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スズメダイ科(Pomacentridae)-カクレクマノミ
和名:カクレクマノミ 英明:false clown anemonefish 学名:Amphiprion ocellaris 撮影:上:S.Goto(八景島シーパラダイス)/下:S.Goto(座間味島) 分布:奄美大島以南、西部太平洋から東部インド洋に分布。 特徴:浅海のサンゴ礁域の礁外縁など潮通しの良いところに生息する。 体長は8cmほど。他のクマノミ類に比べると細長い体つきをしていて、オレンジ色の体に3本の白い帯と黒いひれが特徴。 また、背びれの鰭条の数が11本である(クラウンアネモネフィッシュは10本)。 近縁種のクラウンアネモネフィッシュと似ているが、体色や模様の縁取りが黒くないこと、クラウンアネモネフィッシュほど鮮やかな色をしていないことから区別できる。 また、クラウンアネモネフィッシュの虹彩は明るいオレンジ色をしているため目が小さく見えるのに対し、カクレクマノミのそれは黒く、そのために目が大きく見える。 オーストラリアのダーウィン周辺のサンゴ礁では稀にメラニスティック(黒色色素が多い)のカクレクマノミが見られ、白い帯は通常と変わらないが、体色が黒から暗褐色の固体が生息している。 ハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクなどのイソギンチャクと共生する。 イソギンチャクの触手には刺胞(毒針)があるが、クマノミ類の魚はそれに耐性がある共生することができる。 彼らが住みかとしているイソギンチャクが食べ残したものを餌としている。 他のクマノミ類と同様に雄性先熟型の雌雄同体魚である。 繁殖期は夏で、棲んでいるイソギンチャクの根元の岩の上に黄色い卵を産み付ける。雄は産み付けられた卵に口を近づけ、卵の掃除をしたり、死卵を取り除いたりすると考えられている。この行動は「マウシング」と呼ばれている。 雄が卵の世話をしている間に、雌はたくさんの餌を食べ、更に大きくなり繁殖能力を高める。 |
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