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イサキ科(Haemulidae)-コロダイ

コロダイ
コロダイ
コロダイ(幼魚)
コロダイ(幼魚)

和名:コロダイ
英明:Painted sweetlips
学名Diagramma pictum (Thunberg,1793)
撮影:上/下:S.Goto
分布:南日本、琉球列島、東シナ海、南シナ海~西太平洋、インド洋
特徴:沿岸浅海の岩礁域・サンゴ礁域やその周辺の砂底に生息する。稚魚は同じような体色のゴンズイやミナミゴンズイの群れに混じって体をくねらせて泳いでいる姿が観察されており、捕食回避のためのベーツ型擬態をしている可能性も指摘されている。
体長60cm。頭部の有鱗域は広く、涙骨上にも広がる。また、眼の下縁は吻端よりも上方に位置し、側線有孔鱗数は69~72枚と多い。体色は青灰色の地色に小さな黄橙色の斑点が体全体に散在する。幼魚は黄色と黒色の縦帯が体側に2本ずつ見られる。全身は櫛鱗(しつりん(後部表面に小さなとげがあるうろこ))でおおわれている。成魚はタイやアジアコショウダイに似ているが背びれのとげの数が少なく、体がやや細長いことから区別できる。
甲殻類、多毛類や小型魚類などを捕食する動物食性。
定置網、刺し網で漁獲され、刺身、塩焼きなどで食べる。美味な魚で資源量はそこまで多くないものの、水産上重要種。また、稚魚は観賞目的の需要がある。大型のものはおいしいが、若魚はまずいので利用されない。


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