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フサカサゴ科(Scorpaenidae)-エゾメバル
和名:エゾメバル 英明:- 学名:Sebastes taczanowskii (Steindachner,1880) 撮影:S.Goto(アクアマリン福島) 分布:岩手県以北、北海道、沿海州 特徴:主に沿岸の岩礁域に多く生息していて、汽水域で見かけられることもある。日本では北海道に多く分布する。 体長25cm。体は長卵形で目の前方と上方に明瞭な棘がある。体の色は灰褐色、緑褐色、赤褐色などとかなりの個体差があり、淡色点をもつ。尾鰭後縁に白色横帯がある。腹膜は暗色。頭の棘は弱く、鼻棘、眼前棘及び眼上棘がある。下顎に鱗がない。背鰭に13本の棘がある。尾鰭後縁はわずかに湾入する。 本種はメバルに似るが、尾鰭後縁に白色横帯があること、下顎に鱗がないことで区別できる。 底生動物を捕食する。 本種は卵ではなく仔魚を産み出す卵胎生魚で、11月に雄が雌に求愛した後で交尾が行われる。卵巣内に進入した精子は4ヵ月以上もとどまり、卵巣が完熟する3月下旬~4月上旬に受精する。雌の体内で孵化した仔魚は卵黄のみで成長し、5~6月ごろに産み出される。 刺し網、釣り、延縄。などで漁獲される。食用となるがメバルよりも味は落ちるとされる。みそ汁、唐揚げ、煮付けなどで食べる。 |
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