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アイゴ科(Siganidae)-アミアイゴ

アミアイゴ
アミアイゴ

和名:アミアイゴ
英明:Little spinefoot
学名Siganus spinus (Linnaeus,1758)
撮影:S.Goto(東海大学海洋科学博物館)
分布:駿河湾以南。~東インド。西太平洋
特徴:沿岸の珊瑚礁域、岩礁域、藻場などに群れで生息する。
体長15cmほど。体側には虫食い状の斑紋がある。背ビレの棘条部と軟条部との間の欠刻は深く、尾ビレはほぼ截形。体色は灰色っぽく、体側に虫食い状斑がある。尾鰭はあまり湾入しない。腹鰭は1棘3軟条1棘で背鰭は13棘10軟条、臀鰭は7棘9軟条。胸鰭は16-18軟条。ムシクイアイゴに似ているが、背鰭棘条と軟条部の間に深い欠刻があることで区別できる。
雑食性であるが主に藻類を捕食する。
産卵期は4~7月。飼育下では10月まで。盛期は5~6月。産卵は新月の明け方に1時間程度で行われるが、この時間帯は上げ潮時かつ日の出時刻に相当。卵は卵径が0.51~0.55mmの無色透明の沈性粘着卵である。本種の幼魚は、シモフリアイゴやハナアイゴの幼魚とともに、旧暦5~8月の1日前後の大潮の上げ潮時に接岸する。接岸後4~5日で体色が変化し、プランクトン食から海藻類食へと移行する。ほぼ1年で成熟し産卵する。
沖縄では食用魚。幼魚はスク、またはシュクと呼ばれ、アイゴの仲間の幼魚の塩漬け「すくがらす」は主に本種で作る。


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