑紋には変異が多い。尾鰭は丸くピンク色である。真皮性の骨板でできた体輪で包まれている。腹鰭が無く、臀鰭はあっても痕跡的である。躯幹輪数は17。頭部側面には細い暗色縦線が縦に走る。
中層を泳ぐことはなく、普段は岩やサンゴの上をすべるようにゆっくりと移動する。外敵に追われると素早く逃げることもできる。
一夫一妻だが、昼間は別々に行動していて、毎朝相手を確認するための行動が見られる。毎年同じ相手と繁殖を行う。産卵期は夏で、雌は雄の腹部に卵を産みつける。ヨウジウオ科の魚は育児嚢があるがヨウジウオ亜科では発達しておらず、卵はゼラチン状の物質で覆われ、腹部に付着させるだけである。