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フサカサゴ科(Scorpaenidae)-クロソイ

クロソイ
クロソイ

和名:クロソイ
英明:-
学名Sebastes schlegeli Hilgendorf,1880
撮影:S.Goto(新江ノ島水族館)
分布:日本各地。朝鮮半島、中国
特徴:沿岸の浅海域に生息する。
体長40~60cm。体は暗灰褐色。腹膜は銀色で、黒褐色の小さな斑点が散在する。頭の棘は小さいが強く、鼻棘、眼前棘、眼後棘及びろ頂棘がある。耳棘はまれにない。眼の下方に3本の鋭いトゲがあり、眼から斜め後方に2本の黒い帯がある。背鰭に13本の棘がある。尾鰭は丸く、白い。下顎に鱗がない。
本種はエゾメバルと混同されやすいが、尾鰭に白色横帯がないことで区別される。キツネメバルに似るが、眼前骨下縁に3本の棘があることで異なる。
卵胎生で春~初夏に仔魚を産み、幼魚は内湾の岩礁で育ち、成魚は浅海で底生生活する。主に小魚、イカ類、エビ類を捕食する。クロソイはソイの仲間の中で最も美味とされ、よくしまった白身の肉は味も歯触りもよい。塩焼きや煮付け、刺身、汁物にして食べる。


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