イトマキフグ科(Aracanidae)−イトマキフグ
和名:イトマキフグ 英明:- 学名:Kentrocapros aculeatus (Houttuyn,1782) 撮影:S.Goto(大洗水族館) 分布:相模湾以南の日本、東シナ海 特徴:やや深海性で水深100〜200m、砂泥の海底付近に生息する。流れ藻の下で幼魚がみられることもある。 体長は13-15cmほどに成長する。 ハコフグの仲間に似るがハコフグ科魚種は背鰭・臀鰭直後が甲状の硬い皮膚に覆われるのに対し、本種ではそれらより後ろが体甲に覆われない。甲板には大きな棘があり、体側には大きな暗色斑があることで、キスジイトマキフグと区別できる。尾鰭の主鰭条が11本であること(ハコフグ亜科は10本)、臀鰭の軟条数が10-11本であること(ハコフグ亜科は8-9本)、背鰭と臀鰭の後方には甲板が達しないことなどから、ハコフグ亜科と区別される。棘の数や形は個体差が著しい。 肉は無毒で、ほとんど食用として利用されることはないが、地域によっては食用になる。 |
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