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カジカ科(Cottidae)-シモフリカジカ

シモフリカジカ
シモフリカジカ

和名:シモフリカジカ
英明:-
学名Myoxocephalus brandtii (Steindachner,1867)
撮影:S.Goto
分布:北海道周辺。~日本海北部、オホーツク海
特徴:沿岸の岩礁域や藻場に生息する。
体長35cm。体色は緑がかった褐色で、小さな白い斑点が散らばっている。冬の産卵期には雄は黒色になる。頭部は大きく、縦扁する。いくぶん上下に平たい。口も大きく、その後端は眼の後端を越える。前鰓蓋骨棘は4本あり、上方の棘は強く真っ直ぐ伸びる。頭部背面には棘がなく、その代わり2対の皮弁が見られる。よく似たギスカジカとは、眼隔域が狭いことや体側の斑紋が腹面にまで進出しないことなどで区別できる。
若魚はやや浅めの海藻が生えているところに多く、成魚はやや沖合いに生息している。ギスカジカと一緒に生息していることが多い。
甲殻類や多毛類、小型魚類などを捕食する肉食性。産卵は冬期に行われる。
ギスカジカと共に美味しい魚として広く流通し、汁物や鍋などで賞味される。遊漁も本種やギスカジカを狙った釣り船が出ているほどに盛んである。


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