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クロタチカマス科(Gempylidae)-ナガタチカマス
和名:ナガタチカマス 英明:Black snoek 学名:Thyrsitoides marleyi Fowler,1929 撮影:上/下:S.Goto(美ら海水族館) 分布:南日本、九州-パラオ海嶺。インド洋・西太平洋域。大陸棚周辺域 特徴:ナガタチカマス属は本種1種で構成されている。水深326~600mの海山などに生息する。 体長1.5mを超える大型種。体は細長い。側線は2本あり、下方の側線は体側中央付近にある。測線は背鰭第4棘下方で分岐している。側線上方分枝は第1背鰭の後端の手前で切れている。腹鰭は退化的ではなく、1棘5軟条。 クロタチカマスは本種に似るが背鰭棘数28-33棘と多く、本種では18-20棘と少ないことで区別できる。クロシビカマスは体側の側線が1本しかないことで本種と区別できる。 歯が鋭く、漁をしても網を切ってしまうところからナワキリと呼ばれている。 小魚やイカなどを捕食する。 釣り、延縄、沖合底曳網で漁獲されており、市場でも見かけることがある。小骨が多いが、塩焼きなど美味である。 従来Mimasea taeniosomaという学名が使われていたこともあったが、これは本種のジュニアシノニムとされる。 |
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