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アカエイ科(Dasyatidae)-ホシエイ
和名:ホシエイ 英明:Pitted stingray 学名:Dasyatis matsubarai Miyosi, 1939 撮影:上/下:S.Goto(海遊館) 分布:本州北部から北海道、朝鮮半島東海岸から沿海州 特徴:沿岸域の底層に生息する。日本海沖合の水深3,000m近い下部漸深層で捕獲された記録があるため、遠洋遊泳性があり、ある程度の深海域にも生息している可能性があると考えられている。 アカエイと比べてやや沖合の海水温の低い海域を好んで生息し、通常人の目にふれる機会は少ない。また、沿岸や河口などの汽水域はあまり好まない。 砂泥底に底在したり潜ったりすることは少なく、海底近くを泳いでいることが多い。 体形はアカエイによく似るが、成長すると大きなものでは体幅が180cm程になり、本種のほうが大型になる個体が多い。体長と同程度の長さの鞭状の尾を持ち、尾の付け根には大きな毒針を持つ。体色は背面は黒く、腹側は白いが縁は不定形に黒く縁取られている。背面には、白い小さな斑点が不規則に並んでおり、特に胴体と鰭の境目付近に沿って斑点が並んでいる。和名の“ホシ”、英名の“Pitted”はいずれもこの斑点に由来する。 卵胎生で、5匹から10匹程度の稚魚を産む。産まれた直後の稚魚は体長15~30cm程度であるが、体長180cmの個体が60cmの稚魚5匹を産んだ例がある。生まれた稚魚は既に体型も体色も親と同じ姿をしている。飼育下では20年生きた個体の記録があるが、寿命等についてはよくわかっていない。性格は温和で、自ら攻撃してくることは基本的にはない。飼育下では人にも慣れやすいとされる。 肉食性で、貝類、頭足類、多毛類、甲殻類、魚類などの底生生物を幅広く捕食する。 |
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