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シマイサキ科(Terapontidae(Teraponidae))－コトヒキ
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| コトヒキ(幼魚) | |
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| コトヒキ(幼魚) | |
和名：コトヒキ
英明：Jarbua terapon
学名：Terapon jarbua (Forsskål,1775)
撮影：上／下:S.Goto(房総半島)
分布：本州中部地方以南、沖縄。インド洋・太平洋域、紅海
特徴：内湾や沿岸の浅場、河口域や汽水域などに群をつくり生息する。府内では淀川水系で生息記録がある。
体長25～30cm。50cmを超えることもある。吻は丸く、尾鰭に数本の黒色帯が縦に入る。体側の地色は白色で、弓状の黒色の縦帯が3本入る。この黒色縦帯は個体によっては途切れたり、上下で繋がったり変異がよく見られる。多毛類、魚類、甲殻類などを捕食する動物食性。幼魚は、遊泳する他の魚の鱗を剥がして食べるという特異な行動が観察されている。
産卵期は夏とされる。
定置網、投網、釣りなどで漁獲され、塩焼き、煮付けなどで食べる。美味しい魚であるが、あまり市場流通することはないようである。同じ科のシマイサキよりも美味とされる。観賞用としての需要もある。
鰾（うきぶくろ）を使って「グゥグゥ」と鳴き、これが琴を弾いる「琴弾き」ようなことから標準和名の由来となっている。