カワハギ科(Monacanthidae)−ソウシハギ
和名:ソウシハギ 英明:Scribbled Leatherjacket(Scrawled filefish) 学名:Aluterus scriptus (Osbeck,1765) 撮影:S.Goto(八景島シーパラダイス) 分布:相模湾以南。インド・太平洋、大西洋の暖かい海域 特徴:成魚は水深30m以浅の沿岸域、珊瑚礁や岩礁に生息するが、稚魚や幼魚は流れ藻や漂流物につき、かなり北方や、日本海側にも出現する。 流れ藻では頭を下にした姿勢で擬態(ぎたい)するといわれている。 成魚は群れはつくらず単独で生活する。体長70-100cmを超える大型種。体は細長く、体に多数の不規則な青色の模様がある。背鰭第1棘が眼のすぐ上方にある。腹部の鞘状鱗は成魚にはない。ウスバハギに似ているが、体側には青い斑紋があり、尾鰭も細長く、その後端は丸くなる。幼魚は茶褐色で、黒色の斑点を出すためコクテンハギと区別しにくい。背鰭軟条数は44〜50本、臀鰭軟条が46〜52本と多いことでヒメソウシハギと区別できる。 雑食性で甲殻類、軟体動物類、付着生物、藻類などを捕食する。 食用になるが腸に強い毒をもつことがあるため、注意が必要。 |
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