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オスフロネムス科(Osphronemidae)(オスフロネームス科、オスプロネムス科)またはトウギョ科Polyacanthidae、ゴクラクギョ科(ベロンティア科Belontiidae)-タイワンキンギョ

タイワンキンギョ
タイワンキンギョ

和名:タイワンキンギョ
英明:Paradise fish
学名Macropodus opercularis(Macropodus chinensis) (Linnaeus,1758)
撮影:S.Goto(沖縄こどもの国)
分布:ベトナムからラオスを経て中国南部までと、台湾島に広く分布する、琉球列島の個体群が移植によるものか自然分布なのかは結論が出ていない。
特徴:本種は河川の下流域の川の流れが緩やかなところや、水田に生息する。
体長は通常4~7cm。体はやや細長く側扁し、鰓蓋に眼状斑、体側に10~12本の幅の狭い横帯を持つ。同属のチョウセンブナ(M. chinensis)とは、尾鰭後縁が湾入すること(チョウセンブナの尾鰭は円形)により区別できる。成熟した雄の背・臀鰭の後部軟条、腹鰭前部の軟条、尾鰭の上下の鰭条は伸長する。
雄は浮草の間に泡で巣を作る。雄と雌は抱き合うように産卵、放精し、卵と稚魚は雄が保護する。
日本では沖縄島に残存しているが、生息地となる止水環境の消失により激減している。このまま保護策がとられずに放置されれば、ごく近い将来絶滅する可能性が高い。
日本での分布は自然分布ではなく国外から持ち込まれて分布しているとされるが、最近は減っている。
本種はベタと同じようにラビリンス器官をもっているため、比較的酸素の少ない水でも生活できる。
英名ではparadise fishまたはparadise gouramis、沖縄方言ではトゥーイュ(国頭・名護)、ドゥビーラ(首里・西原・佐敷)、トウギョ(国頭)と呼ばれる。
※ゴクラクギョ科(Belontiidae)に含まれる場合もある。


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