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トラギス科(Pinguipedidae)-オグロトラギス

オグロトラギス
オグロトラギス

和名:オグロトラギス
英明:Speckled sandperch
学名Parapercis pacifica(Parapercis polyophtalma/Parapercis hexophtalma) Imamura and Yoshino,2007
撮影:S.Goto(阿嘉島)
分布:八丈島、愛媛県、高知県、琉球列島。~フィリピン、スラウェシ、セラム海、チモール海にかけての西太平洋。南シナ海、フローレスからも。
特徴:沿岸の珊瑚礁域や砂泥底域にすむ普通種。
体長20cm。背ビレ棘条部と軟条部との間に欠刻がある。体は後部表面に小さなトゲがあるうろこでおおわれている。体色は白色で、尾鰭には大きな黒色斑があるがその後方に小さな白色斑がなく、ワヌケトラギスと区別できる。側線有孔鱗数は59-60。雄の頬下部には茶褐色または暗色の半円形帯か細長の同色斑を有するが、斜帯はない。雌の頭部には小黒色斑が多数ある。雄の腹部には3つ前後の小眼状斑列があり、雌ではそれが6-7つある。オスは頬の斑紋の一番下側が繋がって線状になり、メスは頬の斑紋の一番下側が点列になる。
肉食性で甲殻類や多毛類などの底生動物のほか、小魚なども食べ、ルアーも追う。一般に食用としないが、まれに食用にされることもある。本種とその近縁種群は分類学的に長らく混乱していたが、Imamura and Yoshino(2007)により再検討が行われ、本種は新種記載された。


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