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クズアナゴ科(Nettastomatidae)-イトアナゴ

イトアナゴ(標本)
イトアナゴ(標本)

和名:イトアナゴ
英明:-
学名Saurenchelys fierasfer (Jordan and Snyder,1901)
撮影:S.Goto(東海大学海洋科学博物館)
分布:熊野灘~高知沖
特徴:日本産のクズアナゴ科には5種が知られているが、本種を除けばすべて深海性。約100m以浅の沿岸・内湾・沖の泥底・砂泥底に生息する。日本近海に生息する本科の中では最も浅所に生息する。
全長約45-70cm。体は細長く白色半透明、頭部と腹部は白銀色。頭部と腹部は銀白色を帯び,口は大きく、吻が長くて鋭く尖る。両顎には小さくて鋭い歯がびっしりと並ぶ。上顎は下顎より長く、尾端部は黒く縁取られている。
よく似た仲間にクズアナゴやニセクズアナゴ、ハシクズアナゴがあり、後鼻孔が頭部側面、目の中央の前方にあることで区別できる。
底曳き網などで漁獲されるが商業的価値は無い。稀種。
イトアナゴの後鼻孔は眼の中心線の位置にあり、眼の前方に開きますが、他の種ではこれより高い位置にあるかもしくは頭部の背面に開きます。


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