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クロユリハゼ科(Ptereleotridae)-ハタタテハゼ
和名:ハタタテハゼ 英明:fire goby 学名:Nemateleotris magnifica Fowler,1938 撮影:上:S.Goto(座間味)/左下:TETSUROU(久米島)/右下:tamami(モルディブ) 分布:琉球列島以南、台湾、東太平洋を除くインド洋・太平洋域。ハワイ諸島、東アフリカ 特徴:水深3~30mの内湾の湾口部、珊瑚礁域の礁外縁、礁斜面などの珊瑚と砂の混じった砂礫底に生息する。中層を単独かペアでホバリングしている。ペアの場合、敵(人)が近づくとメス、オスの順番で穴に逃げ込む。 全長9cm。第1背鰭前方が著しく長く、旗のように立てていることが和名の由来となっている。尾鰭は丸く湾入していない。体型はやや側扁し頭部は円筒形である。体色は頭部前方が淡黄色でやがて乳白色になり、尾鰭にかけて赤褐色のグラデーションとなる。鰓蓋には水色の小斑点が点在する。 巣穴に近い低層で、第1背鰭をピクピクと前後に動かしながらホバーリングし、流れてくる動物性プランクトンや甲殻類の幼生などを捕食する。 色彩が美しくアクアリストにも人気がある。自然下でも普通はペアで見られ、一夫一妻と思われるが、飼育ではやはりペアの形成過程が問題で、1対で飼っても喧嘩する恐れがあるので、出来上がったペアを飼うのがよい。ペアの形成過程や持続期間など詳しい生態はまだ不明である。餌付けは比較的簡単だが、スズメダイなどの縄張りの強い魚との混泳は避けたほうが良い。 |
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